「茨城近海 深海ジギング 」栗山佳尚
DAIWAフィールドテスター 栗山佳尚です。
私のホームフィールド茨城近海においては年明け1月から4月にかけてのターゲットはヒラメ、ヤリイカ、真鯛等...大半が沖釣り、餌を主体としたスタイルが多い。
そんな時期でもルアースタイルで楽しみを見つける!開拓したいと数年前からヤリイカにトライ...。ベイジギング、ライトタックルでプラズノ直結にメタルジグという仕掛けでヤリイカを狙って楽しみ数ヶ月が経過した3月中旬頃、メヌケ(アコウダイ)...深場の釣りが開幕。
人気の釣りで看板を出せば平日で満席になる。
しかも今季は好釣で大半のお客さんが本命、アコウダイを手にしてるというのだ。
桟橋にあがるアコウダイ、その側に目を引く大型の魚体...アブラボウズだ。
深場を狙う船長から「仕掛け切られちゃってあがって来ない...」
それは「アブラボウズ??」
「たぶんそう...切れずにあがってくるのは15、6キロで過去に100キロクラスの実績もあるから...」
と横たわるアブラボウズをみて「これは狙うしかない!」
早速、実釣に挑むことを決意!
狙いの水深は300~500m
300mくらいがメインのポイントになるらしい。
当日は凪で潮流れも穏やか。
ポイントに到着早々、仕掛けを下ろした沖釣り仕掛けにはアタリが出る好釣を目の当たりにして期待が膨らむもそんなに甘くはない...。
急ぎ用意できたメタルジグは400g
幸いにも穏やかな海上で着低を確認できたが、狙う海底は泥質で油断していると棚ボケしてジグがコントロール出来ない。
船長にこうして流して、もう少し糸が立つようにと協力しながら悪戦苦闘を繰り返す...水深が深い分、簡単に巻きあげて再投入とはいかない...。
その間、餌釣りは好釣で真っ赤な魚体が次々と取り込まれ歓喜の声があがっていた。
400mの釣果が今日は良いと無線で情報をもらい急行するとプラス100mはかなり難易度を上げた。
釣りはじめて数時間が経過して好釣だった沖釣りも一段落?!落ち着いたころ、船の流しもジグコントロールも何となく合ってきたタイミングで「違和感...」を感じ、リールを巻きあげる動作に入ると...とにかく重い...。
時折、魚信なのか「違和感」を感じとにかくハンドルを回し距離を詰めると水面下から泡と共に赤い魚体が浮上...良型のアコウダイがSLジグをしっかり咥えていた!
その後300mのポイントにまた移動し小さいマダラを追加。
マイナス100mのアドバンテージもあり誘って食わせた感を実感したものの、沖上がりの時間を迎え本命アブラボウズとの攻防は再チャレンジとなった。
これから夏に向け水温もあがるまでしばしアブラボウズも狙えるようで、ここ数年釣果が弱かったマダラも300mより浅い150~200mで狙え、アカムツというターゲットに代わりと深場が熱い時期が続く。
なかなか自由に釣行出来ない情勢下ではあるが「その時期に!行ける場所で!やれる釣り!」をテーマに地元茨城沖近海を探求したいと考えています!
<タックルデータ>
ロッド:
ソルティガ SJ 61B-4
リール:
ソルティガ 35NHL-SJ
ライン:
UVFソルティガSJデュラセンサー×8 2号
メタルジグ:
ソルティガ SLジグSD 400g PHライムゼブラ
※深場を攻めるにあたりデュラセンサーの10m×5カラーも見やすく、SLジグも抵抗少なくコントロールしやすかった。
61B-4はMAX330gと今回使用ウェイト400gとオーバーではあるが柔らかい動きが好きなことと、小柄な体格である自分が深場を狙う場合にも巻き上げの際に抵抗を軽減してくれる感もあり問題無し。
もちろんソルティガ35NHL-SJのトルクも十分、ハンドルは85の設定で使用している。
↓当日、別船の餌釣りで上がっていたアブラボウズ。
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