特集1
栄冠をもたらしたタックル
草深幸範プロ、W.B.S.クラシック回顧 その2
前回に続き草深幸範プロのW.B.S.クラシック優勝をもたらしたタックルを深掘りしていきます。今回フィーチャーされるロッドは初日の最後に入れ替えの魚をもたらし、二日目の一本目を獲らせたくれたロッド・STZ661MFB-SVウェアウルフ。
初日、早い時間帯にリミットを確保し、翌日のパトロールも含めて各エリアを回った草深プロが最後に寄ったのが桜川。そこの下流域のカバーで1300gという魚を獲り入れ替え、これが効いて6380gという破壊的なウェイトを叩き出しました。
二日目の朝一も桜川に行き、最初にバイトしてきた魚はバラしたものの、すぐに一本目を獲って幸先の良いスタートを切りました。
これらの魚をもたらしたリグがスナッグレスネコ。そしてロッドが草深プロが絶大な信頼を寄せるウェアウルフだったのです。それではご本人に解説していただきましょう。
「スナッグレスネコリグは僕が霞ケ浦で釣りをする場合、一年中リグって一年中投げるものです。そもそもネコリグは釣れます。プレッシャーが高くても食わせる能力があるし、それでいてスイミングで横に探ることもできるバーサタイルな一面も持っています。それがウィードレスセッティングされることによって、僕の中では霞ケ浦の釣りで主軸となるリグとなりました。
そんなリグだけに、ロッドに求められる条件もシビアです。相反する要素を兼ね備えたロッドでないと、スナッグレスネコリグの釣りを100%実践することはできません。
そもそもウィードレスセッティングなので通常のチョン掛けのネコリグと違って、フッキングにはそれなりのパワーが必要です。カバーで釣る場合はなおさらですね。でも、リグが軽いのでパワーがあるだけではダメです。例えば1/16ozのネイルシンカー+4.5inのストレートワームというライトリグをストレスなく飛ばしてくれるキャスタビリティーも必要です。ロングキャストする釣りではありませんが、軽いスナップキャストでピユッと飛んでくれないと、釣りにリズムができません。
つまりフッキングパワーとしなやかなキャスタビリティーが必要といえ、その両者を高次元で備えているのがウェアウルフなのです。だからトーナメントで勝利をもたらしてくれるのです。
このロッド、テーパーとしては先調子ではありません。通常のワームロッドは先調子が多いんですが、ウェアウルフは違うんです。ですから、皆さん室内でこのロッドを初めて振った時には「これ、ワームロッドなの?」と首をかしげます。でも、実際に投げて釣ってみれば納得されます。
そもそもウェアウルフの硬さで先調子のロッドを作ると、ネコリグは飛んで行ってくれません。それを飛ばすためにウェアウルフはベリーまで入ってくれる可変テーパーが採用されているんです。ファーストスローというそうですが、とにかく独特なテーパーです。
ウェアウルフは感度も絶品です。ファーストスローのテーパーにすると、ロッドは往々にしてダレて感度がなくなるものですが、ビンビンなんですよ。それを可能にしたのがコンパイルXという素材。これがなかったらウェアウルフは成立しなかったでしょうね。
違う素材を使って同じテーパーのロッドを作ったら、絶対にあそこまでの感度は出せないでしょうね。ですからウェアウルフは素材のポテンシャルが100%発揮されたロッドといえるでしょう。
僕はウェアウルフはダウンショットとスナッグレスネコリグで常時3本はデッキの上に置いているかな。それほど信頼を寄せているロッドです。今回のクラシックも、このロッドがなければ勝てなかったでしょう。タックルの性能を生かすことが激しい競争を生き抜く秘訣。来シーズンも活躍してくれると信じています」
初日の帰着直前に桜川で釣ったこの1300gフィッシュで草深プロはビッグウェイトを固めたのです
一番上がスナッグレスネコリグのタックル
ROD:DAIWA STEEZ 661MFB-SV ウェアウルフ
REEL:DAIWA アルファス 105HL KTF
特集2
三宅貴浩のウェスタン・レポート
その92
ネコストの威力 その2 の巻
みなさんこんにちは!!TAKA三宅です。
前々回のアルティメットでご紹介しましたビッグレイクの大会でネコストのシューティングメソッドで見事に準優勝をはたした(彼女さんはレディース部門優勝!)ネコスト大好きの丸山さんですが、先日は丸山さんの今年の技術向上の最終確認をするために(笑)、春の技術伝授以来の同船で、ビッグレイク最大規模のオープン大会に参加してきました。
結果は見違えるほどにスキルアップしていました!
先日のサウザーCUP準優勝の実力は本物でした 笑
朝1にエリア選択をミスし、とれていたかもしれないBIGフィッシュのタイミングを逃してしまったのは本当に痛かったですが、それでもネコストシューティング特有の、豆バスの中からBIGを混ぜていくという本領を発揮!
二人で40本のバスを釣る中にGOODフィッシュを混ぜていき、4キロオーバー、11位でフィニッシュ☆(参加人数は約290人)
(自分はマメ釣り役にまわりました 爆)
しかも丸山さんのサウザーのサイズとエレキの回頭性の高さが、この釣りの精度アップに確実に貢献。
朝のエリア選択次第で5キロ後半にせまっていた可能性も十分にあっただけに、いよいよこの釣りでビッグレイクのこのオープン大会のお立ちも見えてきました♪
年間も1戦オオゴケしたにもかかわらず12位でフィニッシュし、来年はいよいよシングルも見えてきましたね!
いやー、本当に楽しい1日を過ごすことができました!
丸山さん免許皆伝です 笑
お互いに更なる精度アップに向けて精進しましょう 笑
ちなみにこの丸山さん、自宅にとうとうネコストの研究施設まで作ってしまいました 笑
先日は専用のロッドについても熱く語りましたが、この釣りは本当にタックルすべてにおいて奥が深いです!
来年さらにこの釣りを煮詰めていくのが本当に楽しみです☆
二人で4kgオーバー、11位フィニッシュでした(参加290名)
丸山さんのご自宅には「ネコスト研究所」が設立されました。ここまで来ると本物ですね
特集3
矢口悟司の Fish this moment!
その13
冬に備えろ! の巻
皆さんこんにちは。やぐっちゃんのFish this momentがやって参りました♪
霞ヶ浦は12月頭にまとまった雨が降り、一気に水温が下がり、低いところでは8℃台です。外気温も低く釣り人にも厳しい状況となってきました。
今回はそんな冬の寒さに打ち勝つ必需品アイテムを紹介します!
まずはDG-7604W。
指なしタイプのグローブです。
保温性が高く、しっとりしたラバーでグリップ性が良いので
ロッドを握った時のナチュラルな感じが最高。
繊細さが必要な冬でも違和感なく使用出来ます♪
指先が出ているのでリグチェンジも楽チンです!
そしてもう一つ!DU-3304Sです。
こちらのアンダーウェアーは他の市販されているものとは比べ物にならない位に保温性が高く、ストレッチ性が抜群です。
それがなぜいいかと言うと、保温性が高ければ厚着をしなくて済みますし、
キャスタビリティーが向上し精度も出ます。
寒さで集中力が切れてしまわぬ様にしっかりとした防寒対策で
数少ないバイトに備えるのが一番かもしれませんね♪
このグローブ、使えば使うほど最高ですね
(DU-3304S)
特集
ある日の並木敏成 の巻
いままさにファイティング中のアングラーは、ご存知並木敏成プロ。1月発売の雑誌取材中のヒトコマですが、超タフな利根川でラッシュを演じて見せました。サスガですね。詳しくは2015年1月発売のBASSER誌をご覧ください。
超タフな利根川でのパフォーマンス。サスガでした