Ultimate 9月24日号

特集1

偉業達成!

JBマスターズ年間レースでワンツーフィニッシュ!

藤田京弥プロ A.O.Y.!

山下尚輝プロは、RUNNER-UP ! (2)

 9月11日と12日に長野県野尻湖で行われたJBマスターズ最終戦「DAIWAカップ」において、藤田京弥は3位入賞、そして山下尚輝は18位でフィニッシュ。この結果、年間レースにおいて藤田プロは栄光のA.O.Y.に輝き、山下プロは2位で終了。DAIWAチームがワンツーフィニッシュするという偉業を成し遂げました。

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お立ち台の1番と2番をDAIWA勢が独占しました。オリンピックでもなかなか見られない光景です(PHOTO:JBNBC)

 とくに藤田プロの戦い方は圧巻で、初日5本5,420gでトップ発進。今年のマスターズにおいては全試合初日トップという前代未聞の記録を作りました。

 二日目は2本1,784gに終わったものの、総合3位でフィニッシユ。危なげなくマスターズA.O.Y.の栄冠を勝ち取ったのです。

 今年のJBマスターズにおける藤田プロの戦い振りは以下の通りです。

 第一戦 3月13日14日  奈良県津風呂湖 10,619gで1位

 第二戦 7月10日11日  茨城県霞ケ浦  6,246gで2位

 第三戦 7月31日8月1日 山梨県河口湖  17,170gで2位

 第四戦 9月11日12日 長野県野尻湖   7,204gで3位

 この結果を観てもわかるように、全4戦で優勝1回2位2回3位1回という安定ぶりは驚異的。とくに今年はコロナ禍のおかげでスケジュールが乱れ、プラも思うように行えない中でのこの成績はまさにA.O.Y.の称号に相応しい堂々たるものといえましょう。

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強豪ぞろいのJBマスターズにおける2度目のA.O.Y.は誇るべき快挙です

 ちなみに藤田プロのマスターズA.O.Y.獲得は2018年に続いて2回目。昨年は6位でしたが、その時のA.O.Y.はDAIWAチームの山下一也プロが獲得、つまりDAIWAメンバーが2年連続A.O.Y.に輝いたことになります。

 また、この試合では山下尚輝プロの健闘も目立ちました。初日5本3,304gを持ち込み6位発進と存在感を示し、二日目はやや苦しんだもののトータル18位とまとめ、年間レースでも2位を確保いたしました。昨年3位からの1ランクUPということで、着実な成長を見せたわけです。

 この2選手の活躍はDAIWAチームの強さを全国に印象付けたものといえ、今後のトーナメントシーンにおいても主導的な役割を果たすことを暗示しています。

そして......

 藤田京弥プロ JBトップ50桧原湖戦で優勝!

 まさに止まるところを知らない勢いとはこのこと。マスターズのA.O.Y.に輝いたばかりの藤田プロは9月17日から19日までの3日間、福島県桧原湖で行われたJBトップ50第4戦でも優勝してしまったのです。

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ルビアスエアリティーのQDモデルを駆使して堂々の優勝を遂げた藤田プロ

 三日間のトータルは13,490gという、桧原湖の常識を完全に覆すもの。釣り方の詳細はいずれJBのサイトにUPされると思いますが、ルビアスエアリティーのQDモデルが大活躍した模様です。

 この結果、藤田プロの年間暫定ランキングは当然1位。今後10月の七色ダム戦、11月の弥栄湖戦と連戦が待っていますが、トップ50でもA.O.Y.に輝くと、マスターズと同時獲得ということになり、まさに空前の記録を作ることとになります。

 カタズを飲んで見守ることにしましょう。

 ちなみに同試合ではDAIWAチームの川口直人プロもシングルフィニッシュ。9位に入る活躍を見せました。

特集2

ある日の佐々木勝也

 この写真は9月のある日、霞ケ浦の某水門で撮られたもの。アングラーは言うまでもなく佐々木勝也です。

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茨城県人の佐々木勝也ですから、思う存分霞ケ浦の釣りを研究できるわけです

 写真では明るく見えますが、実はこの時すでに夕方の6時前。このように佐々木勝也は常に真っ暗になるまで釣りをしているのです。その根底にあるのは、霞ケ浦を知り尽くしたいという研究心。だからこそ、霞ケ浦に適した数々のルアーを生み出すことができるのでしょう。

実はこのエリアに来る前に、佐々木勝也は東浦の流入河川でシュリンピードJrを使い2kgをはるかに超えるとんでもない超極太を仕留めたとか。シュリンピードでは他にも45上の太いのを釣った模様。

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シュリンピードJr.の高速巻きに飛び付いてきた2kgUP! ナイスバスです

「両方とも秋らしく高速トゥィッチでドカンと出てくれました。シュリンピードJrの秋の破壊力は絶大です。秋の小型のエビ食いビッグを食わせるためにダウンサイジングしたルアーなので、デカイ魚を釣りたい方はぜひトライしてみてください」

 とは佐々木勝也の言葉。いゃあ、素晴らしいですね。かなり釣りにくくなった霞ケ浦では、こうしたルアーを適材適所で使うことが結果につながります。

 ちなみにタックルは

ROD: リベリオン681LFS

REEL: 20ルビアスFC LT2500S

LINE: タトゥーラセンサーPE×8 +Si2 0.6号にリーダーは、フィネスブレイブ5ポンド

ということです。みなさんもシュリンピードJr.でこうしたナイスバスを釣ってみませんか?