春の玄界灘ヒラマサ スモールプラッギングで20kgオーバーキャッチ!<SALTIGA C83-4/6SP & ラフライド140F ヒラマサチューン> 山田慎介

192A8510-F4F9-4325-9341-ED84E4F2F4FE.jpeg

DAIWAスタッフ 山田慎介です。

春になりヒラマサがコイカやイワシなどのスモールベイトを捕食し、小さいプラグを投げないと喰わない、でも太いラインだとルアーが飛ばない、でもモンスター級のヒラマサが釣れるからロッドパワーは落としたくない、と様々ジレンマが入り乱れ、テクニカルな釣りが要求される春のヒラマサキャスティング。

そんな、春のスモールプラッギングゲームのパイオニアである、博多・クルーズ様(赤間慶太船長)へお世話になりました。

当日準備した、スモールプラッギング用のタックルが下記。

【Tackle Data①】
REEL: ソルティガ14000-XH(SLP WORKS SALTIGA8000 spool)
ROD: ソルティガ C83-4/6SP(末永知也テスター 監修モデル)
LURE: ソルティガ ラフライド 160F・140F ヒラマサチューン
LINE: UVF PE DURASENSOR×8+Si² 4号 + SALTIGA NYLON LEADER 80lb

【TackleData②】
REEL: セルテート SW 8000-H(SLP WORKS 8000 LOW DRAG TUNE spool)
ROD: アウトレイジ C82-5
LURE: ソルティガ ラフライド 160F・140F ヒラマサチューン
LINE: UVF SALTIGA SENSOR 12BRAID EX+Si 4号 + SALTIGA NYLON LEADER 80lb

今回、使用ルアーが140㎜と160㎜の為、飛距離を重視しPE4号をメインとしました。PE4号までの釣りに際して、SLP WORKSのLOW DRAG TUNE SPOOLは最大ドラグ力が15㎏となっておりドラグの微調整が効きやすく大きな武器となります。

この日は、朝から船中で頻繁にバイトがあり、午前中だけでMAX12㎏までが上がりました。私はというとラフライド160Fにバイトが多発するも、なかなかフッキングに持ち込めないもどかしい時間が続き、赤間船長より「スイベルを取ってソリッドリングにしてみて!」とアドバイスを頂く。糸ヨレを気にしてのスイベル使用でしたが、今回のようなスモールプラッギングでは1gのウェイトが命取り。リングに変えたところ、すべてのバイトは拾えませんでしたが、大幅にフッキング率が向上しました。

そして、3㎏や5㎏などヒラゴをキャッチしていく中、これまでより大きな水しぶきバイト。ただ、ドラグはあまり出ずにスイスイ上がってきて、終始ほぼ脇挟みファイトでランディングまで持ち込めてしまった魚は10.5㎏と良型のヒラマサでした。セルテートSWのモノコックボディによるパワフルな巻き上げトルク、ソルティガの設計思想を引き継いだアウトレイジC82-5の繊細かつパワフルな性能に驚きを隠せませんでした。

ラフライドに関して、160Fは高浮力でキビキビとした動きで、活気のある逃げ惑うコイカ、イワシを演出してくれます。一方140Fは少し浮力は弱めとなっており、ヨタヨタと弱ったコイカ、イワシを演出してくれます。

個人的に「魚は捕食にあまり無駄なカロリー、体力を使いたくないのでは?」と考えており、常にではありませんが、活気に溢れて逃げ惑い、捕まえるのが大変なベイトを追い回すよりも、時には弱って楽に捕食できるベイトを好むタイミングがあると思っています。それは自然界において逆も然りだと思います。例えて言うと、私たち人間は、「今日は調子がいいから、遠出して人気店で行列に並んでも外食したい日」もあれば、「今日は疲れていて家から出たくないから、近くのコンビニで食事を済ませる日」など気分や体力で変わります。魚にもそんな日があるのではないでしょうか?(笑)

ラフライド160Fで多くのバイトを得ていましたが、なかなかモンスタークラスがヒットしない。納竿間際、弱ったベイトに興味を持つヒラマサが居ないか探るために、ソルティガC83ー4/6SPでラフライド140Fをキャスト。後方重心で、ラフライド160Fと変わらず飛距離抜群でぶっ飛んでくれるプラグです。

そして何と言っても、ソルティガC83-4/6SPは、ティップは4番設計で柔らかく、バットパワーは6番設計で、スモールプラグを誰よりも飛ばし、繊細にアクションさせ、モンスターが掛かってもパワフルなバットパワーでリフトする、春のスモールプラッギング専用モデルです。

弱ったベイトを演出とはいいながら、この納竿間際のタイミングでは1.5ノット近いスピードで船が流れていた為、8000のハイギアでは巻き取りが足りず、エクストラハイギアボディに8000スプールの組み合わせがベイトマッチでした。

慎重にアクションを続けると、急に水中でラフライド140Fがひったくられ、ドラグが「ジャーーーーッ」と出される。これは今日一番のサイズ!ミヨシで掛けましたが、トモ側へ走り出したため、すぐにトモへ回り、少しだけドラグを締めてファイト!バランスタックルのおかげで一切のラインブレイク/フックアウトの不安も感じないまま比較的短時間で上がってきたのは20.2㎏の綺麗な魚体の春らしい大政でした。

是非、皆様も専用タックルを使用し、春のスモールプラッギングを楽しんで頂けたらと思います。

A9BF0386-83ED-4E5F-810D-E00AB8AC11F4.jpeg
     
6A30E021-C48D-4888-9EE5-1BF7BD9990B7.jpeg

PREV

玄界灘ヒラマサ SALTIGA ダイブ★スター190Fで30kgオーバー 2連発!! DAIWAスタッフ 山田 慎介

NEXT

23SALTIGA 6000-H 玄界灘 春政 21kgを含む15kgオーバー3連発!! ウォーリー真