特集1
釣りとKeep in touch なプロ達 の巻
秋深い今日この頃。日米のバストーナメントもレギュラーツアーはすべて終わり、残すはバサー・オールスタークラシックやローカルトーナメントのみ。それはそれでバスアングラーにとっては楽しく癒されるシーズンですが、オフになってもプロはプロ。どんなカタチであれ、釣りと触れ合う毎日を過ごしているようです。
つまりはKeep in touch。要するに釣りと離れずに生きるということ。ロッドを握って魚と対処する日常を継続することで、「釣り勘」を失わずに磨くことができるのです。
釣りは魚との対話。こうして常にラインを通して語り合えば、魚の気持ちもわかってくるというものです。
というわけで今回は二人のプロのオフの過ごし方をちらっとご紹介しましょう。
まずは帰国中の宮崎友輔プロ。相変わらずルアーのテストに余念がないようですが、九州では最近ハマっているイカ釣りにチャレンジ。いい感じでアオリイカを釣っていたようですが、たまにはイカスミの洗礼を浴びたりして……。
でも、イカ釣りはシャクリが独特で、スプーンのリフト&フォールにも似ていたりして。その辺は宮崎プロもすっかり手のうちに入れていたようです。きっとバス釣りにつながるヒントも得たことでしょう。一芸に秀でた人は何をやらせても上手いですよ。
ルアーテストもオフの大切な仕事の一つ
アオリイカ釣りでは、こんな洗礼を受けることも珍しくありません
もう一人は金光忠実プロ。3連休を利用して奥様のご実家に滞在したついでに近所の管理釣り場でサクッとAIREDGE投入。「ちょっとオカッパリ用に」と購入した68のベイトフィネスモデルで次々にカンツリバスを釣り上げていました。
リールはいわずと知れたT3-AIR。小気味よい飛びを満喫していました。プレッシャーのかからないオフの釣りは、タックルのポテンシャルを十二分に味わうことができるようです。試合では気持ちいい飛び……とかいっていられませんものね。
というわけで休日にも釣りと離れない、いや離れられないのが根っからのアングラー。これからも手を変え品を変え、様々な釣りを楽しむことでしょう。
釣りとKeep in touchな金光プロ、ワームは今年、W.B.S.でブレイクしたネコストレートです
特集2
三宅貴浩のウェスタン・レポート
その66
この冬、頼りになるウィンターアイテム の巻
皆さんこんにちは!三宅貴浩です。
いよいよ2013年も早くも11月を迎えましたが、ここへきて一気に気温も下がってきています。この時期に釣りをする上で本当に重要になってくるのが、いかに寒さを感じずに快適にキャストし続けられるかという部分です。
キャスティングと防寒の快適性の両立は本当に重要な要素で、とくに常にキャストし続けるバスフィッシングにおいては尚更です。
暖かさを追求すると何枚も着込むことになってしまい、どうしても動作がしづらくなるというのが普通です。また動作を優先すると寒さに耐えられるウェアがなかなかありません。
このようなジレンマに高次元で対応したウェアが、2013–2014のDAIWAのNEWウィンターウェアの中のコンセプトである「フルキャスト・コンセプト」です。
立体裁断や新しい素材の採用により、ハイレベルで運動性を確保しながらも高い保温性を維持できるようになっています。
私が着用しているパーカーはブレスマジックを採用したキャストサポートジップパーカーで、その特徴はその名前のごとくブレスマジックを採用したキャストサポートパーカーであるということです。
発売から大好評をいただき今や冬場の定番アンダーの1つとなりつつあるブレスマジック(機能の詳細はHPをご覧ください)ですが、その機能を採用したパーカーで釣りのシーンではもちろんですが、タウンユースとしても十分に使用可能です。アンダーのブレスマジックとの併用で真冬でも超快適な保温性を維持しながらもキャストを妨げないデザインになっています。
そしてもう一つのウェアが、パーテックスシールド+を採用したフルキャストウィンタースーツです。
パーテックスシールド+とは簡単に説明しますと、今ある透湿防水素材の中で最も軽量でしなやかな最新のパーテックス社製ナイロン素材になります。
雨の中でも高い防水性と高い透湿性を高次元で両立させた注目の素材と言えます。
この他にもベストタイプ等のラインナップもあり、やや価格的には高めですがそれを補っても余りある性能のアイテム達ですので、この冬からのウェアとしてぜひ検討してみてくださいね!
キャスト性能と保温性がみごとに融合したキャストサポートパーカー。これは超絶スグレモノです
パーテックスシールド+を採用したフルキャストウィンタースーツ。この軽さは「事件」です
特集3
千葉のことならオリキンに聞け
スピニングクランキングの衝撃 の巻
猛威を振るった台風が過ぎ去りましたが、フィールドにも大きな爪痕を残しました。
良くも悪くも自然の力にはかないません。普段は自然の恩恵を受けての釣りですから、
ここ暫くは我慢の釣りで凌ぎたい所です。そして状況が落ち着いてくれば、秋の荒喰いとも言える秋爆がリスタートです。
と言うのも、ホームの高滝湖、亀山湖、印旛沼も台風前は巻物が絶好調で、巻きに巻きまくって、連発という場面もありました。
そこでこの釣果を支えたメインロッドを3本ご紹介。
まずはブラックレーベルFM6101MLFB。
タイニークランクやフラットサイドクランク、レギュラーサイズのシャロークランクなど、少し軽めのプラグがメイン。
もう一本はFM701MFB。
こちらはミッドダイバーのクランクからバイブレーションなど重め叉は抵抗のあるプラグにベストマッチ。
両者ともしっかりルアーウェイトが乗り、バイトに対して追従性が大変良く、使っていて大変気持ちの良いロッドです。
ダルさも感じず、狙ったスポットを刻むようなアキュラシーの高さも秀逸。
もちろん、リールはSVシリーズ。
ストレス無くプラグをリズミカルに打ち込む為には手放せません。
例えばタイニークランクからレギュラーサイズのクランクにルアーチェンジする場合には本来ブレーキ調節が必要なところですが、
SVならそのまま。とくに風が強い日は絶大なアドバンテージ。リアルに性能差が浮き彫りとなります。
そして本格的に巻物の釣りに導入したいのがブラックレーベル・バーサタイルシリーズの722MHRS。
実はスピニングでのクランキングです。とくにワカサギレイクでは、ワカサギを追って、ディープに落ちるバスが年々増えています。
そこで、パワースピニングロッド&PEラインでより深い水深にディープクランクを送り込もうという寸法です。
パワースピニング&PEでのプラッギングはバサーにとっては、馴染みのあまりないセッティングかも知れませんが、
ソルトでは今や標準。バスでも利点が生きる場面で使わない手はありません。
当然その効果は凄まじく、驚異的な飛距離と潜航能力を引き出すことができます。
キャストの場合、飛距離でいうなら1.5倍、潜航深度はプラグで差がありますが、1.3倍前後となります。
さらにラインを出しっぱなしでボートを進めてルアーを引くドラッギングでは1.5倍以上潜るというケースもあります。
先ずはロッド。722MHRSはミディアムヘビーパワーながらレギュラーテーパーと言う所が大きなポイント。
パワーと長さは飛距離を生み出し、それでいてレギュラーテーパーであることはルアー抵抗を全体でいなし、
バイトも乗せやすいと感じます。ロッドの長さも飛距離だけでなく、これらを補佐する良い仕事をしてくれると感じます。
ブラックレーベルだからこそのラインナップで、かゆい所に手が届く一本であります。
もう一つ重要なのがPEライン。私はPE-Performance0.8号を基準に使用していますが、
EVOシリコンコーティングという表面加工が施されていて、張りがあることに加え、その張りの耐久性がバツグン。
最初は良くてもすぐにコーティングが剥げ、ガサガサな上に毛羽立つなんてものでは、扱いにくく、強度も落ち釣果も半減です。
リーダーはモンスターブレイブの8~10lb、ノットはFGノットなどが、やはり強く長持ち。
面倒くさそうですが、やったことの無い結びは、案外面白いと思います。
ちなみに、ボートで飛ぶということは、もちろん陸っぱりも飛ぶわけで、
時と場合により強烈なアドバンテージとなるはずです。その辺はまた良い手応えがあったらご紹介したいと思います。
巻きまくってこんなん釣れました。ブラックレーベルFM6101MLFB、もしくはFM701MFB。おすすめです
本格的に巻物の釣りに導入したいのがブラックレーベル・バーサタイルシリーズの722MHRS。スピニングでのクランキングです