Ultimate 2014年10月24日号

  特集1

草深幸範、W.B.S.クラシック優勝!

その偉業をもたらしたものは……

 

 このアルティメットの号外で速報させていただいたように、10月11,12の両日、霞ケ浦水系において開催されたW.B.S.クラシックで、DAIWAプロスタッフのひとり草深幸範は初日6380g、二日目5660gという破壊的なウェィトをマークし、二位に4kg以上の差をつけて完全優勝、A.O.Y.と並ぶW.B.S.のビッグタイトルを獲得いたしました。

1410241.JPG

14102412.JPG

 同選手の二日間のプランはオフショアーのディープとシャローの二面作戦。オフショアーはクランクベイトとキャロ、シャローは二種類のノーシンカーとスナッグレスネコリグを適材適所で使い分けるというもの。すべてのリグで魚を獲る効率の良さでした。

 雑誌BASSERの取材で、沖のクランクベイトパターンの有効性を確信した草深選手ですが、それだけでは勝利への道は遠いと判断し、このところ釣り込んでいないシャローを見直すことで、大きなウェイトを作り出すことができました。

 初日、霞ケ浦本湖東岸のシャローで一本獲った後、西の洲に移動しミドルクランクでグッドサイズを連発。その内の一本は初日のビッグフィッシュ賞を獲得した1940gでした。そこから同選手は北利根に移動しノーシンカーで1尾追加、本湖東岸に走ってシャローでリミットメイク。帰着直前に桜川でキロアップを入れ替えるという絶好調さで前述のウェィトを叩き出したのです。

 1410242.JPG

(初日の帰着前に寄った桜川で草深選手はキロアップを獲った)

 草深選手は二日目もシャローとオフショアーを効率的に攻めました。桜川、西の洲、北利根、美浦沖と、シャローと沖を交互に攻めてリミットメイク。とくに美浦沖でのキャロは勝利を確定させるダメ押しの一本でした。

 1410243.JPG

(西の洲に浮く草深選手。2メーターダイバーでビッグフッィシュを獲った)

 2本のビッグフィッシュを獲った派手さでオフショアーの釣りが目立ちますが、それに費やした時間は全体の2~3割。「それまで疎かにしていたシャローの釣りを勉強し直して釣り切った」と本人も語っていたように、幅広い釣りがクラシックタイトルに結びついたといえましょう。

 1410244.JPG

(2日間ともトップウェイトを叩き出した草深選手。まさに完全優勝だった)

 その栄冠をもたらしたものが草深選手が組んだタックルシステム。極めてシチュラルに、ストレスなく釣りができる装備は、プロのテクニックを余すところなく発揮させるものです。具体的には…

●クランクベイトには

ROD:DAIWA STEEZ 731MMHRB-LM スカイホーク

REEL:DAIWA ZILLION LTD J DREAM 6.3R

 クランクベイトの釣りは飛ばしてナンボ。飛距離がプロダクティブゾーンを広げてくれます。同時に、何百回と投げるので疲労度の軽減も重要。疲れては集中力が続きません。軽く投げて飛んでくれるシステムが結果に結びついてくれます。8割の力で100%の飛びを可能にするこの組み合わせが、ビッグフィッシュをもたらしたといえましょう。

●スナッグレスネコリグには

ROD:DAIWA  STEEZ 661MFB-SV ウェアウルフ

REEL:DAIWA アルファスフィネスカスタム 105HL

初日の帰着直前に寄った桜川で1300gフィッシュを獲ったのがこのシステム。これはもう強烈な感度が武器。急激な減水で一気にスプーキーになった魚の微かなバイトを伝えてくれたようです。

●ノーシンカーには

ROD:DAIWA STEEZ プロト

REEL:DAIWA STEEZ 100SHL SVスプール

ROD:DAIWA  ブラックレーベル BL681MHFB

REEL:DAIWA STEEZ SV 7.1

の2システムを使い分けたようです。浅いカバーにはバックスライドセッティング、奥の奥にはバルキータイプで、これらはピンポイントに撃ちこめる操作性と、掛けた魚をカバーから一気に引きずり出すパワーを重視してのチョイスでした。

 1410245.JPG

(草深選手の偉業達成に貢献させてもらったタックルシステム。実に光栄なことです)

 同プロもお立ち台で「この勝利はタックルのおかげ」と語っていたように、理に叶ったシステムは釣りをシンプルにしてくれ、結果的に釣果に結び付くものです。DAIWAのタックルは、その一点にフォーカスして開発されているのです。

 草深選手の今回の栄誉は、ご本人の努力と研鑽がもたらしたものであることは間違いありませんが、タックルも少なからず貢献させていただいたようで、誇らしく感じている次第です。草深選手、おめでとうございました。

 1410246.JPG

(W.B.S.恒例の新港ダイブに挑戦する草深選手)

 

特集2

三宅貴浩のウェスタン・レポート

その89

ピーナッツ2 プロカラーの巻

 

みなさんこんにちは!TAKA三宅です! 

今年のフィッシィングショーやルアーマガジンなどで総選挙をおこなった、DAIWAプロスタッフの監修カラーのピーナッツ2。現在発売になっているのをご存知でしょうか? 

もともと釣れるクランクベイトであるピーナッツ2に各プロスタッフがオリジナルのカラーを施したアイテムですが、実戦的なカラーから遊び心のあるモデルまで様々なピーナッツ2が発売されています! 

私のカラーは全国のメジャーレイクがボディーにデザインされており、チャート、グリーンをベースにしたクランクとしても釣れるカラーとなっております!(お問い合わせをいただきましたが、もともと投票時にデザインしたものとは諸事情により多少異なっております) 

もちろん他のプロスタッフのカラーも本当にすばらしいものばかりですので、実際にフィールドで使うもよし、バッグにぶら下げたりキーホルダーとして使うもよし、それぞれのカラーを楽しんでくださいね♪ 

1410247.JPG

(いかがですか? 全国のメジャーレイクがデザインされている私のカラーです)

 

特集3

千葉のことならオリキンに聞け! 

クランキングの裏技 の巻

 

みなさんコンニチワ。

オリキンこと折金です。 

秋もいよいよ深まり、山では木々も段々色づいてきました。

湖は連発した台風の影響も収まりつつあり、釣果も連発したかと思えば、バッタリ音沙汰なしなど、秋らしい釣れ方になってきています。 

そこで、やはり秋らしく、12月頭くらいまでは強気の巻物がオススメ。
とくに、日本全国どこでも釣れるのがクランク。こと地元千葉のリザーバーで絶好調なのがディープクランク。

例年になく、9月頃から水温が低かったこともあり、バスやベイトが深い水深に定位していて、やや散り気味な傾向がありました。

そこで、ガンガンこの水深を攻めて、手数でバスと遭遇する確立をあげるのが得策。 

実はこの時期から、少し特殊なタックルで釣果を挙げています。

それはスピニングロッドとPEラインの組み合わせ。

前途のようにかなり深い水深である為、遠くに投げ深く潜らす必要があります。

そこでこの釣りにベストマッチなのがBL722MHRSPE–Performance 0.8号のコンビ。 

元々パワーフィネスロッドですが、このレングスでミディアムヘビークラスながらレギュラーテーパーであるところが、巻物にもかなりイケてます。

クランクにもよりますが、キャストで大体プラス1m、ドラッギングだと1.5倍は潜るはずです。 

深くてワームやジグでしか攻められなかった、などというフィールドは特にオススメです。

またプラグの釣りなので天候に左右される部分もありますが、朝夕と風の吹き始めなどは見逃せません。 

とは言っても、ピーカン無風でも釣れるときは釣れるので、とにかく巻いてナンボ、巻き続けるべし!と思います(笑) 

もちろん、ディープクランクだけでなく、個々のフィールドの水深に合わせた潜航深度のクランクを使えばOKです。

その場合はブラックレーベルFM701MFBでミドルダイバーからレギュラーサイズのクランク、スモールクランクまでと言うならBL+661MLFB–Gなどが最適。

釣れることはもちろん、投げる楽しさも実感できるロッドです。 

最後に釣れるイメージが持てないと言う方にアドバイス。

肝はクランクの挙動をロッドやライン、ハンドルの巻き抵抗などで、しっかりイメージすること。

そしてテンポよく釣りをする。ただそれだけです。
楽しい釣りです。ぜひお試し下さい!

 

1410248.JPG

(オリキンおすすめの秋のクランキングロッド)

1410249.JPG

(とにかくテンポよく投げる。それだけです。楽しい釣りですよ)

 

特集4

矢口悟司の Fish this moment!

その10 

秋の北利根川 の巻

 

皆さんこんにちは!

やぐっちゃんのFish this moment!です!!

すっかり秋も深まり朝夕は気温10℃を下回りそうな勢いです。

最近の霞ヶ浦水系は台風や雨の影響で水位が少し高めです。 

今回は北利根川のテトラ帯を紹介します♪

霞ヶ浦から北利根川に入るとすぐ大橋がありその下から約500メートル近くテトラ帯が続きます。

このエリアはトーナメントのウエイン後の放流場所となりますので常に魚がいるエリアでもあります。

また足場がよく近くにトイレや駐車場もあるのでオススメです! 

水深は1.5〜2.5メートル。

変則的にテトラが入っていて、こぼれテトラがあるのでラバージグやネコリグで穴を探るのもいいですが、やはり秋はスピナーベイト、クランクでしょう!

最近のお気に入りはDスピナーベイトビッツです! 

Dスピナーベイトビッツの特徴は小ぶりなサイズに軽めのウエイト!

小さいのにアピール力は抜群!

軽いのに良く飛ぶ!

ナマズを釣ってもワイヤーが頑丈なので曲がりにくい&壊れにくい!

とても作り込まれているスピナーベイトです! 

これに合わせるロッドはブラックレーベルPLUSの661MLFBです♪

実は最近から使い始めたのですがいいですねぇ!

このロッドに関してはまたの機会にご紹介します♪ 

皆さんも秋の北利根川をスピナーベイトでガンガン巻き倒して下さい!キッパリ


14102410.JPG

(これが北利根川。向こうに見えるのが霞が浦です)

14102411.JPG

(テトラ帯を攻めるのにはやっぱりスピナーベイトっしょ。おすすめはDスピナーベイトビッツです)