Ultimate 1月10日号

皆様、明けましておめでとうございます。

今年もアルティメットは濃厚なネタをタイムリーにお届けしてまいりますので、

ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

2020.1.10.1.jpg

グランドレイクの夜明け

特集

このニュータックルに期待する その1

赤羽修弥プロの巻

 1月17日から横浜で開催される恒例のフィッシングショーあらため釣りフェスティバルでは、DAIWAのニュータックルが堂々のラインナップでデビューいたします。ハッキリいって今年は、ていうか今年も凄いですよ。

お近くの皆様には、ぜひフェスティバルにお運びいただき、実際に手に取っていただきたいところですが、アルティメットではこれから数回にわたって、DAIWAチームのプロがどんなニュータックルに期待しているか、どんな点に期待しているのか...そういった内容を採り上げてまいりたいと思います。

 第一回は「霞ケ浦の鬼」赤羽修弥プロ。すでに霞ケ浦での初釣りも済ませて、今年の釣運を占ったようですが、同プロがノミネートしたのは二つのベイトキャスティングリール。

 「今年もロッドやルアーなど、注目すべきニュータックルは目白押しですが、私はこの二つにフォーカスしてみたいと思います」

 と見せてくれたのは

 STEEZ AIR TW

20STEEZ_AIR_TW_02.jpg

 TATULA SV TW

20TATULA-SV-TW-103SHL_004.jpg

 すでに動画「Ultimate Bass」などでお披露目されているのでご承知の方も少なくないと思われますが、赤羽プロがダイレクトに説明すると説得力も倍加するものがあります。

2020.1.10.2.jpg

今年期待するニュータックルとして、赤羽プロは「たくさんありますが」と前置きして、「とくにこの二つのベイトキャスティングリールに期待しています」とSTEEZ AIR TW(向かって右)とTATULA SV TWを採り上げてくれました

 赤羽プロはまだお正月気分が抜けていない1月4日、足立区西新井の名門喫茶店「珈琲館」で、まずはブレンドコーヒーをゴクッとひと口飲んでから最初にSTEEZ AIR TWを手に取り、語り始めました。

●STEEZ AIR TW 「このリールは一口で言って、軽いルアーを軽い力で投げられるリールです。極端に言えば1gのルアーもOKです。実際にリグった場合はそれより重くなりますが、とにかくかなり軽いルアーへの対応力は抜群のものがあります。

 そうした軽いルアーはいままでのDAIWAのベイトキャスティングリールでは投げられなかったかというと、投げられました。でも、それなりに技術と注意力が必要でした。けっこう気を遣わないとミスにつながったりしたんです。

でもこのSTEEZ AIR TWなら、楽に投げられます。キャストに余裕があるといいますか、気を遣わなくていい。だから精度が上がる。ショートレンジのキャストがメインになりますが、今まで以上に狭いピンスポットを打つことができます。立ち上がりも軽いので楽に飛んで行ってくれるんです。

具体的な釣り方はベイトフィネス系、つまりネコリグやスモラバがメインになり、釣りとしては従来と変わらないんですが、軽いルアーのキャストに気を遣わなくていいので、他のことに集中できるんです。この違いは実釣では大いなるアドバンテージになりますよ。

2020.1.10.3.jpg

かなり惚れ込んだ眼差しでSTEEZ AIR TWを見つめる赤羽プロ

28mmスプールなのでラインのコイルを気になさる方がいらっしゃるかと思いますが、私が使った印象としては、使うラインが細目なので気になりません。糸巻き量も少ないので、こまめに巻き替えますしね。

ラインに関していえば、8lbがメインで6lbも使えます。ただその場合、柔らかめのロッドの使用が前提ですけどね。つまりいままでスピニングタックルを使っていた釣りも行えるというわけです。スピニングでは難しかったアキュラシーキャストも可能だし、手返しも良くなります。

霞ケ浦などのシャローウォーターでは軽いリグの出番が多いので、トーナメントに限らずオカッパリでも大きな戦力になってくれるでしょうね。

ロッドはスカイレイやハーミットなど、繊細系が向いているでしょう。とにかくすべてが軽くなるリールだと思います」

2020.1.10.4.jpg

「これっ、強烈に戦力になってくれるリールですよ」と指を指す赤羽プロ。今シーズンはこのリールでバリバリ釣りまくりそうな雰囲気が充満しています

このように赤羽プロが太鼓判を押すSTEEZ AIR TW。可能なら釣りフェスティバルでぜひ触ってみてください。

● TATULA SV TW

残ったコーヒーを飲みほしてから、赤羽プロはTATULA SV TWを手に取り、解説を始めました。

「このリールは STEEZ AIR TWと異なり、究極のオールラウンダーといえます。ワームからプラグ、ビッグベイトまで、こなしてくれます。ホールドしやすいフォルムなので、幅広いルアーの使用に応えてくれます。そんな意味では使い勝手が非常に良いリールだといえますね。

2020.1.10.5.jpg

次に赤羽プロが手にしたのはTATULA SV TW。「究極のオールラウンダーとして出番が多いんじゃないですか?」と解説

32mmのスプールは立ち上がりが早いので、釣りが楽です。マグブレーキとの相性も煮詰められているので、SVなのに飛んでくれる。ピッチングでは水面ギリギリを低弾道で飛ばすことができます。

でも一番凄い点はコストパフォーマンスですね。複数所有することも可能でしょう。だからギヤー比違いで揃えれば、巻き物から撃ちモノまで完全制覇してくれます。実際の釣りでは強力な戦力になってくれると思いますよ。

このリールもぜひフェスティバルで手に取って見てほしいですね」

2020.1.10.6.jpg

「コスパにモノを言わせてギア比ごとに複数台用意すれば、あらゆるシチュエーションに瞬時に対応してくれるでしょう」と、プロらしい言葉でこのリールを評してくれた赤羽プロでした

とまとめてくれた赤羽プロ。これはもう、見て触って回してみるしかないですね。それではとりあえず横浜でお待ちしております。という話題でした。