Ultimate 2013年10月25日号

特集1

バサー・オールスタークラシック、延期に

 日本及びアメリカのあらゆるカテゴリーで活躍するトップアングラーが一堂に会する、おそらく日本最大のバストーナメント「バサー・オールスタークラシック」は10月26、27日の二日間、千葉県香取市の「水の郷さわら」で開催される予定でしたが、相次ぐ台風の襲来による条件悪化のため、延期が決定されました。

 開催は、11月30日&12月1日に変更になりました。 (詳細は、つり人社さんのHPご参照下さい。) したがって今週末の開催はなくなったということをこの場で確認させていただきます。読者の皆様にはお間違えのないよう、お願いいたします。

 このトーナメントに出場するDAIWA勢は並木敏成、赤羽修弥、川口直人、清水盛三、草深幸範の五人。すでに延期の連絡を受け、スケジュールを立て直しているとか。今年は霞ケ浦、北浦も含まれるフルウォーターでの開催となったため、プリプラにも時間をかけていたようですがお天気には勝てません。気を取り直しての挑戦に期待しましょう。

 DAIWAは特別号でもお知らせしましたように、ウェイイン会場の特設ブースで様々なイベントを計画していました。もちろん再開催のオールスターでも実施いたしますので、お楽しみに。

(昨年のALLSTAR CLASSIC:並木プロ、赤羽プロ、川口プロ、清水プロ)20131025_1.jpg

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(草深プロ)20131025_5.jpg

特集2

DAIWA勢、話題を独占!!

2013 W.B.S. プロクラシック

 去る10月12,13日の二日間、土浦新港を起点に霞ケ浦水系全域で行われたW.B.S.プロクラシックにおいて、DAIWA勢は初日から全開で暴れ回り、話題を独占いたしました。

 クラシックは年間ランキング20位までとスーパースリーデイズのベスト3だけがクォリファイされる名誉ある舞台。広大な秋の霞ヶ浦水系をバスボートで走り回り、魚を探しながらビッグウェイトを作るというアメリカンなトーナメント。レギュラー戦と違い、選手が目指すのは優勝のみ。それだけに全員が100か0の勝負を挑むという、まことに男らしい試合なのです。

 今年はこのクラシックにDAIWAからは赤羽修弥、橋本卓哉、金光忠実、草深幸範というフルメンバーが参戦、初日からダイナミックな釣りを見せてくれました。

●金光忠実、初日のビッグフィッシュ賞を獲得

 まず初日のウェイイン会場を「アッ」といわせたのが金光選手。なんと1690gというビッグフィッシュを持ち込み、4本ながら4630gというスコアを叩き出したのです。

 金光選手の作戦は気温の上昇とともに水温が上がった東浦の流入河川でスピナーベイトを引きまくるというもの。超シャローエリアのため、ボートやエレキの気配を消すためにスーパーロングキャストで流心を狙い、クルージングバスに口を使わせました。

 そういえば金光選手は最終戦でもこの川でビッグフィッシュ賞を獲得しました。その魚はゼロダンで獲ったもので、この秋、同選手の状況に応じたワザは冴えまくっていたといえましょう。

 スピナーベイトのスーパーロングキャストは口で言うほど楽ではありません。いってみれば修行僧のような釣りですが「バランスの良いタックルでしたので、集中力を切らさずに釣ることができました」と金光選手は語っていました。

タックルは
ロッド:ブラックレーベルFM 701MFB
リール:TEAM DAIWA ZILLION JD6.3
ライン:BASS デュラブラ トリプルテン14LB
ルアー:スピナーベイト3/8oz タンデムウィロー

ロッド:STEEZ 661MRB-XTQ 【MACHINEGUNCAST TYPE-I(マシンガンキャスト タイプI)】
リール:STEEZ SV6.3R
ライン:BASS デュラブラ トリプルテン14LB
ルアー:Dスピナーベイト- ビッツ5/16oz クロキン/ダブルウィロー
 というもの。ノーストレスでの釣りが結果を生み出すということを証明してくれました。

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最終戦に続いてのビッグフィッシュ賞獲得。ビッグフィッシュハンターという称号を受け継ぐのももうすぐ?

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ハンドランディングがルールのW.B.S.。それだけにランディングは最高にシビレる瞬間です

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背景でバレバレですがこの川は、ハイ園部川です

●橋本卓哉、初日トップウェイトで飛び出す

 初日のウェイインも最高潮に近づいたころ、金光選手よりも大きな喝采を浴びていたのが橋本卓哉選手。「この試合には絶対に勝つ」と宣言してスタートしていった同選手は、翌日の競技時間が短いことを考慮して、荒れた湖面をロングドライブ、北浦まで走りマンメイドをスピナーベイトで攻めました。そういえば金光選手も荒れた中を走って東浦まで出張ったわけで、この敢闘精神が好結果を生みだした、ともいえます。

 話は橋本選手に戻りますが、北浦で予定の魚を獲った後は本湖に戻りキーパーを追加、結局5本のリミットを達成しトータルウォェイト4770! 初日をトップで折り返すことになったのです。

 これには「ついに本命登場!!」と周囲は騒然。その前に開催された「アメリカンドリーム」でもスピナーベイトでブッちぎりで優勝していたので、「クラシックは橋本選手で決まった」との声も聞かれたほどです。

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初日のトップウェイトを見せられた時、誰もが橋本選手のクラシック勝利を疑わなかったが...(PHOTO:W.B.S.)

●草深幸範選手は惜しくも4位に

 初日、その橋本選手に10g差で続いたのが草深幸範選手。本湖の沖をクランクベイトで攻め抜いての4760g。「この試合では沖の釣りを貫き通す」と試合前に語っていたように、様々なスポットをラン&ガンして一本ずつグツドサイズを確保して、このウェイトを整えました。

 翌日も沖の釣りを徹底しましたが、惜しくも4位に。シャローのワーミングにシフトしていれば違った展開もあったかもしれませんが、初志貫徹した結果でしたので本人も納得していたようでした。

 また赤羽選手は初日、桜川を攻めましたがまさかのノーフィッシュ。これには別の意味で周囲は騒然となりましたが、二日目は意地を見せて4本3500gを持ち込みました。

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ライトニングとスカイホーク、この2本で二日間、釣り切りました。どちらもクランクベイトにはベストです...と草深選手 

 こうして話題も豊富に今年のW.B.S.クラシックは終わりました。来季もDAIWA勢の活躍に期待しましょう。みなさま、ご声援、ありがとうございました。

特集3

三宅貴浩のウェスタン・レポート

その65

意義ある活動

DYFC の巻

皆さんこんにちは!三宅貴浩です。

台風が連発している2013年の秋ですが、被害にあわれた地域も多く、いつまでこの台風シーズンが続くのか本当に心配です。

季節感も一気に秋らしくなり各地のバスもいよいよ冬仕度といった感じでしょうか。

さて先日はDAIWAが力を入れている活動の1つである、DYFC(ダイワヤングフィッシングクラブ)のコーチとして和歌山県栖原漁港の船釣りに行ってきました!

豪華コーチ陣、スタッフ&150人オーバーの子供達と一緒に大海原に繰り出してきました。

当日はウネリのある中での釣りになり気持ち悪くなる子もいましたが、みんな本当に釣りが大好きなようで良い魚をイッパイ釣りあげていましたよ!

自分はお決まりの低学年お嬢様組を担当させていただきましたが、本当にみんな超元気で未来の釣りガール誕生を予感させてくれました(笑)。

釣りの後はお楽しみ超豪華な大抽選会も開催され、みんなめちゃめちゃハイテンションでいっぱいお土産をGETしていました。

結構ハードな一日でしたが、未来のプロアングラー達はみんな元気よく釣ってくれていました♪

DYFCをお手伝いするようになってからもう結構たちますが、いつも感じますことは、DAIWAにしかできないこの活動を先々ずっと継続していくことが、子供達の教育的に、また釣りの未来を考えた上でも本当に大切なことだということです☆

自分自身この先も、微力ながら継続してこのような活動をお手伝いしていこうと考えておりますが、それがプロアングラーとしての1つの必須活動だということも感じています。

このDYFCの取り組みがこの先もずっと続いていくことを切に願います^^

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特集4

ここでも釣りに本気!!

ある日の川村光大郎

 ナイスなバスを手に爽やかな笑顔を見せるこの人は??? そう、いわずと知れたオカッパリアングラー、川村光大郎氏であります。

 実はこの写真、関東の某管理釣り場で撮られたものですが、あるフィッシングショップ主催のトーナメントにゲストとして招かれた時のもの。

 川村氏も参加者の中に混じりトーナメントに参加するというカタチで行われたこのイベント。川村光氏よりウェイトが良かった参加者にはプレゼントが用意されているという企画に燃えた川村氏は、いつものようにロッドを握ると一アングラーに変身、夢中で釣りまくっていたというお話でした。

 でもさすがですね、川村氏はナイスなバスをウェイインして参加108人中7位でしたよ。やっぱり川村光大郎氏は根っからのアングラーでした......という話題でした。

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川村光大郎氏はホント、釣りが好きなんです。黙っていればいつまでもロッドを振っています