特集1
草深幸範
W.B.S.クラシックで3位入賞!
11月21,22日の二日間、霞ケ浦水系を舞台に開催されたW.B.S.クラシックにおいて、DAIWAプロメンバーの草深幸範は二日間トータル6490gというスコアをマークして堂々3位に入賞、いいカタチで今年のフィナーレを飾りました。
鬼怒川を決壊させた大雨で最終戦が延期になり、したがって11月までズレこんだ今年のクラシック。例年より1か月遅い開催となり当然、気温・水温も低下してコンディションは一層厳しくなりました。
そんな中、草深選手は無謀なプランを目指さずに着実にキーパーを重ねる釣りを展開して、渋い中でもまずまずの数字を作ったのです。
初日は無風・温暖・ローライト・霧というこの時期にしてはベストに近い条件の下、草深選手は霞ケ浦本湖を2周するというラン&ガン作戦を展開。スタート直後は土浦周辺を攻めましたが音なし。そこで古渡の浚渫に行き、ヘビキャロを駆使して最初の一本、晴れたタイミングで東浦の杭をめざし狙い通り1500gフィッシュをゲット。さらに石田に移動してエビオダにテキサスを落として1710gという、初日のビッグフィッシュ賞を獲得したナイスワンを獲って4170gというスコアをまとめました。
二日目はうって変わって東北系の爆風。初日同様、土浦周辺をサーチしましたが答えは得られず、そこで草深選手は北浦に走り、得意のスピナーベイトを水深3メーターのオダに軽くコンタクトさせクォリティーな2本の魚を手中にしました。
結局6バイト5フィッシュで前述のスコアになりましたが、超タフな条件の中ではまずまずだったといえましょう。本人も6kg~7kg台のスコアは当初の読み通りでした、と語っていました。難しい中でも持てる知識と経験を総動員してスコアを作るという、プロならではの戦いぶりだったといえましょう。悪いなりにも釣ってくる、という姿勢が大事なのです。
これでオフィシャルなトーナメントスケジュールはすべて終了した草深選手。来年度の大きな飛躍を期待したいところです。以下に草深選手がクラシックで使用したタックルシカテムをご紹介しておきますが、いずれも先鋭なトーナメントを戦う上で絶対に必要なポテンシャルを持っているといえましょう。
Tackle1 (ビッグフィッシュ賞獲得システム)
REEL:STZリミテッド 105XHL
LURE:ホッグ系ワーム4in
LINE:フロロ14lb
RIG:1/4テキサスリグ バサーズワームシンカー バレット
Tackle2
ROD: STZ721MH/HXB-SV ストライクフォース
REEL:ベイトリール(プロト)
LURE:ホッグ系ワーム
LINE: フロロ14lb
Tackle3
ROD:7ft2in プロトロッド
REEL:ジリオンTW 1516H
LURE:5/8スピナーベイト
LINE: フロロ14lb
二日目の朝一、土浦周辺をチェックする草深選手。寒そうです
二日目は北浦から2本のナイスフイッシュを持ってきました
ビッグフィッシュ賞を含む3位入賞は、まずまずのシーズン締めくくりといっていいでしよう
ファンサービスも盛り上がっていました
特集2
オリキンのウィニングタックル
前回、オリキンこと折金一樹氏からH-1グランプリ、続くマスターズに連勝したというレポートが届けられました。その際はグランプリにおける戦いぶりやタックルが生々しく語られましたが、マスターズでは速報で終わっていました。
そこで今回はこちらからオリキンに電話取材を試み、タックルシステムをメインにお話を聞くことが出来ました。
11月3日の試合当日、日中は快晴で多少の風、そして水温低下が厳しさを予想させる天気でした。将藍川をメインエリアに指名したオリキンはとりあえずディープを攻めますが音なし。そこで激浅ハードボトムでサブサーフェイスを攻めてキロアップ、そして竹や笹のレイダウン下のポケットにメタルバイブをフォールさせてナイスキーパーを2本、さらにサスペンドシャッドをハードボトムに泳がせて入れ替えするという、そんな経過でした。
オリキンにとってこのフィールドはほぼアウェイといっていいほどの未知数でしたので、かなり手探りだったと思われますが、そんな中で結果を出したことは同氏の実力を証明するといえましょう。
同時にオリキンが厳選したのがタックルシステム。この試合では4セットという携行タックル本数の縛りがあったので、かなり熟慮を要したといいます。
そのシステムとは……
●キロアップを獲ったサブサーフェイスプラグには
ロッド:BL 631ULFS(本来はベイトフィネス気味のロッドを使いたかったが、他のルアーも使える汎用性を考慮してスピニングにしたとのこと)
リール:イグニス2506
ライン:フィネスブレイブ4lb
●タテシャクリのフォールでバイトを獲ったメタルバイブには
ロッド:STZ 661MFB-SV ウェアウルフ(ヘビダン用をメタルバイブに使う所がニクイ)
リール:T3 Air
ライン:モンスターブレイブ10lb
●サスペンドシャッドに使ったタックルには
ロッド:BL+6101MFB
リール: SS SV 103SHL
ライン: モンスターブレイブ14lb
●晴れて人が多くプレッシャーが高いことが予想されたので、強力なパターンと考えていたスモールクランクには
ロッド: BL FM 6101LFB
リール: STZ 103H
ライン: デフバスナイロン 12lb
というもの。本人も、「4本という制限の中でベストなチョイスが出来ました」と語っていました。同時に「幅広いラインナップがあるDAIWAタックルは最大の強みです。ベストな4システムをチョイスすることができ、自信を持って勝負に出ることが出来ました」とも語ってくれました。
勝利の陰にタックルチョイスあり。H-1最終戦、マスターズ連覇というオリキンの快挙に貢献できたことはDAIWAとしても最高の栄誉です。
今回の結果は日本中に「オリキン、恐るべし」という印象を与えました
特集3
やぐっちゃん のFish this moment!
神タックルでドックの壁を攻めろ
皆さんこんにちは。
やぐっちゃんのFish this momentです!
すっかり冬のような寒さになってまいりましたね!とは言ってもまだ水温は15℃前後と適水温。
ここのところ、雨が降ったり日中は暖かかったりとコロコロと変わる気候。
バスを見つけるのが難しくもある季節ですが、そんな時はやぐっちゃん、マンメイドストラクチャーに目を付けます!
霞ヶ浦でマンメイドと言えば鉄杭やテトラ、石積み等ありますが、やぐっちゃんはドックの壁がお気に入りです!
何故ならドックは沖に向かいミオ筋が掘られている為、深場から魚が入る場所なのです!そしてドックには捨て網等もあり一年を通して魚を寄せるスポットでもあります
今回もネコスト+ブラックレーベル+661MLFB+アルファスSVにて釣りました!
ちなみに1800gのビッグワン。
この組み合わせはまさに神タックルにふさわしいですね!キッパリ
1800gのビッグワン。今の時期ドックの壁を攻めると、こんなのがでますからタマリマセン。キッパリ!