相模湾キハダエビング 開幕直後におけるメソッド
DAIWAフィールドテスター 栗山佳尚です。
ようやく、私が一番大好きなシーズン、相模湾キハダエビングシーズンの到来間近です!
今回はSALTIGAアングラーズレポート「BREAK YOUR RECORD」OPENを祝い、特別に!!シーズン開幕直後における「エビングのキモ」について内緒でお教えします。
さて、シーズン序盤に多い状況として、イワシナブラの脇でエビングをするパターンです。
エビングアングラーはキャスティング好きなことも多く、ミヨシの釣り座を確保出来たアングラーはキャスティングタックルにプラグを装着しているケースが多いです。
しかしながら、ここで私が一番に伝えたいのは「表面に見える魚は全体のごく一部のみ。下に沢山魚はいるので、惑わされずにエビング仕掛けを下に落とそう」ということ。
ここ数年、シーズン中、毎週船に乗り多くのアングラーを見てきていますが、どっちつかずのアングラーが良い結果を出すケースはとても少なく、エビングに徹することでヒットすることが多いです。
「イワシに夢中になっているキハダはオキアミ仕掛けは喰い難いですが、エビングは良く喰います。」
ナブラで表面に出たキハダはその後、必ず水中に潜ります。次の水面での捕食に向けた旋回中に水中でエビングスティックを見つけるとはぐれたイワシだと思って喰ってくるものと私は理解しています。
このコマセ釣りシーズン序盤の圧倒的な強みこそが、相模湾でキハダエビングという釣りが確立されるに至った大きな要因と考えています。
以前のTHEフィッシングをご覧になり、記憶に有る方もいらっしゃるかもしれませんが、2018年シーズン序盤のロケの際も正にこの状況で、キハダがイワシにボイルしている脇でエビング仕掛けを沈めてキハダからのバイトを得ることが出来ました。
上に魚が出ている時は比較的浅ダナを意識してしゃくることもキモとなります。おおよそ水深20m-30mがヒットゾーンとなることが多いですが、攻めるタナについては船長の指示ダナを参考に臨機応変に。
最後にエビングにおけるシャクりの「キモ」について。
私はシーズン問わず、「常にハリスを張り続けること」を意識しています。
ジグを頑張ってしゃくっていると、天秤、ハリスの先のエビングスティックもトリッキーに動いているようなイメージが有るかもしれません。しかしながら、実際は直線的な動きしかしません。
"常にハリスを張り続けることによって、ナチュラルに誘い続けることが出来る。"
経験的にキハダの目の前でエビングスティックが少しでも動けば、キハダは反応しくれます。
潮流や指示ダナに合わせてリールの巻き、しゃくりの幅、ロッドワークのタッチを微妙に加減しながら、天秤の先のハリスが一直線になるイメージを常に持ってしゃくり続けてください。
以上です!!
それでは、今年の夏も相模湾の海上でお会いしましょう!!
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