「日本海、寒ブリ狙いのコンビネーションジャーク!」吉田匡克

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いよいよ寒ブリの季節に突入です。
私のホームグラウンドであるの丹後方面でもブリが上向いてきてます。
ボテボテに肥えたブリを仕留めるためのジャーキングメソッド
『コンビネーションジャーク』の丹後版、丹後ジャークを使いこなして確実にブリを仕留めましょう。

コンビネーションジャークのメカニズムとしては、速いルアーのジャーキング(リーリング)により魚にルアーを追いかけさせて、追尾してきた魚に対して減速やダートなど使い、ルアーのアクション変化によりバイトするための間を与えてバイトに至らすジャーキングメソッド。

加速で魅せて
距離を追わせて
減速で反応させて
間合で喰わせる

この4段階のモードを約20メートルほどの距離を使い魚の活性を上げて喰わせる。

文章で書くと長くなるのだが、このメソッドの型をなぞれば誰でも簡単にできる。

①ショートジャーク速巻き10メートルからのミドルジャーク5回

②ショートジャーク速巻き10メートルからのワンピッチジャーク10回

③ショートジャーク速巻き10メートルからのポーズ

などなど

速巻き10メートルの部分は地域や魚の活性により5メートルから30メートルと変わるのでこの距離を素早く見切るのがバイト数に大きく関わってくる。

速巻き距離をローテーション(10m→15m→30m)してチェックすると効果的だ。

速巻きに関してだが、若者ジガーと年配者ジガーとでは当然ジャーキング速度が違うのだが、あまり無理をしなくてもコンビネーションの効果は有効となる場合が多い。
基本スピードからの変化でコンビネーションシャークの効果が出るからだ。
だから個々で持てる力の内で最速のジャーキングスピードを出せば良い。
まぁ、あまり遅すぎると効果は半減する事もあるが釣れないことは無いのでご安心を。

さて、ここまでのコンビネーションシャークのパターンだが『追わせの速巻き10メートルからの喰わせのタイミング』と、なるのだがこれで終わらせるとボトム付近の青物にしか、アピールできない。

そこで、次の仕事をする。
ここまでのコンビネーションジャークパターンをワンセットと考える。ワンセットが10m+10mで20m。ボトムから50mの付近の宙層で青物の反応がある場合、下から追いかけてくる魚も獲るためにコンビネーションジャークを4セット行う。
反応がある位置からさらに追いかけさせなくてはならないので3セットで止めるのではなく4セットまでしゃくる。
これでボトムから宙層までアピールする事が可能となる。
冬〜春にかけてはボトム中心で釣れる場合が多い。

が、ベイトフィッシュの反応が良ければ宙層でも魚は喰ってくる。
青物は元気なのだ。

次に
ジギングはバーチカルが基本だ。
潮で船が流れていくので普通はポイントが次々と入れ替わって行き新しいポイント、フレッシュな魚を狙うことができる。
のだが、日本海ではほとんど潮流がなく、船がちっとも動かない事がほとんどだ。
その場合ジギング船ではドテラ流しでポイントを変えて行く方法をとる。
我々アングラーもそれに対応するためジクを投げて横引きで攻めていくこれにより広範囲に探っていく。
横引きすることにより船のプラッシャーからジグが遠ざかりより青物に出会える可能性が高くなるのだ。

距離と速さ。縦と横のジャーキング。コンビネーションジャークはたくさんの手数を使いより魚を獲るメソッドだ。これからのハイシーズンにこれらを使いこなして、ぜひ巨大な寒ブリを仕留めてほしい。

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