特集1
「競い合う時、違いが分かる」
草深幸範をお立ち台に送り届けたタックルは??
今まさに日米のバストーナメントは最高潮。各地で熱い戦いが繰り広げられています。海の向こうでは宮崎友輔が8月8日からのセントローレンスリバー戦に向けて「やりますよ」とファイト満々。
一時帰国から再渡米する宮崎プロ。ケビン・ヴァン・ダムが優勝候補に挙げられているセントローレンスリバー戦ですが、ナイスゲームを期待したいところです。
現時点での同プロのランキングは48位!! クラシック出場権を獲得するにはやや不安な位置です。ていうか、ハッキリいえば尻に火が付いた状況。残り二試合でマクルしかありません。それだけに「もう攻めるしかない」とハラを括っている様子。そうなると迷いが消えるのがアスリートというもの。きっと、胸のすくようなゲームを見せてくれ、ランクをズガーンと上げてくれることでしょう。
同じことがいえるのがW.B.S.の草深幸範選手。7月28日に行われた第三戦で三位に入り、それまでのランキング30位から急上昇。なんと11人抜きで19位にまで押し上げました。
まさに宮崎選手のセントローレンス戦の予兆のようですが、そんな草深選手の「復活」を助けたのがDAIWAのタックルシステムなのです。
(Photo by WBS)
5本で4kg近い数字を作ってきた草深チーム。その決め手となったのがDAIWAのタックルシステムなのです。
それでは簡単に試合を振り返ってみましょう。
レイクコンディションはあまり歓迎すべきものではなく、7月上旬の梅雨明けと共に水温が各所で30度を越え、その後の冷たい雨と涼しい気候で水温が25度ぐらいに落ちたことで湖全体が秋のフォールターンのような状況。さら農薬散布の影響で水質は最低でした。
試合当日は北浦のシャローをメインにアップテンポに攻めるも2時間半ノーバイト。悪いリズムを断ち切ろうと北利根川へ移動。
アシ際をドライブスティック4.5inで攻めて900g、そしてパートナーがスピナーベイトで400gを追加。
その後北利根川と外浪逆浦の要所を回るも魚を追加出来ず、北浦へ10:00に戻ってきた時は日も上がり、シャローは厳しい状況に。
それでもベイトっ気があるシャローでクランクベイトで800gを1本追加。
日が昇ってからはシェードでないと厳しい感じになったので、日中の沖の杭パターンへシフト。
杭に対してドライブクローラー4.5inの5gベイトダウンショットでタイトにアプローチ。
根元でしっかり止めて、リーダー分の自発的フォールアクションで1?フィッシュと700gの2匹を追加してリミットメイク。
ラストはハードボトムをクランクベイトで600gを釣り入れ替えに成功。トータル5匹3,970gで3位に入賞したというもの。
......というのが10kg以上減量して一段と精悍になった草深選手の戦いぶりですが、それぞれの魚を獲ったのが、以下のタックルシステム。
Tackle1
ROD: スティーズ ウェアウルフ
REEL: ピクシー 68L
LURE: ドライブクローラー4.5 ゴーストシュリンプ
RIG:5gダウンショット
Tackle2
ROD: スティーズ ストライクフランカー
REEL: ステイーズ100SHL SVスプール
LURE: ドライブスティック4.5 ワカサギ
RIG:ウェイテッドフック(オリジナル)
Tackle3
ROD: スティーズ ブリッツ
REEL: ダイワ ジリオン Jドリーム 6.3
LURE: クランクベイト
すべてが固有の釣りにベストな、実に理に叶った組み合わせといえますが、今回、とくに草深選手が入賞の決め手として挙げてくれたのがヘビーダウンショットのウェアウルフ。
終盤に2本の魚を獲り、事実上の入賞をもたらしてくれたロッドですが、「改めてその凄みを感じた」と語っていました。
というのも、この時期は杭がキーパターンとなりますが、オイシイのが斜めの杭。そこにラインを絡めて釣れるのはすでに常識テクですが、ウェアウルフでないとできない釣りがあるというのです。
このタックルシステムが終盤に2本の魚をもたらしてくれ、3位入賞につながった。
「こういう場合、杭にラインを引っ掛けて、それをずり落としながら釣るわけですが、ウェアウルフならそのオチ感覚といいますか、どの位置にルアーがあって、どんな状況なのかラインを通じてよく伝わってくるのです」
「スーッと滑らしたり、途中で止めたり、自由自在にルアーをコントロールできるのです」
「これはもう、他のロッドと決定的に違う点ですね」
草深選手がそう力説するのは、いってしまえば簡単ですが、要するに「感度の良さ」なのです。
ですから、最初はこういう釣りをしていて、例えば杭の出っ張りにラインが引っ掛かった時など、あまりのライブ感に思わず聞きアワセしてしまったほどだといいます。
いまはこのロッドの感度にも慣れたので、さすがにアワセることはないようですが、それでも「使うたびにこのロッドの恐ろしさを感じる」と語っていました。
「この種の釣りをやらせたらこのロッドの右に出るものはありませんね」とまとめてくれた同選手ですが、さらに続けてもうひとつのメリットを語ってくれました。
「霞ケ浦水系の杭をいわゆるベイトフィネスで撃つ場合、怖いのがラインブレイクなんですが、その点でもウェアウルフならそれほど心配することはありません。というのも、高感度のロッドというものは往々にしてガチガチなんですが、ウェアウルフのテーパーはベリーからバットに適度に入るしなやかさをもっています。だからラインにも優しいんです。実に心強いですよ」
と話を締めてくれました。
まさに「競い合う時、違いが分かる」......タックルの特性を最大限に生かし、結果に結びつけた格好のストーリーといえましょう。
この先、W.B.S.もクライマックスを迎えようとしています。そしてその後には、バサー・オールスター・クラシックも控えています。
DAIWAのタックルを駆使して草深選手がどう暴れまくるのか、とても楽しみな今日この頃ですね。
(photo by WBS)
この試合では金光選手も健闘しました
特集2
三宅貴浩のウェスタン・レポート
その60
おなじみD-スプーンのイケテル使い方 の巻
皆さんこんにちは!!三宅貴浩です。
もう2013年も早くも8月!夏も後半戦に突入ですが、皆さん釣りには出かけていますか?
こんな真夏ですが自分自身もフィールドにはかなり出ていますよ!今回のアルティメットは、あるルアーの面白い使い方を1つご紹介したいと思います。
そのあるルアーというのが、皆さんおなじみの「D-スプーン」です。
このルアー、通常の使用方法はキャスト後ボトムまで沈めてリフト&フォールというアクションが基本形となります。そのフォール中にフラッタリング(D-スプーンのフォール中のアクション)をラインで感じながらフォール出来るようになるとGOODです。リアクションの釣りが有効な場面では、テキメンにD-スプーンは威力を発揮してくれます。
そして今回ご紹介する別のD?スプーンの使い方というのが、ボイル直撃のド遠投・表層高速巻きです!
通常はフラットエリア等のボトムをメインとして使用するD―スプーンを、表層で追われるベイトを演出するイメージで、ボイルがあった場所に対して直撃して高速巻きで回収します。
これはリザーバーにおいて沖ボイルをジギングスプーンのド遠投で直撃していた釣りにヒントを得て各フィールドでやるようになりました。
このフィーディングボイル直撃のD-スプーンの釣りもめっちゃ面白いので、ぜひ試してみてください!
自分の使用しているタックルを記載しておきますので参考にしてくださいね☆
■D-スプーン大・小
・ロッド:スティーズ・フランカー、ハスラー OR ブラックレーベル701MHFB
・リール:スティーズ100SH+SVスプール
・ライン:フロロ14lb
フィーディングボイル直撃のD-スプーンの釣りはメッチャ面白いですよ。みなさんもお試しを!
特集3
オリキン流PEラインのススメ
みなさんコンニチワ。オリキンこと折金です。
非常に暑い日が続きますが、元気で釣りを楽しんでいますか?
私は千葉県のフィールドをメインに、それなりに釣り込んでいます。
さて、今回はPEラインについて少々語ってみたいと思います。
ぶっちゃけ、PEは普段めちゃくちゃ使います!
タックル10セットで半分PEなんてことも
フロッグ
パンチング
スピナベ
シャッド
クランク
スモラバ
ネコ
虫
などなど
もうPEフェチって感じです。でも、それには理由があるわけですよ。
PEのメリットは細くて引っ張り強度(フロロの約3倍)があること。
ルアーがよく飛び、ラインが伸びない。
だから感度がいい。
デメリットは柔らかくライントラブルがある。
硬いモノに対して根ズレに弱い軽く風で流される
などなどです。
簡単に書いちゃいましたが、バス釣りでという前提だとこんな感じ。
釣りによっては、デメリットがメリットになることもあるしその逆も然り。まあそれがPEラインの特徴であります。
で、僕が好きなのは、硬いコーティングでトラブルが少なく、コーティング故に多少重いもの
当然強いもの。
ただ4号5号なら、強さだけみればバス釣りで切れることはまずないし細くても均一でムラのない強さがヤッパリ信頼できます。
で、このダイワのPEは強くてコシがある。すげー使いやすいです。しかも編み方が密で詰まっている感じ。
PEラインはバスよりソルトの方がメジャーなわけですが、ダイワは色々ソルトも扱っているわけで、メバル用の0.15号なんてのもあり、この辺は折り紙付きです。
みなさんもPEライン、ちらっと使ってみてはいかがでしょうか?
オススメですよ。
スゲー使いやすいダイワのPEライン。ぜひ一度使ってみてください