Ultimate 6月14日号

特集1

オリキンが説く

激渋の中で釣るキモ

W.B.S.トーナメントが土浦新港で行われる際には、最終日にオカッパリ大会・グランドチャンピオンシップ(グラチャン)が同時開催されていますが、6月9日に行われた第三戦のグラチャンではゲストにオリキンが参加。一般釣り人と同じ条件で試合に臨みました。

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快調に釣れたのでご機嫌なオリキンでした

実はオリキン、高校生の頃からこのイベントに参加しておりまして、市原発の始発電車に乗り、土浦着7時30分。そこから小走りで新港に行きました。到着する頃にはすでにミーティングが始まっていたといいます。

そしてそこには川村光大郎もおりました。ミーティングが終わろうとする頃には狙いのスポットに向かって後ずさりしていたようです。

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1995年のW.B.S.会報。折金一樹の名前も見えます。そして1994年の年間チャンピオンは川村光大郎でした。今も若いですが当時はもっと若いですね

さて、そんなオリキンですが、実はこのグラチャンのゲストに招かれたのは3回目で、過去2回はいずれもノーフィッシュに終わっていました。それだけに今回は「何としてでも釣る」ことを目的に参加したといいます。

といっても土浦新港内だけで行われるこのトーナメントで型を見ることは簡単ではありません。それだけに1本の価値があるといえるのですが、オリキンがそんな難解な舞台で魚を釣るために組んだシステムが非常に興味深かったのでご紹介いたします。

「以前はビッグクランクなどで一発を狙っていた」というオリキンですが「やっぱり激渋の中で釣るとなるとフィネスしかありません」ということで組んだ3つのスピニングタックルシステムが

ノーシンカー用

ROD:BLX SG 681ML+XS

REEL:セオリー2506H

LINE: UVF タトゥーラ センサー×8+Si2 1号

ダウンショット用

ROD:BLX SG 6011 L/MLXS

REEL:イグニス 2505

LINE: フィネスブレイブZ 4lb

ライトキャロライナリグ用

ROD:BLX SG 681 L/MLXS-ST

REEL:セオリー2506H

LINE: フィネスブレイブZ 4lb

というもの。シンカーも1.3g程度に落としてひたすらナチュラルな誘いを駆使して口を使わせました。

 この結果、オリキンはこの日一番最初にウェイインするという好調さを見せつけ、結局3本の魚を持ち込むことに成功しました。

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最初に魚を持ち込んだのはオリキンでした(PHOTO:W.B.S.)

 

 さすがにクワセの釣りをさせたら天下一品、そのテクニックもさることながら、ノーシンカー、ダウンショット、ライトキャロライナリグという、アクションをさせてもいい、ステイさせてもいいというリグの特長を最大限に生かせるタックルシステムを組んだことが3本の魚をもたらしたといえましょう。

 渋い中でどうしても型を見たい場合にはぜひとも参考にしたいところです。

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W.B.S.の女性スタッフにも人気のオリキン

ところでプロ戦の方は?

 肝心のプロ戦の方ですが初日、赤羽修弥、橋本卓哉各プロがともに4kg後半のスコアを持ち込み、最終日に大いなる期待を抱かせましたが、失速。赤羽プロが14位、橋本プロが22位という結果に終わりました。

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赤羽、橋本両プロは初日、まずまずのスコアで折り返し、会場を大いに盛り上げました

 試合前日の雨で一気に水温も低下し、気温も激下がりという梅雨寒のタフコンディションは全選手を苦しめたようです。

 これでW.B.S.も前半戦が終了。残すは2デイ1戦、1デイ1戦のみ。ぜひとも巻き返しを期待したいところです。

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初日のスタート前に集中する橋本プロ。反省ポーズにも見えますが...

特集2

三村和弘の関西便り

JB生野銀山湖戦レポート

皆さんこんにちは!と言うかお久しぶりで御座います。スピナベ馬鹿一代三村和弘です。
 今回はJB生野銀山湖戦の模様を!
 その昔は日本記録級のビッグバスが釣れていた生野銀山湖ですが、今や日本でもトップレベルの激タフレイクです。その中で踏み止まりなんとか8位でフィニッシュ!

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今回は踏みとどまって8位でした

今回はヘビダンがメイン! ロッドはスティーズウェアウルフ661MFB-SV。超高感度で非常に使いどころが多いロッドです。
 そしてリールはスティーズCT SVTW 700XH8.1。コンパクトサイズで取り回しが良く、パワーもしっかりありヘビダンみたいにショートピッチングしながらの釣りに有利なリールです。

ラインはもちろんモンスターブレイブZです。今回も?強気な14ポンド! 前日に「勝ってやる」! そんな気持ちで巻き替えしましたよー。

そして、ヘビダンの隠れた名品! スイベルです。ヘビダンというリグは回収時に回転しラインがよれてしまいます。そこで、DスイベルSSです。フック同様にサクサス仕様でよく回転し、ライントラブルを防いでくれます。バカイチは6番を使用しました。

フックは1/0にシャッド系ワーム、シンカーはスティーズワームシンカーTGスリムタイプ1/2オンスを選びました。

そして、写真では分かりにくくごめんなさい!Dの帽子です。昭和なバカイチはキャップではなくて帽子派です。(笑)そんなDの帽子は皆さんご存知?サイズが色々とあるんですよ!

DC70009カモフラハーフメッシュキャップはフリーサイズとキングサイズがあります。普通な頭サイズな方はフリーを、バカイチみたいにビッグなアングラーさんにも安心なキングサイズがあります。


試合という特殊な時間ではやはり全てに妥協のないタックルが必要です。今回もバカイチの腕の悪さをDのタックルが助けてくれましたわー。

参考タックル
ロッド:スティーズウェアウルフ661MFB-SV

リール:スティーズCT SV TW700XH8.1

ライン:モンスターブレイブZ 14ポンド

ジョイント:DスイベルSS 6番

フック:1/0フック+バサーズワームシンカーTGスリムタイプ1/2オンス+シャッド系ワーム
キャップ:DC-70009カモフラハーフメッシュキャップキングサイズ

次は優勝報告します!