特集1

オリキンが説く

激渋の中で釣るキモ

W.B.S.トーナメントが土浦新港で行われる際には、最終日にオカッパリ大会・グランドチャンピオンシップ(グラチャン)が同時開催されていますが、6月9日に行われた第三戦のグラチャンではゲストにオリキンが参加。一般釣り人と同じ条件で試合に臨みました。

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快調に釣れたのでご機嫌なオリキンでした

実はオリキン、高校生の頃からこのイベントに参加しておりまして、市原発の始発電車に乗り、土浦着7時30分。そこから小走りで新港に行きました。到着する頃にはすでにミーティングが始まっていたといいます。

そしてそこには川村光大郎もおりました。ミーティングが終わろうとする頃には狙いのスポットに向かって後ずさりしていたようです。

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1995年のW.B.S.会報。折金一樹の名前も見えます。そして1994年の年間チャンピオンは川村光大郎でした。今も若いですが当時はもっと若いですね

さて、そんなオリキンですが、実はこのグラチャンのゲストに招かれたのは3回目で、過去2回はいずれもノーフィッシュに終わっていました。それだけに今回は「何としてでも釣る」ことを目的に参加したといいます。

といっても土浦新港内だけで行われるこのトーナメントで型を見ることは簡単ではありません。それだけに1本の価値があるといえるのですが、オリキンがそんな難解な舞台で魚を釣るために組んだシステムが非常に興味深かったのでご紹介いたします。

「以前はビッグクランクなどで一発を狙っていた」というオリキンですが「やっぱり激渋の中で釣るとなるとフィネスしかありません」ということで組んだ3つのスピニングタックルシステムが

ノーシンカー用

ROD:BLX SG 681ML+XS

REEL:セオリー2506H

LINE: UVF タトゥーラ センサー×8+Si2 1号

ダウンショット用

ROD:BLX SG 6011 L/MLXS

REEL:イグニス 2505

LINE: フィネスブレイブZ 4lb

ライトキャロライナリグ用

ROD:BLX SG 681 L/MLXS-ST

REEL:セオリー2506H

LINE: フィネスブレイブZ 4lb

というもの。シンカーも1.3g程度に落としてひたすらナチュラルな誘いを駆使して口を使わせました。

 この結果、オリキンはこの日一番最初にウェイインするという好調さを見せつけ、結局3本の魚を持ち込むことに成功しました。

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最初に魚を持ち込んだのはオリキンでした(PHOTO:W.B.S.)

 

 さすがにクワセの釣りをさせたら天下一品、そのテクニックもさることながら、ノーシンカー、ダウンショット、ライトキャロライナリグという、アクションをさせてもいい、ステイさせてもいいというリグの特長を最大限に生かせるタックルシステムを組んだことが3本の魚をもたらしたといえましょう。

 渋い中でどうしても型を見たい場合にはぜひとも参考にしたいところです。

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W.B.S.の女性スタッフにも人気のオリキン

ところでプロ戦の方は?

 肝心のプロ戦の方ですが初日、赤羽修弥、橋本卓哉各プロがともに4kg後半のスコアを持ち込み、最終日に大いなる期待を抱かせましたが、失速。赤羽プロが14位、橋本プロが22位という結果に終わりました。

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赤羽、橋本両プロは初日、まずまずのスコアで折り返し、会場を大いに盛り上げました

 試合前日の雨で一気に水温も低下し、気温も激下がりという梅雨寒のタフコンディションは全選手を苦しめたようです。

 これでW.B.S.も前半戦が終了。残すは2デイ1戦、1デイ1戦のみ。ぜひとも巻き返しを期待したいところです。

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初日のスタート前に集中する橋本プロ。反省ポーズにも見えますが...

特集2

三村和弘の関西便り

JB生野銀山湖戦レポート

皆さんこんにちは!と言うかお久しぶりで御座います。スピナベ馬鹿一代三村和弘です。
 今回はJB生野銀山湖戦の模様を!
 その昔は日本記録級のビッグバスが釣れていた生野銀山湖ですが、今や日本でもトップレベルの激タフレイクです。その中で踏み止まりなんとか8位でフィニッシュ!

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今回は踏みとどまって8位でした

今回はヘビダンがメイン! ロッドはスティーズウェアウルフ661MFB-SV。超高感度で非常に使いどころが多いロッドです。
 そしてリールはスティーズCT SVTW 700XH8.1。コンパクトサイズで取り回しが良く、パワーもしっかりありヘビダンみたいにショートピッチングしながらの釣りに有利なリールです。

ラインはもちろんモンスターブレイブZです。今回も?強気な14ポンド! 前日に「勝ってやる」! そんな気持ちで巻き替えしましたよー。

そして、ヘビダンの隠れた名品! スイベルです。ヘビダンというリグは回収時に回転しラインがよれてしまいます。そこで、DスイベルSSです。フック同様にサクサス仕様でよく回転し、ライントラブルを防いでくれます。バカイチは6番を使用しました。

フックは1/0にシャッド系ワーム、シンカーはスティーズワームシンカーTGスリムタイプ1/2オンスを選びました。

そして、写真では分かりにくくごめんなさい!Dの帽子です。昭和なバカイチはキャップではなくて帽子派です。(笑)そんなDの帽子は皆さんご存知?サイズが色々とあるんですよ!

DC70009カモフラハーフメッシュキャップはフリーサイズとキングサイズがあります。普通な頭サイズな方はフリーを、バカイチみたいにビッグなアングラーさんにも安心なキングサイズがあります。


試合という特殊な時間ではやはり全てに妥協のないタックルが必要です。今回もバカイチの腕の悪さをDのタックルが助けてくれましたわー。

参考タックル
ロッド:スティーズウェアウルフ661MFB-SV

リール:スティーズCT SV TW700XH8.1

ライン:モンスターブレイブZ 14ポンド

ジョイント:DスイベルSS 6番

フック:1/0フック+バサーズワームシンカーTGスリムタイプ1/2オンス+シャッド系ワーム
キャップ:DC-70009カモフラハーフメッシュキャップキングサイズ

次は優勝報告します!

霞ケ浦クリーン大作戦 

通称「53 PICK UP」の巻

 5月12日、46回目を迎えた水辺基盤協会主催による恒例の「霞ヶ浦クリーン大作戦」春の陣が大山で開催されました。

 当日は冷たい風が吹きまくる寒い日でしたが、282名が参加して霞ケ浦湖岸のゴミを拾いました。

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行政や地元企業など、釣り人以外の参加者が多いのも53UPの特徴です

 DAIWAチームからは赤羽修弥、草深幸範、佐々木勝也が参加(いつも参加している川村光大郎は取材が入っていたため不参加)して、仲間と一緒に清掃活動に従事いたしました。

 DAIWA本社からは有志6名が駆けつけ、日ごろお世話なっている霞ケ浦を少しでもきれいにしようと、湖岸を歩き回りました。

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グローブライドの精鋭が勢揃い。右のお二方はW.B.S.関係者です

 これが終わると霞ケ浦のバス釣りもアフタースポーンの難しい時期になり、フィネスなタックルとクレバーな攻め方がクローズアップされる、面白い時期がやってきます。

特集2

もう一つのプロガイドの使命とは...

川口直人の場合

 現在、JBトップ50遠賀川戦に向けて鋭意準備中の川口直人プロは今年の春から5月の連休にかけて、北浦でガイドに勤しんでおりました。

 潮来マリーナにボートを駐艇している同プロにとって、北浦は今ではホームに等しいレイクとなっているようです。

 そんな川口プロがガイド活動を通じて感じた直近の北浦の状況は、ズバリ、風次第ということ。

 「キーはやっぱりシラウオで、うまくハマればいい釣りが出来ました。最高はゲストさん二人で16本。ウェイト的には5本で8300gぐらいありました。橋本卓哉プロが準優勝した4月21日のW.B.S.第二戦の二日前のことです」

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橋本卓哉プロが釣りまくった釜谷の石積は今でも人気ですが、風がハマらないと音なしです

 「でも風がうまくハマらないとかなり苦しいのも事実です。さすがにノーフィッシュはありませんでしたが、1本という日もありました。

 私はガイド中はロッドを持ちません。ひたすらエレキを踏んで、ゲストさんに釣っていただくことに専念しています。それがガイドの一番の仕事と思っているからです。

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ガイド中はひたすらエレキを踏む私です

 ですが、ガイドにはもう一つの仕事があると感じています。

 それは......ベストタックルの推奨、ということ。

 ゲストさんの中には最新のタックルで固めていらっしゃる人もいますが、反面、一昔前のタックルを使っていらっしゃる方もいます。人それぞれでいいんですが、厳しい状況の中で釣ろうと思ったらライトリグに頼らざるを得ず、そうなると最新のタックルが必要になってきます。

 例えば、春先はシャッドゲームがメインになりますが、私はスティーズシャッドをリグっています。54 SP SRで4.6gしかありません。従来だったらスピニングタックルの出番ですが、私はベイトキャスティングリール、具体的にはスティーズやアルファスのCT SV シリーズを組んでいます。ラインはフロロの8lb。今までのベイトキャスティングリールだったら全然飛ばないはずです。

 それを、少し古めのタックルをお使いのゲストの方に投げてもらうわけですよ。すると20メートル近くは飛んでいく。ビックリですよ。

 すると、次に私のガイドに来てくれた時にはそのリールが付いている......そんなケースが何回かありました。

 私がいいたいのは、タックルは現場で使って初めて分かるということ。とくにリールはお店で触っても全貌はわかりません。風や波があるフィールドで使ってみて、初めてその良さがわかるのです。違いは一目瞭然です。

 ですから、魚を釣っていただくのがガイドの第一の仕事だとしたら、釣果を生み出しやすいタックルの提案が第二の仕事ととらえています。実際、いい道具を使うと釣りやすくなるんです。

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魚を釣ってもらうことだけがガイドの仕事ではありません

 ちなみに私がシャッドゲームに組んでいたタックルは具体的には

 ROD:STEEZ 631LFB-LM ライトニングⅡ

 REEL:スティーズor アルファス CT SV シリーズ

 で、とくにCT SV シリーズのリールはスピナーベイトやテキサスにも使えるということで、汎用性もありゲストさんにも気に入ってもらっています。

 こうして、私は使いやすいタックルの普及という使命を感じながらガイド業に勤しんでいます。これからもそのスタンスは変わらないと思います。

特集3

女性には

やさしいリールが嬉しい

 5月19日、北浦富士見池でJLBAレディースセミナー&ミニトーナメントが開催されましたので取材してきました。

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参加者は10名。偉大なる草の根運動ですが、継続させていくことでいずれ大きな花を咲かせることでしょう

 この催しは母体のW.B.S.が主催しているもので、文字通りより多くの女性にバスフィッシングを楽しんでもらうことを目的としています。

 当日は10名の女性が参加しました。単独でやって来た方もいましたが、やはりご主人の引率による参加者が多かったようです。

 午前中にラインの結び方やキャスティングの基本などの講習を終えてから、午後、富士見池でミニトーナメントが行われ、ほぼ全員が型を見ることができました。

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午前中はノットのお勉強。実はかなり高度な内容も含まれていたりして...。皆さんはユニノットとクリンチノットの本質的な違いをご存知ですか?

 ここでも印象的だったのが、ストレスフリーなリールを使った参加者が好成績を収めたこと。

 820gでビッグフィッシュ賞を獲得して総合でも2位に入った佐藤真理さんはSVリールの特性を生かして、軽めのテキサスリグを向かい風に向かってキャスト。見事にカバーの中に滑り込ませてバイトをとっていました。

 管理釣り場といえども、リグをきっちり入れないとバスは口を使ってくれません。しかもプレッシャーが高いので、軽いリグを使わざるを得ません。そんな時に、イージーキャストを約束してくれるリールがモノをいうのです。

 これは上級者でも同じことです。上手い人ほど楽に投げられるリールを使っています。

 ちなみに佐藤さんのタックルは

 ROD:ブラックレーベル 671MLFB

REEL: SV LIGHT LTD

 というもの。ノーストレス、ノートラブルのタックルを使うことが大きなアドバンテージになることを証明してくれたJLBAイベントでした。

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準優勝とビッグフィッシュ賞の盾を持つ佐藤選手。イベント翌日、わざわざ事務所でタックルを持った写真を撮ってくれました