Ultimate 7月10日号

特集1

フィネスティップ炸裂!

W.B.S.桧原湖戦を圧倒!

 

 去る6月28日に桧原湖で開催されたW.B.S.第三戦に於いて、平川皓也・竹内聡チームは3670gというウェイトで優勝しましたが、その勝ち方はまさに水際だったものでした。

 2番という好フライトを利して狙いどおり糠塚島沖にボートを進めた同チーム、岬の先端から沖に向かってキャロライナリグをアップヒルに引いてくる釣りで瞬く間にリミットメイク。サイズは500gから700gでまとめて推定3000gといったところでした。 

 周囲でも同クラスの魚が次々と釣れている状況を目の当たりにして、これでは優勝できないと判断した平川選手は即座にシャローカバーのラージ狙いにシフトしました。そのままディープの釣りを続けてサイズアップを目指すか、それとも折からの増水でカバーの奥に潜んでいるであろうビッグラージを掛けるかしばし悩んだそうですが、ラージ狙いを決断。キャロのタックルをすべて片付けて、10時から帰着までひたすらフリッピングを繰り返しました。 

 こういう釣りは霞ヶ浦がホームグラウンドの平川選手にとってはお手のもの、糠塚島の対岸のヘビーカバーを撃って撃って撃ちまくり、パートナーと二人で3本のナイスラージをライブウェルに納め、優勝をもぎ取りました。 

 平川選手は優勝の要因の一つにタックルシステムの卓越を挙げてくれました。こう書くカバー撃ちに使用したBL PF731MHFB がクローズアップされますが、ご本人は

 「いや、ベースとなるウェイトを作ってくれた2本のスピニングが今回の功労者だったと思います。赤羽さん(赤羽修弥氏)にも薦められたんですが、その言葉通りとくに桧原湖のようなレイクでは『フィネスティップ』は絶対的な強みになると感じました。とくにディープウォーターでのキャロなどでは、あの感度は頼りになります。ボトムの状態も把握できますし、バイトもわかりやすい。根にハングしたのか魚がバイトしたのか、その違いが明確にわかります。一番いいのは魚にワームを飲まれないことです。飲まれる以前にフッキングできます。飲まれるとデッドの危険性が高まりますからね。

 確かにカバーで使用したPF731MHFBも、レイダウンありブッシュありという厄介なスポットばかりでしたから、戦力になってくれました。でも、ストレスなくキーパーを釣らせてくれた2本のフィネスティップが優勝の原動力でした」

 と語ってくれました。ボーターとしては初優勝とのこと。こころからお祝いを申し上げたいと思います。

●平川選手のタックルデータ

Tackle1

Rod ブラックレーベル FT681LXS
Reel カルディア2506H
Lure ホッグ系3in グリパン
Line フィネスブレイブ 2.5ポンド
Rig  2.7g キャロライナリグ

Tackle2
Rod ブラックレーベル FT762ULXS
Reel カルディア2506H
Lure ホッグ系3in グリパン
Line フィネスブレイブ 2.5ポンド
Rig  3.5g キャロライナリグ

Tackle3
Rod ブラックレーベル PF731MHFB
Reel ジリオン Jドリーム7.9
Lure クロー系グリパン
Line モンスターブレイブ 20ポンド
Rig  3/8oz テキサスリグ

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ナイスなラージが目立ちますが、ベースを作ったのはやっぱりキーパー。フィネスティップのロッドがディープでのバイトを確実に伝えてくれたようです(photo:W.B.S.)

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平川選手は赤羽修弥選手の弟子のような存在。ボーターでの初優勝に赤羽選手も感激していました(photo:W.B.S.)

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フィネスティップのアドバンテージはパートナーにとっても衝撃的だったようです(photo:W.B.S.)

 

特集2

草深幸範のタックル考

 

 W.B.S.プロトーナメントをメインに様々なジャンルで活動しているアングラー・草深幸範はタックルに関してこんな考えを持っています。

「それは単に魚を釣らせてくれる道具ではなく、自分をより高いステージに押し上げてくれるもの。自分を進化させてくれるものです」 

 ブラックレーベル6111MFSは最近、氏が熱心に使い込んでいるニューロッドですが、百戦錬磨の同氏にとっても、このロッドのポテンシャルは「衝撃的だった」ようです。 

 その理由を伺ってみると、こんな答えが返ってきました。 

 「私が今までトーナメントを戦っていくうえで、スピニングを使ってのパワーゲーム、いわゆるパワーフィネスという釣りは、実は本格的に釣り込んでいないものでした。スモールラバージグや虫系ワームの釣りは、いってみれば取り残された分野だったのです。確かに霞ヶ浦水系をホームグラウンドに闘っているわけですから、優先順位は低いものでした。 

ですが、パワーフィネスの利点はなんといっても軽いリグをカバーに入れられることです。霞ヶ浦だけでなく、どんなシャローゲームにおいても有効です。ですから、常々その分野を研究してみたいと思っていました。  

 そんなタイミングでこのロッドがデビューしたんです。これはもう練習するしかないと思いすぐに購入しました。 

 で、最初の印象は「すこし柔らかいかな」というものでした。これなら軽いリグでも飛ばせる、と感じました。でも、問題はカバーから魚を引きずり出せるか、ということでした。軽さとパワーはお互いに矛盾する要素だからです。双方を兼ね備えているロッドは極めて稀です。 

 しかし使ってみて驚きました。PEラインとシステムさせることで、どんなカバーからも魚を引きずり出せる。サイズも問いません。2kgクラスでも余裕でした。魚を掛けてからのバットパワーの強さは驚異的でした。 

 ガイドも研究し尽くされています。PEラインが絡みにくいティップガイド、飛距離を稼いでくれる元ガイド……これならカバーの最奥も攻められます。スピニングの方がベイトタックルよりも奥を攻めることができます。しかも軽いリグを入れられますから、掛けてからのパワーに不安がなければ強力な戦力になります。 

 PEラインは葦やレイダウンなどのカバーに対してはコスレに強い性質を持っています。ですから決してオーバーではなく、このロッドはカバーゲームを根底から変えてしまうかもしれません。 

 これからの季節、魚は上を向いていますから、カバーの奥に軽いルアーを入れて、何かに引っ掛けてチョンチョン…なんて釣りは狙い目ですよ。 

 私もまだこのロッドを使い込んだとはいえません。これからそのパフォーマンスを最大に発揮できるように練習するつもりです。オリキンのようなキャストもマスターしたいですね。 

 ロッドも時代に応じて進化していきます。そんな進化に負けずに自分も進歩していかなければいけないと痛感しています。 

 そんな意味でも、ニュータックルは自分をスキルアップさせてくれるものなのです」 

 こう力説してくれた草深選手。パワーフィネスの釣りが根底から変わる気がいたします。

 

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常に研究を怠らない草深選手。このロッドも近い将来、完全にモノにすることでしょう

 

 

特集3

やぐっちゃん のFish this moment! 

備前川での ほぼ50UP の巻

 

皆さんこんにちは♪やぐっちゃんのFish this momentです!

関東地域は梅雨に入り毎日のように雨です。

でも、流入河川には若干の濁りはあるものの

常にフレッシュウォーターが流れ込みコンディションは最高!

てことで今回は霞ヶ浦の備前川をチョイス!

河口から上流までずーっと護岸で正直飽きます(笑)が、この備前川にはゲキ!1級スポットがあるんですよ♪

それは通称「隠れ水門」。

水門といえば文字通り門があるのを想像しますが、備前川の水門には門がなく水中から吐き出しています。

正しく言えば流れ込みかな?

その流れ込みは田んぼに繋がっていて、雨が降るとザリガニやミミズが流れて来るんです!

バスはその流れて来る獲物を待ち構えているんです!

今回もルアーはネコストレート

カラーはサマークロー!濁りが入っている時はとくにオススメカラーです! キッパリ

流れ込み+ネコスト=最強!

いまの霞ヶ浦にはこんな方程式があります。

サイズは50センチに届かず49センチでした。

しかし霞ヶ浦では立派なサイズ!

まだ梅雨が続きますので皆さんもネコストレートで流れ込みを攻めまくりましょう♪

 

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ネコストレートをバックリ喰っていますよ

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「エエ魚ですやん」と何故か関西弁