「ベイトリールに求める要素」
清水一成です。
今回、僕はベイトリールに何を求めるか?何を望むか?そんな話をしていきたいと思います。
「良い製品を世の中にリリースする」
言葉にすると簡単ですが、これって滅茶苦茶難しいことなんです。
多くのスタッフが関わる製品開発。
一緒に作り込むには、「意識の統一化」を行うことが大事です。
ただし、言葉だけでは大事な点を伝え漏らしたり、人数が増えると共通の認識を保つことが難しくなる...これらは非常に困難だと思いました。
僕が「良い製品を世の中にリリースする」為に、まずはチームカズナリを作ることにしました。
チームの条件は「同じ温度感で製品開発をしていこう!」たったコレだけでした。
ダイワスタッフの畠中、崎山、富樫。これがチームカズナリのダイワ最強一枚岩です。
このチームに、自分の釣りのイズムを共有することで、自分が何を考え、言葉で伝えきれないニュアンスをどう汲み込んでくれるか?が、良い製品を生み出せるギリギリの領域に至ると考えています。
製品は、絶対にヒトから生まれます。
僕の思い描く意識統一が出来ているからこそ、今回僕のワクワクが止まらない製品にグッと近づいたのかもしれないです。
...すみません。
ベイトリールに求める熱意の魂、チームが大事なので話が長くなってしまいました。
テーマに戻ると、僕がベイトリールに求める要素、すなわち「剛性」です。
剛性という言葉は、とても大雑把な感じになりますが、単純なんです。
皆さん、世界一強い剛性感のあるリールがあったら、と想像してください。
そういうリールは、
・巻き上げが軽い。
・トルクが凄い。
・そもそも壊れにくい。
・魚とのやり取りが楽。
・水中環境が分かりやすい。
きっとこんなリールだと思います。
これらは、すべて剛性があってこそ!の結果。それだけ剛性は大事なんです。
ただ、剛性があってもサイズが大きくてもいいのか?自重は重くてもいいのか?!となりますが、
一日中シャクるジギングを考えると、そうもいかないです。
例えば、握った時にゴツゴツしていたら手が痛くなる。重かったら、握力も無くなってきますね。
剛性が大事。でも過度には不要。
そのバランス感覚追求が、今回のリール開発のテーマになりました。
もっと伝えたいですがここまでにしておきます。
また、このリールに触れる機会があれば、是非触れて下さい。
衝撃と感動とワクワクが一気に身体の芯に駆け巡ります。
次回は「ベイトリールの巻きについて」の話を12月11日(金)に更新したいと思います。
お楽しみに。
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