特集1
速報!!
ランディ・ハウエル
2014バスマスター・クラシック・チャンプに!!
去る2月21日から23日の三日間、アラバマ州のレイク・ガンターズビルで開催されたバスマスター・クラシックにおいて、DAIWAスタッフのランディ・ハウエルが見事優勝!
バスアングラーにとって最高の栄誉であるクラシック・チャンプのタイトルを獲得しました。
11位で最終日に進んだランディは、開始直後から絶好調でいきなりリミットメイク。15分で揃ったといいますから凄い。パターンはリップラップでのクランキングですが「痛んだラインをチェックしていなかったら、もっと早くリミットメイクしただろう」というほどのロケットスタート。結局29.2lbという最終日のベストウェイトを持ち込み、トータル67.8oz。ポール・ミューラーを1lb交わしての優勝となりました。
それにしてもファイナル・ウエイインでは強豪ぞろいの「スーパー6」が次々とやってきて、ランディのウェイトを超えるかどうかというシーンが続いた時には実にハラハラドキドキでしたね。
そして最後にエドウィン・イーバースのウェイトが18lb5ozとコールされた時、ランディの優勝が決まりました。思わず感涙にむせんだそのシーンは感動的なシーンでした。
昨年のクラシックではランディと会い挨拶しましたが、実にナイスガイ。我々にも気さくに接してくれました。アメリカのプロ仲間でも、最高に評判のいいプロです。
心からCongrats! といいたいです。
さて、他のDAIWAスタッフの成績は清水盛三が見事に最終日に駒を進め15位。イッシュ・モンローが20位、宮崎友輔が42位、大森貴洋が48位という結果でした。
彼らすべての健闘を心から称えたいと思います。
特集2
DAIWAスタッフが解説する
2014 ニュータックル
その1
●絶妙な「巻き心地とリフト力」を味わってほしい
今市場に存在するクランキングロッドには高弾性カーボン素材を用いてクランクベイトの振動を最大限伝達させるタイプのロッドとグラス素材を用いたクランクベイトの振動を抑え、一日集中したクランキングを完遂させるタイプの2種類に大別される。このブリッツ・パワープラス、どちらかというと後者となるが、クランクベイトの振動を適度に抑え、「一日集中したクランキングを完遂させる」というのが言葉で言うのは容易だがロッドの形にするのは実に困難を極めたロッドであった。
ネーミングが示す通り、このロッドは基本的にブリッツ(651MLRB)がベースです。その絶妙なキャスタビリティーと乗りの良さで、やや小ぶりのルアーのプラッギングに抜群の能力を持っているのがブリッツ、とくに低水温期のシャッディングなどでは、これ以上ないパフォーマンスを演じてくれます。
ですが、水温の上昇とともに活性が上がったハイシーズンの元気な魚に対しては、掛けた後のやりとりにやや物足りなさを感じていたのも事実でした。使用ルアーに関しても、少し大きめのクランクベイトを気持ちよく使いたいという希望もありました。そんな発想が、ブリッツにもう少し「リフト感」を持たせたいという明確な目的につながったのです。
つまり、ブリッツ譲りのキャスタビリティーと乗りの良さ、そして心地よい巻き心地を持ちながら、魚を掛けた時にしっかりと寄せられる強さを持ったロッドができないか……それが「パワープラス」の出発点だったのです。
この発想自体、実に分かりやすいものでしたが、実際にカタチにすることは非常に難しい作業でした。キャスタビリティーと掛け調子という相反する要素を両立させることは至難の業だったのです。
「リフト感」を持たせようとすればバットを硬くすればいいのですが、バットセクションに高弾性素材を用いたり、ファーストテーパーにするとキャスタビリティーに不満が残り、最も重要な巻き心地の面でクランクベイトの振動を伝達しすぎてしまい一日集中したクランキングが出来なくなってしまう。その逆も然りで、ブリッツの乗せ調子、そして最も重要な引き心地を残しながらしっかりしたリフト力を実現することは、本当に難しいチャレンジだったのです。
それを可能にしたのがロー・モデュラスというブリッツやライトニングに採用されている素材を用いて繰り返し何本ものプロトのテストを繰り返し納得いく「心地よい巻き心地」を実現することが出来ました。
またキャスタビリティーに関してはX45という技術を用いることでブリッツをも凌駕するキャスタビリティーを実現し、これ以上ないバランスを持ったロッドが出来上がりました。数本の最終プロトなどは、それぞれが「素晴らしい」と感じさせる出来栄えでしたが、その中でもベストと思える一本が製品として世に出ることになったのです。
とにかく、掛けた感じはいままでとは別世界。その信頼感十分なパフォーマンスをぜひ味わってほしいですね。
Dスクウェアーなど中型のクランクベイトにはベストロッドだといえ、シャッドにはブリッツ、カバークランキングや中層を引きたければライトニングというように、これで最強のクランキングトリオが誕生したといえます。
その2
川村光大郎 キングボルトFスペック 641LFS-SV
●渾身のオカッパリバーサタイル!
結論から先にいわせてもらうならば、このロッドは「フィネスバーサタイルスピニングロッドのど真ん中であり最高峰」、現時点での私の考えがすべて具体化された一本です。
ネーミングのとおりベースはキングボルト(681MLFS-SV)。このロッド自体、オカッパリバーサタイルとして懐の深いナイスロッドです。ライトリグど真ん中というよりは少し強めのロッドで、テーパーはクセがなく幅広いリグに対応する素晴らしい能力を持ったファステーパー。このキングボルトをもう少しフィネスに幅広く対応させたいと企画したのがFスペックなのです。
ですから、このロッドにはブランクはもちろん、随所に私の数々のこだわりが秘められています。
・こだわりその1 レングス
最初に決めたのが6フィート4インチという長さ。これはピンスポットへのキャスト精度と遠投性の両立を追求した結果です。オカッパリでは小場所で精度が要求されたり、岸から遠投したかったりと、キャスト環境も様々です。そこから導き出されたのがこのレングス。正確性と飛距離のいいとこどりです。
・こだわりその2 グリップ
一見してグリップは短いようですが、これも扱いやすさを追い求めた結果です。オカッパリのキャストではバックハンドなど、いろいろなテクニックを使わなければなりません。そんな場合にも短めのグリップは使い勝手がいいし、なによりダブルハンドで投げた時の気持ち良さは格別です。
何故なら、ダブルハンドグリップの間隔が長いと、脇が空いたキャストフォームになり、精度が失われるからです。その点、短いグリップは自然に脇が締り、いいフォームで投げられます。
・こだわりその3 フックキーパー
いままでフックキーパーは「何でないの?」と思っていたので、今回は採用させてもらいました。ですが、ここにもこだわりが秘められています。それは位置。ミッドグリップとリアグリップの中間に設置しました。フォアグリップの前にありますと、往々にしてラインが絡んだりします。リールの前にこういう異物があるとトラブルの元になります。ですからこの位置にしたわけですが、それだけではありません。圧倒的に右利きのアングラーが多いので、ワンタッチで引っ掛けられるよう、左の横に設置しました。何度も自分で試行錯誤した結果のベストポジションです。
・こだわりその4 ガイド
現在、ガイドは小口径が流行っていますが、私はオカッパリロッドでのメリットを感じていません。飛距離でのデメリットを感じるからで、特に太めのラインに軽量ルアーの組み合わせでは顕著。例えばオカッパリではフロロの5LBで虫ルアーを使ったりする場合があります。そんな時、小口径ガイドでは十分な飛距離を生み出すことができません。様々なリングサイズとフレーム形状の組み合わせ何通りも試作して頂いてテストした結果と幅広い用途を考えた場合、小口径はデメリットになるのです。ですから、とくに元ガイドなどは大口径を採用し、ティップガイドも従来より小口径化しつつも、性能を損なわないサイズに設定しました。
・こだわりその5 ブランク
いちばんのこだわりがブランク。「フィネスバーサタイルスピニングロッドのど真ん中であり最高峰」を目指したからには、ブランクにも最高にこだわりました。そうです。SVF COMPILE–Xです。その軽さ、感度、張りはまさに別次元。ブラックレーベルも優秀ですが、最高を目指すスティーズなら素材も最高を選択しなければなりません。SVF COMPILE–Xの能力は軽いリグを扱うスピニングでこそ最大限に発揮されるのです。又、レングスの部分でも触れたキャストに関して、X45によってネジレのパワーロスを抑えた正確なキャストと飛距離をより高度に実現出来ました。
こうして生み出されたのが「オカッパリのベストスピニングロッド。キングボルト Fスペック」。携行本数が限られるオカッパリで、究極のバーサタイル性能を備えた川村光大郎渾身の一本。この類まれなるパフォーマンスをぜひ、全国のオカッパリアングラーに味わってほしいですね。
特集3
千葉のことならオリキンに聞け
Get ready for 「春爆!」 の巻
みなさんコンニチワ。オリキンこと折金一樹です。
まだまだ寒い日はありつつも、春のような暖い日も増えたなと思っていたら、この二度の大雪。
冬に戻ったとまではいい過ぎですが、一時的でもかなり逆戻りしたといえます。
千葉の高滝湖、亀山湖も例外でなく、大量の雪と雨で水温2?3℃に急降下。
今でもシャーベット状の厚い雪の塊が漂流している状況です。
しかし、凍るほどの水温に押し戻したのが自然のパワーならば、一気に春を呼び寄せるのも自然のパワー。
今後湖の水をガラッと入れ替えるような、雨量の多い暖かい雨が降れば、状況は一変するはずです。
むしろ冷え切った今の状況とのギャップもあることから、一気に大爆発するかも!もちろん「かも」でありますが(笑)
そして、今春を占う好材料として、高滝湖、亀山湖ともワカサギが例年より多いことが挙げられます。
エサが起因となる春の爆発ですから、期待して良いのではないでしょうか?
いずれにせよ必ずやってくるその時にはスクランブル発進せねばなりません。
あたふたしていては、チャンスをみすみす逃すようなもの。
有事にタックル不備があっては悔やまれます。
そこで、今回は春攻略のタックルをご紹介。
先ずはなくてはならないのがシャッド。
とはいっても冬のストップ&ゴーの繊細なシャッドとは別物です。
フィーディングスイッチが入って、ベイトを追いかけ回している個体がターゲット。
リトリーブ速度はミディアム?速巻きがメインとなります。
ところがバスもまだまだ低水温で本調子でないのか、上手く喰いきれずにバラシに泣かされるのもこの釣りの特徴です。
このバラシを軽減させキャッチ率を上げるためになくてはならないのが、スティーズ・サージェント。
文句なしにオススメです。
うたい文句ではなく、コレでないと捕れないバスがいるのは事実です。
合わせはバイトがあっても巻きつつ、重みがしっかり乗ってから合わせることが
安定したフッキングに持ち込めるキモと感じています。
もう一つ巻の釣りで忘れてはならないのが、ミノー系。
ある程度絞れたスポットを通すシャッド系に対し、こちらは広いエリアやある程度長いバンクを打っていく釣り。
つまりテンポ良く、精度良く投げられるロッドがバスに出会う確率を上げてくれます。
シャッドと違い、サイズやウェイト違いのミノーをローテーションするので汎用性も欲張りたいのが私の欲求。
これを満たすのが、ブラックレーベルFM6101LFB。
しっかりと曲がるのでロッド表記以上の範囲のルアーが投げられ、丁度良い長さはボートやオカッパリ問わず活躍してくれています。
チャンスを逃さず、もちろん準備はぬかりなく、当たるも当たらぬもあなた次第(笑)
もう春はすぐそこまで来ているかもしれません!
高滝・亀山ともに今回の雪ではダメージをくらいましたが・・・
スティーズ・サージェント、ブラックレーベルFM6101LFBを準備して、「春爆」への臨戦態勢を整えておきましょう
特集4
三宅貴浩のウェスタン・レポート
その73
DAIWA・WORKSフェス2014 の巻
みなさんこんにちは!TAKA三宅です。
早いもので2月もあっという間に終盤です・・。
もうすぐシーズンインですし、皆さんもデカイバスが釣りたくてワクワクされていることと思います。
そしてこの原稿を書いている現在、なんとアメリカ・バスマスターズクラッシックの最終日の真っただ中で、アルティメットがアップされる頃には当然皆様も結果をご存じのことかと思います!
出場日本人は過去最多の3人で、大森プロ、宮崎プロ、清水プロともにDAIWAサポートプロであるというスゴイ現実!さて結果はいかに!
そしてFS大阪が終わり、すでにDAIWAのニューアイテムを触っていただいたかと思いますが、そんな皆様に朗報です。
来る3月15日(土)に琵琶湖でDAIWA・WORKSフェス2014を開催いたします。
当日はスティーズLTDSV、SSエア、SSSV、タトゥーラ、スティーズロッド、BL+等の新商品を直接試投していただけるチャンスです。
またSLPの新商品ももちろんみて頂けますので、ぜひ会場に遊びにきてくださいね!プロトルアーのプレゼントもあるようですよ。
詳細はこちらをご覧ください→ http://all.daiwa21.com/fishing/event2/data/bass/2014/140315/download/yousi.pdf
皆様のお越しを心よりお待ちしております!
スティーズLTDSV、SSエア、SSSV、タトゥーラ、スティーズロッド、BL+等の新商品を直接試投していただけるチャンス。ぜひ、DAIWA・WORKSフェス2014にお運びを!!