「SALTIGA IC300:1回転84cmについて」

清水一成です。


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今回は、ソルティガIC300の一回転84cmの巻取り長についてお話していきたいと思います。


僕が使用してるのは、主にソルティガIC300H-SJになりますが、ソルティガIC300を全く使用しない、という訳ではありません。


では、どのタイミングで使うの?どういう使い分けをしているの?といった疑問が出てくるかと思います。
今回はソルティガIC300について、こういうタイミングで使って欲しい!という内容です。


仕様としてギア比6.3であるIC300は、ハンドル1回転84cmです。

これは、何が有利かというと魚種や釣法によって使い分けをして欲しいんです。

例えば、真鯛。

実は、過去に「どれだけの巻き上げスピードまで真鯛が釣れるか?」を検証していたことがあります。
1回転90cm以上の巻き取りスピードが可能なベイトリールでは、真鯛の適正流速でもヒットしにくくなる傾向があるな、と感じています。

当然、海況は日々変わるワケで、正解かどうかは各個人で違うと思いますが、個人的には真鯛がターゲットなら75cm~80cmが食わせやすい回転速度だと思っています。


では何故ソルティガIC300は84cmなのか?それは、青物にも対応するスピードを追求しているからです。

巻き取りスピードの速さに好反応を示す青物は、全国津々良浦沢山いますので、84cmは理想のワンピッチジャークをする使い勝手のいい巻き取りスピードと言えます。
そして今回のコンセプトのコンパクトで堅牢、高剛性、パワフルな巻き上げという、高い基本性能がこのリールにぎっしり詰まっています。

あと皆さん気が付いたかな~?
ソルティガIC300とソルティガIC300H-SJでハンドルアームの長さを変えてます。

ソルティガIC300は75-85mmロングハンドル。ソルティガIC300H-SJは85-95mmロングハンドルにしました。


何故機種によって変更したか・・・

例えばIC300で85-95mmのロングハンドルを装着したら、ジグが切れてしまった?と思うほど、今回は巻き上げの軽さが発揮されます。
ギア比が6.3なことからわかることは・・・パワーが出過ぎてしまう!
なのでハンドルアームを長くし過ぎないように最初から短くして、敢えて負荷を感じやすいセッティングとしました。ハンドル1回転が速く回転するようにしてハイギアの感覚を持って欲しかった理由が、そこにはあります。なんでもかんでもハンドルを長くすればいい!というワケではないですからね。

剛性、ギア比、ハンドルアーム、どこからでもアジャストできるようになっていますが、バランスが大事なんですよね。

それでもギア比で補うことができない時はハンドルアームの調整で75mmにしたりと、個々の適性の引き心地にマッチング出来ます。

これは、今回のリールが全てにおいて剛性が出てるからこそ出来ることなんです。

また、大事なポイントをお伝えしておきますと、ダイワのベイトリールのギア比表記が変更となってますので注意が必要!


簡単に言うと、SH表記が無くなりました!→ココ押さえましょう。ということで、


ギア比5〜:P(パワーギア)


ギア比6〜:無表記


ギア比7〜:H(ハイギア)


ギア比8〜:XH(エクストラハイギア)


こんな表示へ変更されました。


知らない方がほとんどですので、参考まで。


少し振り返ってみましょう。


ギア比6点台:今まではH表記でした。ソルティガBJ200Hが良い例かと思います。ハイパードライブによる設計思想からは、ギア比6点台は、記号が付きません。だからソルティガIC300なんですね

ギア比7点台:今まではSH表記でした。ソルティガBJ200SHが良い例です。今後H表記になるので、ソルティガIC300H-SJという表記となってます。SJは、スロージギングモデルの略ですが、ハンドルアームが85-95mmのロングハンドル搭載しているための表記です。


盛り沢山になりました、今回はここまで。
次回は僕がメインで使用している98cmの巻き取りスピードについて話してみようと思います。
皆さん、発売になるまでに自身に合うギア比選びを大いに悩んで下さいね!

次回更新は、2月12日(金)予定です。お楽しみに。

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