Ultimate 3月11日号

さあ、シーズン・イン!

トーナメントが始まる!

 3月の声を聞くと同時に一気に暖かさを増した日本列島。啓蟄を過ぎると水温も徐々に上がり、魚もおもむろに浅場に差してきます。そうです。いよいよ待ちに待った春がやってきたのです。すでに各地のフィールドからは景気のいい便りが届けられています。

 春といえばプロスポーツが始まる季節。ゴルフや野球も開幕します。バストーナメントも例外ではありません。すでに本場アメリカではトレイルがスタートしていますが、日本でもいよいよ始まります。メジャーなところではJBマスターズが3月19日から、W.B.S.も3月27日に初戦を迎えます。

 この「アルティメット」ではそうしたトーナメントにおけるDAIWAチームの戦いぶりをタイムリーにお伝えする予定ですが、開幕前にビッグニュースをお届けいたしましょう。

 それは......

  • ビッグな若手が仲間入り!!

 今年からDAIWAチームに二人のメンバーが仲間入りします。二人とも20代。MAXフレッシュな若手です。ただでさえぶ厚い陣容を誇るDAIWAチームですが、それがさらに充実することになりました。

 そこで今回は新人二人に焦点を当て、そのバックグラウンドや今年にかける抱負などを特集してみました。

  • 弱冠22歳、JBトップ50初年度でいきなり優勝の「青木唯プロ」。

22.3.11.7.jpg(Photo by JB NBC) (2021年9月開催: JBマスターズ第4戦 DAIWA CUP:優勝!)

青木唯(あおき・ゆい)。通称「ゆいピー」。1999年10月1日山形県山形市生まれ。ヒューマンアカデミーフィッシングカレッジを経てバスプロの道へ。主な成績は2019年JB河口湖チャプター年間1位。2021年JBマスターズ2連勝、JBトップ50第2戦優勝など。同年のJBトップ50ではいきなり年間4位。藤田京弥プロとともに、これからのバストーナメントを引っ張っていく若手の代表的存在。

 最初にご紹介するのは青木唯プロ。JBトップ50参戦初年度でいきなり優勝。2022年はゼッケン4番を確保したシンデレラボーイです。

 山形で生まれて育った青木プロは高校時代から本格的にバスフィッシングを始め、ヒューマンアカデミーフィッシングカレッジに入学。卒業からまだ日も浅いのにいきなり大活躍。一度勝つことさえ難しいJBトップ50で初年度から優勝してしまうという離れ業を演じて見せてくれたのです。

 実はDAIWAメンバーの藤田京弥プロも青木プロのポテンシャルに早くから目を付けていました。というのも、二人ともサイトフィッシングが得意という共通点を持っていたからです。

 青木プロも

 「基本的に魚を見て釣るのが好きです。一般的なサイトフィッシングからいわゆる『魚探サイト』まで、見えている魚に口を使わせることに快感を覚えるのです」

 と語っていました。

 しかし青木プロの凄いところはブラインドでも十分に勝負できるポテンシャルを秘めていること。

 「今年のJBトップ50は5戦中3戦がマッディウォーターのフィールドで行われるので、楽しみなんです。マッディでの実力をまだ見せていないので、逆にチャンスととらえています。プラクティスもガッツリ入って、僕の真価をお見せしたいと思っています」

 そんな青木プロに目標を聞いてみたところ

 「まだマスターズもJBトップ50も年間チャンピオンを獲得したことがないので、両方獲りたいです」

 と力強い答えが返ってきました。

 青木プロにとくに気に入っているDAIWAタックルを伺ってみると

 「やっぱりジリオンSV TWですね」

 と意外な答えが返ってきました。実は青木プロ、投げて巻く「普通の釣り」も十分得意なのです。

 「初めてジリオンSV TWを投げた時には驚きましたね。いままでいろいろなベイトキャスティングリールを投げてきましたが、全然違いました。どこまでも気持ちよく飛んでいきます。『スゲー』と思いました。とにかく投げやすいし全然バックラッシュしない。これはかなり戦力になると確信しました」

 とまとめてくれました。

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2021年11月に山口県弥栄湖で行われた第2戦(同年における事実上のJBトップ50最終戦)を報じる『Basser』誌。この試合で勝ったのは青木プロ、そしてA.O.Y.を決めたのは藤田プロ。二人で栄誉あるトロフィーを持つ写真が掲載されている。この試合でもジリオンSV TWが勝利を呼びよせた。

  • 周囲の皆さんに感謝しかありません

 そして最後に青木プロはこう締めてくれました。

 「今回DAIWAさんにお世話になることになったのも色々な人の縁からです。僕は本当に周りの人に恵まれていると思います。そうした人々の温かいサポートに報いるためにも、精一杯の釣りを目指したいと思います」

 直近の試合は3月19日から北浦で行われるJBマスターズ。

 「マジ、釣れません。かなり厳しい戦いになると思います」という青木プロですが、そこは秘策を持っているはず。ぜひともナイスゲームを見せてほしいところです。

  • 「カスブラ」で人気。実力もピカ一の「宮嶋駿介プロ」

 もう一人もやはり2021年のJBトップ50に初挑戦で好成績を納めた宮嶋駿介プロ。こちらも29歳の若手です。

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宮嶋駿介(みやしま・しゅんすけ)、通称「みやし」。1993年2月22日、茨城県小美玉市生まれ。人気YouTubeチャンネル、霞ブラザーズ略して「カスブラ」の中心人物。大学卒業後一度は教職に就くも辞職してバスプロの道へ。2021年JBトップ50への昇格を果たし、安定した成績を残し2022年はゼッケン9番で戦う。霞ヶ浦がホームなのでマイゲームはシャローカバー撃ち。

 茨城県小美玉市といえば霞ヶ浦の「庭」。幼少の頃からバス釣りに親しんでいた宮嶋プロは当時から自転車で霞ヶ浦の東浦方面に釣行していたようです。ですからマッディシャローゲームは得意中の得意。2021年7月に北浦を起点に行われたJBトップ50第2戦では、初日に北浦最上流のカバーから見事なウェイトを持ち込み1位発進。2日目、3日目は超タフコンディションに見舞われ苦戦しましたが、それでも5位入賞。至難の業といわれる参戦1年目から表彰台に立ちました。

 この模様は『Basser』誌でも紹介され、宮嶋プロの熱血カバー戦略が注目されました。

しかし同プロは

 「JBトップ50に出るようになってからディープの釣りも勉強しています。目指すはA.O.Y.ですから年間を通じて外さない釣りが絶対条件です。そのためには釣の幅を広げないと...。JBトップ50の選手がみんな強いのはわかっていますが、そこで勝ってこそ価値があると思います」

 と決意も固いようです。クリアウォーターが得意の青木プロとは対照的ですね。すでに初戦の遠賀川に気持ちが移っているようです。

※前段で、青木プロについて「ブラインドも得意、マッディ戦が楽しみ」という表記があります。宮嶋プロと「対照的」でしょうか

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宮嶋プロのJBトップ50北浦戦の戦い振りは『Basser』誌で6ページにわたって特集された。いま読み返してみても、凄まじいドラマがあった。このゲームでキーとなったタックルは

ロッド:STEEZ SC661M/MLFB-SV(19SCウェアウルフ)

リール:SSエア

ライン:フィネスブレイブZ10lb

シンカー:バザーズワームシンカーTGバレット2.7g

  • スカイレイに期待大

 契約以前からDAIWA製品を使っていた宮嶋プロですが、トーナメントにおいて絶対の信頼を寄せているのがスカイレイシリーズ。

 「ずっと使っています。パワープラスも最高です。2022モデルの『68』にも大いに期待しています。スカイレイシリーズに助けられたことは何回もあります。そもそも3in程度のノーシンカーをテンポ良くズバズバ撃って行く釣りがマイスタイルなので、キャスト精度が上がるこのロッドは欠かせません。軽さと感度も他の追随を許しませんね。そしてルアーを引っ張り過ぎない適度なティップのしなやかさがいいですね。年々シビアになる霞ヶ浦や北浦では、こういうロッドの性能が釣果の差になります」

 このように静かに語り切った宮嶋プロですが、心の中ではメラメラと闘志が燃えたぎっているのが理解されました。

 そして

 「カスブラでオカッパリに行く時にはブレイゾンの出番が多いですね。最高のコスパロッドだと思います。カスブラの仲間もみんな使っていますよ」

 と補足してくれました。

 こうして二人の若手が加わったDAIWAチーム。今年のトーナメントにおける活躍が今から楽しみです。きっと皆さまがワクワクするレポートをお届けできると思います。ご期待ください。

 最後に、青木、宮嶋両プロを始め、DAIWAメンバー全員への温かいご声援をお願いいたします。