初夏のトカラ遠征 <SALTIGA 20000-H & SALTIGA AP C78-10> ウォーリー真

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6月24日、羽田から空路で鹿児島へ。大物フィールド・トカラ列島へ向かうため、久々に遊漁船グランドライン号へ乗り込む。

私はこの船でGTキャスティング、カンパチジギング、ムロアジ泳がせなど、トカラでの様々な釣りにチャレンジしているが、今回はトビウオベイトの時期、トップで大物を狙うルアーキャスティング釣行だ。

今回の遠征キャスティングメインタックルは

ロッド:ソルティガ エアポータブル C78-10
リール:ソルティガ 20000H
ライン:ソルティガ 12ブレイド10号
リーダ:ソルティガ Type N 170lb


サブタックルとして、

ロッド:ソルティガ エアポータブル 83XHS
リール:ソルティガ 14000-XH
ライン:ソルティガ 12ブレイド8号
リーダ:ソルティガ Type N 170lb

持ち込んだルアーは、ダイブスター220F、ポップスター160F、ラフライド・ヒラマサチューン160Fの3本。外房や玄界灘でも活躍してきたルアー達が、トカラで通用するか試したい想いがあった。

深夜に枕崎港を発ち、早朝にトカラ海域へ到着。今回、ショアのスペシャリスト瀬川良太テスターも同乗し、船と磯の両方からトカラに挑む。

あいにく初日から黒潮が息をひそめ、私をふくむオフショア組は、芽瀬(めぜ)や雄神(ゆうじん)などS級の沈み瀬でも、攻略の糸口が掴めずに苦戦。私はカマスサワラ1本に留まった。

しかし、さすがの瀬川テスターは、ニヨン礁や臥蛇(がじゃ)の荒磯から、ギンガメアジ、カスミアジ、チビキなどを次々キャッチ。前半戦は、独りのショアマンにオフショア組が負けるという、実に盛り上がる展開となった。

後半戦は、沈み瀬での誘い出しに加え、潮目や鳥山での誘い出しを試みた。ほどなく、魚探反応でずっと沈んでいたキハダマグロの群れにスイッチが入り、船が囲まれ、乱戦になる。

表層直下の小さなキメジサイズはいくらでも釣れるが、そこからどうやって大型を掛けるか。私はこういうタイミングで実績のある、ダイブスター220Fをセレクトした。本当に良く飛ぶルアー、マグロ釣りには欠かせない要素だ。
あえて、船から離れた潮目にフルキャストし、丁寧かつハイピッチでアクションを加えた後3秒のステイ、これに大きな水柱が上がった。

ファーストランをしのぎ、ポンピングに入ると一見すんなり寄ってくるように見えたが、魚はじわじわ船後方に重量感ある走りを始めた。

魚に合わせて自分のポジションも移動しながらドラグを締めプレッシャーを与え続け、徐々に距離を詰めて行く。
残り20mほどでシルバーの個体が見えてきた、ゆっくり円を描き粘っている。
良いサイズのキハダだ。

勝負あったと思ったのも束の間、キハダに興奮したサメが付いて来ている。ヤバイ!ヤバイ!上げる前に喰われてしまう!!

ロッドを脇に持ち替えソルティガの巻きパワーを活かし一気にゴリ巻き!!タイミングを見計らい最後のひと回し、無事にネットインと同時に緊張からも解放された。

この日1番のサイズとなったキハダを抱きかかえて撮影、ルアーにはガッツリ歯跡が付きダイブスターのこのクイックなアクションパターンはマグロ属に有効だと確信した。

その後も、良いサイズのキハダキャッチが続き、同船者が30kgクラスのGTや、ツムブリをキャッチするなど、厳しいコンディションながらも、トカラらしい釣果で旅の幕を閉じることができた。

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