Ultimate 4月22日号

特集1

速報!

藤田京弥プロ

B.A.S.S.ノーザンオープン戦で堂々の10位入賞

Ultimate from USAでもレポートされたように4月14日から16日までの3日間、アメリカ・バージニア州のジェムスリバーで開催されたB.A.S.S.ノーザンオープン初戦において、DAIWAチームの藤田京弥プロは初挑戦で10位に入賞するという離れ業を見せてくれました。

thumbnail_2022.4.22.1.jpg

アメリカのトーナメント初挑戦での戦い振りが注目されていましたが、決勝進出の10位フィニッシュ。あらためて藤田プロの非凡さが証明された結果でした

 4月1日から3日にかけて行われたJBトップ50遠賀川戦で優勝した藤田プロはその日、成田に飛び翌日、B.A.S.S.のオープン戦に出場すべく渡米しました。

そこから様々な準備を経てノーザンオープン・ジェームスリバー戦に出場したのですが、その戦い振りは日本に居る我々を熱狂させるものでした。

初日は約15ポンド釣って来たものの32位スタート。さすがに本場はレベルが高いという印象を与えました。それでも223人中の順位ですからまずまずの結果です。

しかし3日目の決勝に進めるのはわずか10人。ですから2日目は20ポンド近いビッグウェイトを持ち込まなくてはなりません。

そんな状況で迎えた2日目。藤田プロは複数のビッグバスを仕留めて堂々の18ポンドオーバーをウェイイン。総合8位で決勝にコマを進めたのです。初チャレンジでの決勝進出。これはもう快挙と言わざるを得ません。

最終日は優勝だけを狙ってビッグフィッシュパターンを推し進めた結果、10位に終わりましたが、素晴らしい戦い振りだったといえましょう。

ちなみにこの試合で優勝したのは日本人エリートプロの木村建太選手でした。おめでとうございます!

藤田プロの優勝も遠い将来のことではないかも知れません。

特集2

青木唯プロ

JBスーパーバスクラシックで5位入賞!

連続表彰台継続中!!

JBトップ50遠賀川戦の翌週、4月9、10日の2日間、山梨県河口湖で行われたJBスーパーバスクラシックにおいて、DAIWAチームの青木唯プロは2日間とも確実に魚を持ち込み、堂々5位に入賞いたしました。

2021年のクラシックが延期されて開催されたこの試合は選ばれた50名のアングラーで戦われましたが、コンディションは超絶タフを極め、ノーフィッシュ帰着も少なくない厳しいものでした。そんな中での入賞ですから「さすが」という声も多数聞かれました。

thumbnail_2022.4.22.2.jpg

河口湖における安定した成績はサスガといわざるをえません

青木プロは3月27日に河口湖で行われたJB河口湖Aトーナメントで優勝しており、遠賀川のトップ50が4位。そして今回のクラシックで5位に入ったわけですから、3試合で表彰台に立ったことになります。これは稀有な記録といえましょう。

青木プロのゲームは得意のライブスコープサイト。ポークのノーシンカー、リップレスミノーのスローシンキングチューンを駆使したようです。初日は6本の魚を掛けたようですが、獲れたのは1本。

「負ける試合とはそんなもんです」

と少し悔しそうに語っていました。

そんな釣りに青木プロが動員したタックルがルビアスエアリティFC LT 2500S-XH-QD。使用ラインがスティーズフロロ X'LINK 3lb。

「2日目は2kgフィッシュを掛けたのですが、さすがに3lbですからクイックドラグがなければ獲れなかったと思います。助けられました」

とは試合後の弁。

thumbnail_2022.4.22.3.jpg

河口湖でのマスターズ第2戦で4連続表彰台なるか!? 注目度はMAXです

こうなると4月23、24日に河口湖で開催されるマスターズ第2戦での表彰台が期待されますが

「いゃあ、厳しいと思いますよ。エリア制限などもあって、より難しいゲームになると思います。季節は少し進んでクラシックの時とは状況が変ると思いますが、簡単ではないことは確かです。でも4連続表彰台を目指して頑張ります」

 と冷静に答えてくれました。期待したいと思います。

特集3

W.B.S.の第2戦も

注目されます

 4月24日にはW.B.S.の第2戦も行われます。今回は土浦スタートの全域戦。つまり北浦までの広大な水域がエリアとなります。

 3月27日に北浦で行われた第1戦はW.B.S.の歴史上かつてないほどのスローゲームになってしまいましたが、4月末だとさすがに霞ヶ浦のコンディションは上がり調子のはず。

 キーとなるファクターはプリスポーンのビッグバスをどう見つけて食わせるか、ということになりますが、当然イージーゲームは期待できません。そうなると軽さと感度に優れたタックルがモノを言います。全体の繊細さが重要になるのです。

 通常では感知しえないバイトを伝えてくれ、掛けてからは柔軟に魚をいなしてランディングに持ち込めるタックルが厳しいゲームにおいて結果をもたらしてくれるといえましょう。

 アングラーのスキルとタックルのパフォーマンスが優劣を決定する総合戦、それが最新のバストーナメントなのです。

 そんな意味ではDAIWAのNEWアイテムがどう機能してくれるのか、その点も楽しみです。

すでに組み合わせも発表になっており、DAIWAチームの赤羽修弥、橋本卓哉、草深幸範、島後英幸、中根亘らの活躍が期待されます。

thumbnail_2022.4.22.4.jpg

北浦での第1戦のリザルトを渋い表情で見る橋本プロ。土浦戦はやってくれるでしょう

thumbnail_2022.4.22.5.jpg

第一戦で矢幡ワンドを流す島後チーム。今回もこのボートで挑みます

 こうして日本もアメリカも、いよいよ本格的にトーナメントが盛り上がって来ました。DAIWA勢の奮闘ぶりに注目しましょう!