Ultimate 1月8日号

Happy fishing year 2016!

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(霞ケ浦の朝日。今年もいい釣りをしたいですね)

 

皆さま、あけましておめでとうございます。

2016年もアルティメットは、皆様のフィッシングライフを豊かにする情報をお届けしてまいります。

本年もよろしくご愛読のほど、お願いいたします。

 

特集1

BASSER 新編集長に聞く

これからのバスフィッシング

 

 記念すべき2016年最初の特集は年頭に相応しく、BASSERの編集長に就任した堀部政男氏に登場いただき、これからのバスフィッシングについて語っていただきました。年末の超繁忙期故、きわめて短い時間でしたが、神保町のレトロな喫茶店で堀部氏は今後のバスフィッシングについて熱く語ってくれました。

 

……堀部さん、今年はBASSER編集長としての一年間、ご苦労様でした。

堀部氏(以下敬称略) ありがとうございます。

……最初に触れておきたいのは、オールスタークラシックの大成功です。いろいろご苦労もあったと思いますが、素晴らしいイベントでしたね。

堀部 ありがとうございます。編集長になって初めてのオールスターでしたので、いろいろプレッシャーもありましたが、無事に終わってホッとしました。たくさんの人々にご協力いただいたおかげです。あらためて感謝したいです。

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(またまた集客記録を更新したオールスタークラシック。いったいどこまで膨れ上がるのか。2016年は30回記念ということで「隠し玉」を計画しているとか…。実に楽しみです)

 

 

●サンデーアングラー目線の誌面づくり

 

……利根川開催もすっかり定着しましたね。

堀部 そうですね。最高のセッティングだと思います。オールスターといえば並木選手の活躍が際立っていましたね。少なからず印象に残っています。初日のあのトラブルで大きく出足を挫かれた展開だったんですが、そこを踏み留まって3尾釣って来た。なかなか出来ない芸当ですよ。二日目は並木さんらしい釣りでウェイトを伸ばして3位入賞! 優勝、準優勝にヒケをとらない記憶に残る立派な結果だったと思います。

……そういえばオールスターは来年、30回という節目を迎えるんですね。

堀部 そうなんです。記念大会に相応しいことを今からいろいろ考えています。

……たとえばどんな?

堀部 内緒です。

……楽しみですね。さて話は戻りますが昨年、編集長に就任するにあたって堀部さんなりにいろいろな抱負があったと思いますが……

堀部 はい。長い間BASSER編集部員として勉強させてもらい、諸先輩からの指導をもとに自分になりに長い間考えてきたことを実施してみました。

……ふむ。

堀部 私がイメージする一般的なバスアングラーの姿は、通常は普通の仕事に従事していて、休みの日にオカッパリ釣行するという人たちです。ハッキリ言って時間もお金もそれほど余っているわけではありません。家庭の用事もある。だから釣りに行けるのは月に一回か二回。ほとんどの人がたまにしか行けないんです。だから前の晩はワクワクしながらタックルの準備に夢中になるわけですよ。そんな人たちにとって、釣れた一尾の価値はものすごいものがあると思うんです。バスを掛けた時の感動なんか、悶絶ものでしょう。恐らくトーナメンターのキッカーにもヒケをとらない。そういうアングラーが読者の多くを占めていると考えています。

……恐らくそうでしょう。

堀部 そんな人たちに報いるのが私たちの仕事だと思うんです。つまり、たまの休みにしか釣りに行けない人たちが「いい一日だった。また来よう」と満足する。そのお手伝いをするわけです。平たくいえば釣果にダイレクトに結びつくような情報の提供ですね。その考え方のもとに2015年は例えば「名手に学ぶバスとのファイト」や「雨の日の釣り」「ダウンショット」など、一日を実りあるものにする具体的な情報を追いかけてきました。

「名手に学ぶバスとのファイト」ではせっかく掛けた魚をバラさないためにはどうすればいいのかを追求してみました。待ちに待った釣行で、せっかく掛けたバスをバラしてしまったら泣くに泣けないですからね。「雨の日の釣り」では、雨の日こそいい釣りができることを訴求しました。こういったテーマをシーズンとからめて深掘りしてきたんです。

……レインギャーの重要性なども目からウロコでしたね。

堀部 シーズナルなタイミングもありますが、今後もこの方針は一つの柱として変わりません。

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(2015年のBASSERでは実りある釣りを助けてくれる特集が目白押しだった)

 

●ベイトフィネスが死語になる?!

 

……いまのお話はオカッパリアングラーを視野に入れているものと思われますが、トーナメントシーンに関してはいかがでしょうか?

堀部 ご存知の通りBASSERは常にトーナメントを追いかけています。日本ではJB、W.B.S.、TBC。アメリカのトーナメント情報も厚くカバーしています。

……それは確かですね。

堀部 現実的にはトーナメントの釣りは一般アングラーの釣りと乖離しつつあります。「トーナメントには興味がない」とハッキリいう人も多い。でも、先鋭化した釣りがいち早く露出されるのはトーナメントシーンです。それは間違いない。とことん釣果を追いかけるわけですから当然ですね。釣りの方向性が見えてくるのもトーナメントです。ですから、一般のアングラーも自分には関係ない、などと思わずに一度現場に来て見てみることをお勧めします。アングラーのナマの姿を見ることが出来るので、新鮮な感動を覚えると思いますよ。

……トーナメントアングラーはプロトなどを使う場合も多いので、試合会場ではタックルの最新情報も察知できますね。

堀部 確かに。最新の釣りは最新のタックルと密接に関係していますからね。追いかけっこをしているような状況です。つまり、最新のタックルが新しい釣りを創造し、新しい釣りが最新のタックルを要求する、というようにね。

……最近の例ではベイトフィネスなどがその典型ですね。

堀部 ですね。でもその言葉も死語になるような予感があります。

……ベイトフィネスという言葉が死語?

堀部 というのは、以前はそのためにチューンしたベイトキャスティングリールじゃないと、いわゆるベイトフィネスの釣りはできなかった。専用リールが必要だったんです。でも、例えばDAIWAさんのSV搭載リールなどが出現して、ベイトフィネスの釣りがノーマルリールで出来るようになってしまった。軽いリグをベイトで投げる行為が珍しくなくなってしまたんですよ。当たり前になってしまったんです。だから、いい意味で死語になると申し上げたんです。

……なるほど。ベイトキャスティングリールを使ったフィネスな釣りが一般化してしまうとう意味ですね。ということは、スピニングリールの出番がますます減るということですか?

 

●スピニングの逆襲!?

 

堀部 いや、そこがバスフィッシングの面白いところで、スピニングリールも黙っちゃいないと思うんですよ。近い将来「スピニングの逆襲」というものが予想されます。

……「スピニングの逆襲?」

堀部 はい。さきほども述べたように、ベイトキャスティングリールを使ったフィネスな釣りが一般化されたということは、それだけスピニングの領域が侵されたということです。出番が限定されたわけですね。でも、残った部分でもう一度スピニングの釣りが見直される気がするんです。一つの例ですが、オリキンさんが手がけているPEラインとシステムさせた、クランクベイトのドラッギングなども含めた使い方が脚光を浴びつつあります。その場合、長くて硬いロッドが必要なんですが、どうやらそんな方向性を持った作品も出現しつつあるようです。パワーフィネスと同じ範疇に入るロッドです。現にオリキンさんがH-1グランプリの亀山戦で勝ったのがそんなロッドだったはずです。

……そうですね。プロトですが、そういったロッドでした。

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(オリキンは「長く硬い」スピニングロッド(プロト)でクランクベイトをドラッギングし、難解な亀山湖をボコボコに攻略した)

 

堀部 ボートの釣りだけでなく、オカッパリの場合でも遠く深いところを狙う釣りでは、そうしたタックルが是非とも必要になります。

……興味深い分析だと思います。

堀部 オリキンさんの快挙はまさにスピニングの新世界を垣間見せてくれた出来事といえ、大いに注目させられました。このように「行きつくところまで行った」という印象があるバスフィッシングですが、まだまだ新しいものが出てきます。固定観念を取り払うと、新しい世界が見えてくるものです。そんなことも含めて、来年も刺激的な出来事が待っているような期待感があります。オカッパリもトーナメントも、それぞれの分野で盛り上がりそうですね。楽しみです。

……そうですね。2016年に期待しましょう。堀部さんもご活躍を期待しております。本日はお忙しいところ、お時間をいただきありがとうございました。

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(年末の超繁忙日に貴重なお時間を割いてくれた堀部編集長。BASSERとのなれ初めは2003年にオールスターのプレスアングラーを務めたことに始まる。その12月にアルバイトとして編集部に入り、修業を重ねて2015年に編集長に就任。故郷は山形で、そのためしばらくヤマガタと呼ばれていた)

 

 

特集2

やぐっちゃんの

Fish this moment 2016

ニュータックル導入!

 

皆さんこんにちは!あけましておめでとうございます♪

今年もやぐっちゃんのFish this momentが始まりました!

皆さん初バスはいかがですか?

自分は、毎年恒例になっている釣行ですが、

北浦の湖畔近くにある富士見池という管理釣り場に行ってきました!

 

今回は冬に向けてNEWタックルを導入!

BLACK LABEL+671MLFSとカルディア2506HにPEラインをセッティングしたメタルバイブタックルです!

 

なぜスピニング?PEライン?と思うでしょうが

メタルは5グラムをメインで使うのでスピニングの操作性が必要になるのと

ダイレクト感と飛距離が重要になることを考えてのチョイスです。

 

アクションは色々ありますが自分は激しくしゃくったりはせず、

ルアーが30センチくらい動くイメージで操作します。

まるで、ダウンショットを扱うかのような繊細なアクションです

 

この釣りにBLACK LABEL+671MLFSがベストなんです。

6フィート7インチという長さと適度なハリで、遠くで掛けてもしっかりフッキング出来ますし、使った感じがメタルバイブにピッタリなロッドです。

他にもスモラバ等パワーフィネスに実力を発揮してくれます。

 

ちなみにPEは0.8号でリーダーは8ポンドを使用しました。

管理釣り場でもちゃんとパターンとして成り立つのでいいトレーニングになりました。このタックルは火を噴きそうな予感!? うーむ、楽しみです。

 

そして今年もFish this momentを胸に釣りたいと思いますので、

どうぞ宜しくお願いします

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(BLACK LABEL+671MLFSとカルディア2506HにPEライン。ズバリこのシステム、冬の釣には鉄板ですよ)