「SALTIGA ICのクラッチ作動感について②」

清水一成です。


さて、今回もソルティガICのクラッチ作動について書いていきます。

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前回、100シリーズと300シリーズで、クラッチレバーの作動を変えていることをお伝えしました。

クラッチレバー作動とは?

クラッチレバーを押し込む際に、軽くクラッチがOFFに出来るか、少し固めか、の強弱だと思ってください。

それぞれの設定は、
100シリーズ:軽めのクラッチ作動感。
300シリーズ:固めのクラッチ作動感。


なぜこのような違いを持たせたか?

それは、狙う水深や使うジグウエイトが違うから。といった方が伝わりやすいかな。

当然、100も300も、ボディサイズやラインキャパ、ドラグ力、ハンドル仕様まで違います。

狙う対象魚が変わる=水深も変わりますね。


仮に、100シリーズが固めのクラッチだったらどうなるでしょう?

水深40~80m前後、ジグウェイトは120g程度くらいまでを使うとしましょう。

細かくレンジを探るため、クラッチ作動の回数が多いと思います。

その時、クラッチ作動が固いと。。。絶対にストレスを感じます。

更に、ほとんどの方がクラッチを戻すときはハンドル回転でONへ戻す動作が基本です。

100シリーズのハンドル長は、100Pは片側55mm。100は70mm。

比較的短めのハンドルのため、クラッチを戻すときの作動が固いと。。。ストレスを感じます。

逆に、300シリーズが軽めのクラッチ作動だったらどうなるか?

水深80m以深、ジグウェイトは200g程度くらいまでを使うとしましょう。


基本ボトム中心となると想定すると、落とし込むまでの時間と探るレンジが若干広くなるものの、
いずれにせよ、クラッチ作動の回数は多い方だと思います。

その時、クラッチ作動が軽いと。。。不意の動作で簡単にクラッチが戻ってしまう可能性が高まります。


更に、300シリーズのハンドル長は、300は85mm。300H-SJは95mm。
ハンドルノブも大きめ。

こういう仕様で、クラッチ作動が軽いと。。。

予期せぬタイミングでハンドルが回転してしまい、クラッチが戻ってしまう。

とにかくストレスです。


みなさん、ポイントは伝わったでしょうか?笑

とにかく「ストレスを感じないようにセッティングしてある」、簡単に言うとそういうことです。笑

特に300シリーズは、新しい構造を採用しています。

中身のコトなのでここではすべてを言いませんが、100シリーズには無い特別仕様です。

あとは、クラッチ作動の距離も変えています。スプールが大口径なので当たり前なのですが、これも重要なこと。


だから、安心して使えます。


そんなの気にしない方はそのまま通常通り使ってもらえればオッケーです。

いろんなリールと比較してみて初めて、「へぇ~」って思ってもらえればチームカズナリも喜びます笑

地味なパーツだけれど、壊れたら釣りが出来なくなる。そんな超重要パーツです。

そういう、クラッチ作動の違いを感じ取ってくれた方が居たからこそ、今回のブログ内容としました。


今日はここまで。

次回更新は、9月3日(金)予定です。お楽しみに。

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