ダイワフィールドテスターの末永知也です。

今回新しくリリースされた「ソルティガR J62S-4 LO」は九州北部エリアでの ヒラマサ・ブリをターゲットにしたジギングロッドとして「この一本は絶対に欠かせない」と、 自信を持ってオススメ出来るように開発を進めました。

私がジギングを始めてから長い月日が経ちましたが、その中で様々なジギングのスタイルに触れてきました。 その時々の海況の変化などに対して、攻め方は様々なスタイルが有ります。 但し、その中で1年を通して軸となる、「基本」とも言える釣りのスタイルが存在していたと思います。

その基本というのは、ワンピッチワンジャークで魚を誘いヒットさせ、 ファイトスタイルはグリップエンドを腰に当て、竿の力を生かしてファイトする。 これは北部九州エリアでのジギングの最も基本となるスタイルです。

この基本となるスタイルをいかに掘り下げて追求していけるか...。

数十年と変わらなかった基本のスタイルの釣りに対する究極を目指せば、 十年後も良い竿として遺し続けられる竿になるのではという思いがありました。

そこで開発に協力頂いたのが、国内のヒラマサジギングの礎を築いてきた船。 パイオニアともいえる長崎県平戸市・幸漁丸の岩崎船長でした。

私のジギングの師である岩崎船長を納得させられる竿を作る為、 開発陣と細かく話し合い、何度もプロトを作ってはやり直しを繰り返しました。 そして実際に出来上がった竿は、理想とする究極のベーシックロッドとなりました。

ワンピッチワンジャークでは、ジグの理想のアクションを引き出す適度なハリを持ちつつ、 アングラーには負担がかからない絶妙なティップアクションと全体のバランス。

潮の変化や魚のチェイスを察知するための高次元な感度。 魚を掛けてからは、見た目の細さからは想像できない強いリフティングパワー。 そして、一日中使い続けても疲れない自重の軽さ。

理想のロッドが完成しました。

このロッドには、幸漁丸・岩崎船長も納得いただける仕上がりとなり、世に送り出されます。 ジギングを愛するベテランアングラーの方から、これからジギングを始めようという方、 スキルアップしていきたい方。全てのアングラーにオススメしたい一本です。

このロッドで一人でも多くのアングラーの皆様に自己記録となるような大政をキャッチして頂くことが今の私の一番の願いです。