<SALTIGA ダイブ★スター220Fでの秋マサ攻略・実釣レポ> ウォーリー真

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秋も深まって海水温も下がり、各地で釣果情報が増える中、私は通い慣れた玄界灘での釣行を組んだ。

船は福岡のスティングレイ。事前情報では糸島近海で、大型のヒラマサ群が朝と夕方、表層近くでダツやシイラを捕食しているという。

私はこの春も、同船で大型ヒラマサのキャッチに恵まれたが、その時期のベイトフィッシュは150mm前後のイワシで、ヒットルアーは160mmのドラドスライダーだった。

この秋のベイトフィッシュは、春よりもサイズが大きく、さらに逃げ足も速いため、ヒラマサたちの捕食エリアも広くなっているはず。ルアーを選ぶなら、より遠くに飛ばせて広範囲を探れ、スピーディーに誘えるものを選びたい。

ダイブスター220Fは、こういうシーンにぴったりの武器だ。大きな飛距離を出せるうえ、しっかり潜って誘えるが、私はこのルアーの真の強みは、"ポーズを極限まで短くした、ハイスピードなワンピッチジャーク" にあると思っている。

幸いにもこの釣行で、それを立証することが出来た。ひと流し目、まだ薄暗い海に一斉にルアーが投げ込まれる中、私が操るダイブスターは、他のルアーよりも遠い距離から、速めのジャークで巻き寄せることで、逃げるダツの動きを見せた。

そこに数本のヒラマサが襲いかかり、ドバン!と派手な水柱が上がる。即座に力強い手応えがリールに伝わり、魚の口にしっかりフッキングしたと感じた。サイズは良いが、水深は15m、おそらく勝負は短い。

直後、船長から「潮はフォロー!」と確認が飛ぶ。潮流の向きは釣り人→魚、つまりヒラマサはこちらに走ってくる可能性が高い。ロッドを立てずにむしろ寝せて、ソルティガ14000XHを巻く、巻く、巻く!

結果、ヒラマサに主導権を渡すことなく、真っ直ぐにネットイン。フックからキャッチまで10秒弱、サイズは10.5kgだった。短いファイトタイムに船上が笑いに包まれる。ヒットカラーは爆見えオレンジ。まずめが絡むローライト時に効くカラーだ。

その後、日の出を迎えて魚の気配がなく、私はルアーのスピードを上げた。海面に飛び出さないギリギリの速さをキープし、ポーズをほんの一瞬ずつ挟む、かなりハイスピードなワンピッチジャークで誘う。

すると、ルアー後方の水面が不自然に盛り上がる。慌てて逃げるダイブスターを、ヒラマサが容赦なく襲う!ロッドに重みがズシンと乗り、サイズの良さが腹筋に伝わる。信頼のソルティガエアポータブル80-8をしっかり曲げ、12.8kgを無事にキャッチした。

後日、現地アングラーから、今回と同様のルアー&アクションでのキャッチ報告が複数あった。秋のヒラマサ攻略において、ダイブスター220Fの有効性は高いと思われる。

なお、私の場合ダイブスターにはトレブルフック4/0を使用することが多い。これはシングルフックより抵抗が増す事で、さらに水面から飛び出しにくくする効果がある為だ。

また、ダイブスターは、今回活躍した220mmに加え、190mmのリリースが迫っている。秋マサに続いて、ビッグな冬マサ、そして春マサと、季節や地方ごとのベイトフィッシュに合わせ、誘いの引き出しを揃えておきたい。

<タックルデータ>
Rod : SALTIGA AP C80-8
Reel : SALTIGA 14000-XH
Line : SALTIGA 12 Braid 8号 + type N 150lb
Lure : SALTIGA ダイブ★スター220F

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