特集1
オールスターに向けて。
草深幸範の決意
台風のために延期され、約1か月ほど「おあずけ」をくらい、いよいよ11月30日、12月1日の二日間にわたり開催される運びとなったバサー・オールスター・クラシック。待たされただけに期待が膨らむ今日この頃ですが、それは参加選手も同じこと。いや、我々以上にファイトを燃やしていることでしょう。その証拠に最近の利根川水系にはプラに励むボートの姿が数多く見られます。
DAIWA勢からは既報のように並木敏成、赤羽修弥、川口直人、清水盛三、草深幸範の5名が「優勝」の二文字だけを追求してチャレンジしますが、中でも草深選手は利根川スタートとなってからは初挑戦ということで、ひときわ燃えているようです。
草深選手は過去、土浦スタートで開催されたこのトーナメントに初めて参加して堂々3位に入賞した経験があり、その時はビッグフィッシュ賞も獲得しました。翌年も参加して健闘しましたが、今回は2012年W.B.S.のA.O.Y.からクォリファイされ、久々のチャレンジとなったわけです。
他のDAIWA勢はすべて過去2回行われた利根川戦は経験済み。草深選手のみ利根川ルーキーということで、今回は同選手に焦点を当ててその決意を伺ってみました。
「練習は裏切らない」という言葉が座右の銘の草深選手、すでにオールスターに向けて着々と準備を進めていますが、前述のとおり利根川ルーキーということで、この川のクセを把握しようと機会あるごとにボートを浮かべているようです。
霞が浦、北浦そしてそれらにつながる河川に関してはA.O.Y.を獲得したぐらいですから知悉しているハズ。それならオールスターもそっちのエリアで勝負すればいいじゃないかと思われるでしょうが、利根川から霞ケ浦、北浦に向かうには時間的なロスがあります。利根川が有望ならば、そこでゲームを組み立てた方がクレバーということで、まずは利根川の研究に勤しんでいるわけです。それでは草深選手の話を再現してみましょう。
「おっしゃる通り、広いエリアで行われる試合では釣りをする時間をいかに有効に確保するか、そのマネージメントがとても大切になってきます。ですから正直なところ、可能ならば利根川で釣りをしたいわけです。それだけ時間的なロスが少ないですからね。
ということでこのところ、利根川をメインに釣り込んでいるのですが、ぶっちゃけ、釣れちゃうんですよ。まあ、タイミングもありますが、普通に釣れる。5本のリミットも問題ない感じです。ていうか霞が浦、北浦よりも魚がアクティヴですね。
11月中旬での水温は11~12℃。これが2週間でどう変わるか...問題はそこです。ハッキリいって水温は徐々に下がるでしょうし、釣れなくなる方向に行くのは間違いありません。とくにこの時期は状況変化のスピードが早い。そしてその変化がダイレクトに魚の動きに影響する。ですから、いつも以上に注意を払って「その日」に対応しなければなりません。
ということで、プラクティスにあたっては当日の状況を想定していろいろ考えながら釣りをしています。
でもまあ、口で言うのはカンタンで、当日どうゲームを作ってスコアをまとめるか、そこが肝心です。プラはあくまでもプラですからね。
具体的な釣りの話は時期尚早ですが、いずれにせよフィネスとリアクションをミックスさせた展開になるでしょう。どちらかで5本揃えるのは難しいと思います。ですから、タイミングをみながら、どう効率的に回していくかでしょうね。
そんな意味では今年、私には大きなアドバンテージがあるんです。それは最高水準のタックルシステムに恵まれていること。どんな状況になっても、万全の態勢で臨めるという安心感、これは大きいですよ。ロッド、リールだけの話ではありません。極寒でのゲームも予想される今度のオールスターですから、防寒装備の優劣も成績に影響してくると思います。単に暖かいだけでなく、ノーストレスで釣りをさせてくれる快適ウィンターギヤー。それがあるとないとでは集中力が違います。
というわけで、完璧な装備に恵まれた今年は、実力を思う存分発揮できる環境にあります。ズバリ、暴れてやりますよ。期待していてください。私自身も、来る11月30日が楽しみで仕方がありません」
と語ってくれた草深選手。ぜひとも健闘していただきたいと思います。読者の皆さんも当日、佐原の会場で草深選手を初めとするDAIWA勢を応援していただけたら幸いです。ブースではさまざまなイベントを開催いたしますので、そちらもお楽しみに。
「最高水準の装備に恵まれた今年のオールスター」と語る草深選手。快適な防寒性能を誇るウィンターギヤーに包まれて、ぜひとも好成績を収めていただきたいものです
2013 バサー・オールスター・クラシック
DAIWA WORKSブース スケジュールのお知らせ
11月30日(土)&12月1日(日)
AM10:00 フォトパーティー受付開始
PM12:00~12:30 川村光大郎&茂手木祥吾:スペシャルトークショー(セミナー)
PM12:30 抽選会開始 賞品(DAIWAタックル等)が当たる抽選会 (AM10:00~のフォトパーティー受付時に、DAIWA製品(リール・ロッド・ルアー;一部のDAIWA製品使用も可。)使用にて釣り上げた"バス"の写真、あるいはプリントを持参して頂いたお客様が抽選会に参加できます。)
多数のお客様のご来場をお待ちしております。
特集2
三宅貴浩のウェスタン・レポート
その67
D-スプーン& RAYSVIBの巻
皆さんこんにちは!三宅貴浩です。
早いもので今年も残すところわずかとなってきましたね! 気温はグングン下がってきておりますが、この時期のバスは意外に釣りやすい場合も多いです。
秋が深まり水温低下とともに、最近ガイドやプライベート釣行でも活躍し始めているアイテムが、もはやBIGスプーンの代名詞となりつつあるD-スプーンとDAIWAのNEWアイテムであるRAYSVIBです。
いわゆるメタルジグとBIGスプーンを同じものだと思っている人もいるようですが、これは異なります。また普通のスプーンとも違います。
自分のメタル系ルアーの使い分けとしては大まかには、ミドルキャスト~フルキャストで使用するBIGスプーン、バーチカル?フルキャストで使用するメタルバイブ、ほぼバーチカルで使用するメタルジグといった感じです☆
また春夏秋冬、フィールドごとに狙うシチュエーションも変わり、フラットで使用することもあればバンク地形で使用することもありますし、立ち木等で使用することもあればマンメイド等で巻いて使用することもあります。
先日も魚探を使ったシューティングに、D-スプーンとRAYSVIBを使ってバスを撃墜してきました!
NEWアイテムのRAYSVIBはティンセルセッティングのおかげでいわゆる「エビ」になりにくく、釣りにリズムを出せるメタルバイブです☆先日の釣行ではノーマルで使用しましたが、フックを交換する等、状況に合わせていろいろとセッティングを変えでみるのもオススメですよ。
これらのルアーをローテーションの一角に組み込むことで、真冬の状況下においても釣れるバスは確実に増えてきますので苦手な方はぜひマスターされてみてはいかがでしょうか。
D-スプーンとRAYSVIBをルアーローテーションに組み込むことで、冬の釣りはグンとプロダクティヴになりますよ
特集3
宮崎友輔の近況 の巻
10月初頭に一時帰国した宮崎友輔プロ。現在は取材やプライベートで忙しくも楽しく過ごしているようですが、11月10日には土浦で行われた「53UP」に参加。仲間と一緒に大岩田付近のゴミ拾いに汗を流しました。
宮崎プロはもともとW.B.S.スタッフだっただけに、たまたま帰国中に行われるこうしたイベントには必ず顔を出す律儀さも持ち合わせています。
そんな宮崎プロを「53UP」のイベント会場で発見したアングラーが同プロを放っておくわけはありません。すぐに人垣が出来ていました。
アメリカの話、ルアーの話、来年のクラシックの話......相次ぐ質問に丁寧に答える宮崎プロ。やっぱりエリート?クラシックという王道を歩んでいるバスプロは、オーラというものがありますね。
エリートプロのこうした行いは、日本のアングラーにもいいお手本となるはずです
DAIWAからもこのように多数参加させていただきました
即席の「宮崎塾」。話はいつまでも終わることはありませんでした