「SALTIGA ICのこだわりポイントご紹介」
清水一成です。
さて、今日のブログ内容は、SALTIGA ICのある部分について書いていきます。
それは、フレーム本体についてです。
今年から、HYPERDRIVE DESIGNが発表されましたが、皆さん最初はよく分からなかったかと思います。
その中で、どうしても回転性能が分かりやすいポイントなので、HYPERDRIVE DIGIGEARが注目され続けているかと思います。
確かに、あの滑らかさと軽い巻き上げは、ズルいぐらいですもんね笑
その要素のうちのHYPER ARMED HOUSINGについてですが、
私がこだわったポイントを1点ご紹介。
それは。。。。
フロントピラー部です。
えっと、どこの場所?って方も多いかと思います。
また、知ってる方は落胆しないでください笑
大袈裟でなく本当に大事なので伝えていきますね。
ハンドルアームの時のこだわりポイントぐらい、微妙な変化点が、時として非常に重要な"機能"として活躍してくれます。
そもそも、フロントピラーはフレームのネジレや撓みを起こさないように、最小限に、かつギア駆動によるパワーロスをさせないように狙って設計されています。
だから、高剛性!とメーカーが謳うのは、そういうことが狙いだから伝えているんですね。
今思い出すと、ブログの初期のころから"剛性"が大事だって、ずっと言っていると思います。
さらに!ダイワはレベルワインドの保護、指を挟まないための安全バーとしても狙って作られています。
アングラー目線の、モノづくりです。
私がわがままを伝えたのは、
フロントピラーの幅と厚さ、更に指当たりの改善です。
ちょうどグッと握り込んだ際、人差し指が入れられるスペースがあります。
ロッドのフォアグリップのサイズや指の太さにもよりますが、ここのスペースに注目してください。
そう、ここに本来の役割 + "更なる機能"を追加させることを目的として、こだわりました。
まずは剛性などの部分ではOK出しました。
1stサンプルの時には、フロントピラーの幅や厚さなど、充分高剛性が発揮されているのでOK出しました。
ただし手当たりに問題があったため、修正です。
繰り返し行われるフィールドテストでは回転性能などを見るだけでなく、特にSALTIGA ICはフル切削のため、使っていて痛くないか?エッジが無いか?などの方が重要だったりしています。
触り続けることで、見えてくる何かがあります!笑
この発見は、とても大事。必ず報われるので全力で取り組んでいます。
更なる機能とは?
それは、タックルを握り込んだ際の安定化です。
ここに指を入れることで、手の内にしっかりと保持することができます。
ただし、常にここの位置に指を置いているわけではありません。
私がフロントピラー下に人差し指を置くタイミング
それは、魚の強烈な引きに対峙する時です。
シャクりの動作や魚とのやり取りの際は触っていません。動画でも見てみてください。
要は、魚を掛けた直後の突っ込みで、海面へタックルが絞り込まれる際にフックさせるイメージで使います。
この人差し指の使い方で、タックルも安定するし、すっぽ抜けの不安が無くなります。
不安が無いって、本当に大事なんです。
ここは、なかなか動画では映らないし見えにくい部分なので今回お伝えしようと考えました。
どうしても、ギアやドラグ、ハンドル回りなど目に見えるところや体感しやすい箇所に注目されがちですが、
実は細かな部分をやりきったことで、皆さんが触った瞬間に「なんか違う」って思ってもらえるのだと信じています。
逆に困りますね。たった0.5mmの変化でも、ヒトは気付いてしまいます。それだけ繊細ということです。
だったらこだわるべきでしょ。
すべては、人間負担の軽減に繋がります。
最近、SALTIGA ICのこだわりポイントがあまり書かれていない、と思われていた方も居ると思いますが、こだわったポイントがあり過ぎて困ってるぐらいです笑
とはいえ、SALTIGA ICを使うのは、すべては魚を釣るための一つの手段に過ぎません。
その手段として皆さんに選んでもらうためにも、これからもこだわったポイントをお伝えしていこうと思います。
購入された方はあちこち触ってみてください!
そして、高くて購入に踏ん切りがつかない方、店頭でもいいので気にして触ってみてください。
リール単体よりも、ロッドに装着した時がフィット感抜群なのでそこも意識してね。
今日はここまで。
次回の更新日時は、10月1日(金)予定ですので、お楽しみに。
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