「SALTIGA ICのこだわりポイント『親指編』」
清水一成です。
さて、今回は親指の話しです。
長さや関節の話ではありません笑
写真も一切関係ありません笑
あるフィールドテストの時に言われたコトを鮮明に覚えています。
「カズさんがリールを握っているとき、なんだか窮屈そうに見えます。」
チームカズナリメンバーに言われたんですが、衝撃でした。
何ー?!
そんなところ見てるの?
正直、親指の位置なんて気にしたことないよ。。。
恐らく、ほとんどの方がなんとなく握って、握りにくさがあったとしても「慣れ」として合わせていっちゃっています。
コレが今のオフショアベイトジギングリールの現状だと思っています。
その気付きを反映させたのが、SALTIGA ICです。
これを言われたのは、19キャタリナ15-SJの追加モデルを使った雑誌の記事稿ロケ&テストの時ですね。
初めてアンコウが釣れたので、よく覚えています。
自分で言うのもなんですが、良い顔してますね笑
実は様々なリールを持ち込んでいたので、急遽握り方をチェックしよう!とその場で決めて、リールを付け替えてはジグを投入しシャクる動作を続けていました。
まさか、親指の位置がこんなに大事になってくるなんて思ってもみなかったです。
さて、今回の親指の話ですが、SALTIGA ICで私がこだわったポイント。
それは。。。。
親指の置き場を考えた形状です。
パーミング時の親指の置き場って、そんなに意識されたことは無いと思います。
皆さんが意識している以上に、親指の仕事量って多いんです。
クラッチを切ったり、サミングしたり、高負荷時に握り続けたり、デカいの掛かったら指ドラグで酷使するなど。。。。。
だからこそ、自然と親指が置けるスペースを準備してあげて、人間負担を軽減するイメージで作り込んでいます。
投入!シャクりの動作!大きく分けて2つに分類して親指の置き場を考えています。
投入時、海中状況によってはスプールの回転が加回転となり、糸フケが出ます。
皆さん、その場合はサミングしますよね?
そのサミングするための親指の配置が大事なんです。
ちょうど親指が入るスペースを意識しました。
次にシャクりの動作時。
ICカウンターカバーの上に親指を添えてるイメージです。
決して、ギュッと握っているわけではないですよ。
親指の置き場、やはり変わりますね。自然とこの位置に置かれるはずです。
この動作以外でも、いろんな使い方をしているはずです。
皆さんも意識してみてください。
これって、リールを小さくコンパクトにするだけでは得られるものではないです。
ちっちゃすぎると、手の中でスカスカしちゃうのでギュっと握らなきゃいけなくなります。
わかるかなー、このニュアンス。
コンパクトさは求められるけど、ちょうどイイ!という感じが大事なんです。
実は、その相反する要素を改善できたのがICカウンターのカバー形状や面の広さだったりします。
ここはおいおい話しをしていきましょう。
私が親指を置く位置なんかは参考程度に動画などを見てみてください。
こだわりポイント、伝わったでしょうか?
皆さん、実際にベイトタックルを持った時の「親指の位置」を観察してみてください。
同船者のアングラーの方を観察するのも面白いと思います。
きっといろんな持ち方をしていることに気付かされます。
十人十色、不思議な持ち方もあったりします。
でも、快適に持てる形状追求は、我々が開発できるポイントだったりします。
だから前回のブログに書いた通り、触り続けることで見えてくる何かがあるんです!笑
とにかく釣り最中のONの時,メンテナンスや糸巻き時などOFFのおうち時間などで触って触って撫でまくることが大事です笑
実はロッドのリールシートとの相性が大事だったりするんですけどね。
私がこだわるリールシートとの組み合わせだからこそ、もっと発揮してくれます。
ここも、またいつか触れたい大事なポイントです。
今日はここまで。
次回の更新日時は、10月8日(金)予定ですので、お楽しみに。
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