「クロマグロキャスティング」佐藤偉知郎
近年、以前よりも魚が少し増え、アベレージサイズも少し大きくなってきている状況に有ると言えます。
このような状況だからこそ伝えたい事として、クロマグロキャスティングにおいては8-9割が釣りをする前の準備で決まるということです。
出来る限りの準備を完璧にやって欲しいと思います。
準備とはどのような事かというと、
先ずはノット。
そしてバランスが合ったタックル。それがどのくらいの魚に照準を合わせたタックルなのか。
船長たちは一生懸命ヒットさせようと頑張ります。しかしながら折角ヒットさせてもノットが適当で抜けたりするようだとその努力が無駄になってしまう。
また、獲れないのにヒットさせてもいたずらに魚を傷めるだけとなってしまうので、自分には獲れないサイズと思ったら投げないということも必要になってくると思います。
「どうすれば大きい魚が釣れますか」という質問がとても多いですが、一番重要なのは「どうすれば」という以前の問題だと思います。準備が出来た上で、じゃあ「どうすれば」というのはまた別の話だと思います。
例えば、どういう状況だったらどう掛ける、どういうサイズでどこに掛かったらどういうファイトになるのか。こういう掛かり方だったら船の操船はどうする等など、これらはずっと後の話なのです。
準備が出来ていなければ、いざという時、全てがムダになってしまう。
皆さんには全ての根本となる準備の部分をしっかりと固めてから次に歩を進めていって欲しいと思います。
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