「SALTIGA IC300H-SJ:1回転98cmについて」
清水一成です。
前回のブログをおさらいすると、一回転84cmの巻き取りは、真鯛や巻き取りスピードの速さに好反応を示す青物に対応する理想のワンピッチジャークを狙った使い勝手の良いスピード設定と考えています!といった内容でした。
今回は、ソルティガIC300の一回転98cmの巻取り長についてお話していきたいと思います。
今回のソルティガICのラインナップで、初の300シリーズが加わったことで、どれを選べばいいか悩んでいる皆さんに少しでも参考なれば嬉しいです。
何故僕がこの一回転98cmにこだわって作ったかというと、2点あります。
①レベルワインド搭載リールで、今までに無い巻き取りスピードを実現すること
②レベルワインド搭載リールで、近海ジギングからアカムツまで狙える懐の広いリールを開発すること
特に①のギア比7.3とφ43mm大口径スプールが発揮する98cmの巻き取りは、ベイトジギングの泣き所だった巻き上げスピードの遅さを払拭し、新たな世界観を変えるところまできました。
今までのライトジギングのレベルワインド搭載ベイトリールの世界観には無い持ち味が出せたと言えます。
巻き上げスピード故の魚へのアピール、そしてジグ回収の早さ、速さ故のジャークコンビネーションの使い分け(例えば1/2 50cm巻取りや1/4 25cm巻取りピッチでのジギング)、そして小さな力でのリールとロッド入力でも簡単にジグの動きを演出出来ます。ここで魚に食わす!というオイシイ演出を、自分の理想通りに描くことができる巻上げスピードだと思っています。 ②の幅広い近海ジギングから中深海まで見据えたリールを作るためには、このブログでずっと言い続けている通り、剛性が絶対に必要。
今までのレベルワインド搭載ジギングベイトリールにおいて300gのメタルジグでジギングができたでしょうか? 今回のソルティガICなら出来るんです、中深海300mクラスも対応出来てハンドルアームのたわみなどは感じません。ハンドルワークは釣果に直結します。だからノブもめちゃくちゃこだわりました。今回のTシェイプノブは握ることはもちろん、軽くつまんでシャクることの両方ができます。 力と繊細さを兼ねた今回のハンドル回りはかなり重要になると僕は思っています。 300シリーズ、それぞれの魅力と開発にかける想いを書かせていただきました。
300(84cm)と300H-SJ(98cm)、どれにするかは楽しみながら悩みましょう! この悩む時こそが楽しい瞬間です。このアングラーズレポートを参考にしてくれたらと思います。皆さん、発売になるまでに自身に合うギア比選びを大いに悩んで下さいね!
今回はここまで。
次回更新は、2月19日(金)予定です。お楽しみに。
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