Ultimate 3月11日号

特集1

バスマスタークラシック、終了!

そしてエリートシリーズが始まる

 

 オクラホマのロコ、エドウィン・エバースの劇的な逆転優勝で幕を閉じた今年のバスマスタークラシック。我がDAIWAチームのランディ・ハウエルも大いに見せ場を作り、一時はひょっとして2度目の栄冠? などと腰を浮かせる場面もありましたが、結局5位でフィニッシュ。本人も「いささか後悔が残る」とコメントしていました。こればっかりは結果ですから仕方がありません。

 実はランディ、最終日は11時ごろエバースがボコボコに釣っていたエルク・リバーに着いたようですが、時すでに遅し。エバースに敬意を払って遠くで釣りをしていましたが、すでにそのエリアは釣られた後だった雰囲気。「もっと早く来るべきだった」ともランディは語っていました。

 でもまあ5位は大したもの。その辺の詳しいレポートは今後、B.A.S.S.のサイトやアルティメットU.S.A.で紹介されると思いますのでご期待ください。

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 二日目の失速が悔やまれますが、大いに見せ場を作ったランディ・ハウエル(PHOTO:B.A.S.S.)

 

 というわけで次はエリートシリーズです。初戦は3月17日からのフロリダ・セント・ジョーンズリバー戦。DAIWAからはランディを初め、以下の7選手が出場します。クラシックでランディが「TATULA CTがいい仕事をしてくれた」とコメントしたように、DAIWAのニュータックルがどんな活躍を見せてくれるのか、こちらの結果にもご注目を。

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ご存知タカヒロ・オオモリ(PHOTO:B.A.S.S.)

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復活をかけるユースケ・ミヤザキ(PHOTO:B.A.S.S.)

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一発やってくれそうなモリゾー・シミズ(PHOTO:B.A.S.S.)

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いまやビッグネーム、ランディ・ハウエル(PHOTO:B.A.S.S.)

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イッシュ・モンロー(PHOTO:B.A.S.S.)

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ブレント・エーラー(PHOTO:B.A.S.S.)

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アンディ・モンゴメリー(PHOTO:B.A.S.S.)

 

特集2

ダブルクラッチの秘密を探る

 

●攻略水深可変ジャークベイト

 長かった冬も終わり、啓蟄を過ぎるとあちこちに春の気配が充満してきます。人間より早く季節を察知する魚は、来るべきスポーニングに備えてじわじわと動き始めようとしています。まさにプリスポーン。

 そんなタイミングで使いたいのがサスペンドミノー。止めて見せる時期は過ぎ去ったという解釈もありますが、まだまだ三寒四温。日並によっては真冬のぶり返しもあります。暖かい雨に春爆を楽しむのもこの時期のセオリーですが、「春は名のみの風の寒さや」という寒い日にはやっぱりスローな釣りが基本。ミノーやシャッドの出番です。

 というわけで今回採り上げたのがダブルクラッチ。泉和摩氏の傑作です。DAIWAには数多くのサスペンドプラグがありますが、なぜここでダブルクラッチを採り上げたかというと、「攻略水深可変ジャークベイト」であるから。タナがキモのこの時期に好きなレンジを自在に探れるルアーは非常に珍しいからです。

 そうです。ダブルクラッチは最深2メートルの泳層の中で、狙いのレンジを長く探れるのです。

 ちなみにこの「レンジ」という言葉、本場・アメリカでは使われません。「レンジ」ですと横の幅の意味になってしまいます。泳層を意味する言葉として、アメリカでは「コラム」が使われます。エクセルに詳しい方ならハハンと納得なさるでしょう。でもここは日本ですからレンジという言葉を使います。

●ジャークしても潜らない!

 で、ダブルクラッチの使い方ですが、とりあえず投げてリトリーブ。そうすると大き目のリップがルアーを潜らせてくれます。当然、その時にも釣れることはあります。基本的なアクションは完璧で、タダ巻きでも良く泳ぎ釣れます。で、ロッドの角度なども利用して好みのレンジにルアーが到達したら、そこでトゥイッチしたりジャークしたりするわけです。まさにこの時にダブルクラッチの凄さが発揮されるのです。

 リップが大きめなので、ジャークすると潜りそうな印象を受けますが、潜らないんですねー、これが。もちろんジャークすればシャープにダートしますが、潜ることはない。要するにダブルクラッチは「潜り優先」ではなく「動き優先」のミノーなんです。だから一定のレンジを動かしたり止めたりして長く探れるワケです。この能力は侮りがたいアドバンテージです。なぜなら、いろいろなレンジを探りたい場合、通常はショートビルとロングビル、ふたつ必要だからです。それを一つで出来る。ロッドを持ち替える必要もない。これは強みです。ということは、ロッドの携行本数が限られるオカッパリでも非常に役に立つルアーといえますね。

●キモはアイの高さ

 で、何故ジャークしても潜らないのかというと、アイの高さにその秘密が隠されているのです。ご存知の方も多いと思いますが、ミノーの動きを左右するのがアイの高さ。この設定次第で動きは100%変ってしまいます。

 ダブルクラッチは大き目のリップとアイの高さの絶妙な設定で、水を噛む量を調整しているのです。だからジャークしても潜らず、その水深でダートしてくれるのです。実はこのアイの高さにミノー作りのノウハウが秘められていまして、泉さんに言わせると「0.1mm違っても、動きが全く変わってしまいます」というほど微妙な世界があるそうです。 皆さんもミノーのアイの高さに注目してみてください。

●飛距離とシャープなフックも売り

 というわけでこのダフルクラッチ、ここまで述べたように攻略水深可変が最大の売りですが、他にも優れた機能がたくさんあります。

まずはその飛距離。同クラスではダントツです。ということは長い距離を水平に探れるわけで、釣果にダイレクトに影響します。そして春先の遠慮がちなバイトを確実にフッキングに持ち込むフックSaqSas がサイズアップされて搭載されているのも迫力を増しています。

 通年使えるルアーですが、今こそ出番。タナを自在に探れるのでプリスポーンには絶対の武器になります。皆さんもダブルクラッチで表層からシャローまで、ズガーンと攻めてみましょう。

 

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このアイの高さがキモ。だから自在に水深を攻めることができるわけです

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「山中湖でのテストではボコボコに釣れた」と語る泉さん。「これだけ使いやすいミノーはないですよ」と太鼓判。ちなみにスプリットリングは使ってください。出荷時には装備されています

 

特集3

やぐっちゃんの

Fish this moment 2016

カブりますが

クラシックネタです

 

やぐっちゃんのFish this momentです♪

3月4日から6日までバスマスタークラシックが開催されましたね!

B.A.S.Sというアメリカのトーナメント団体の年間上位の選手しか出られない
1971年から続く世界で最も名誉ある大会です。

今年は残念賞ながら日本人の参加はありませんでしたが、アメリカ人ダイワサポートプロが数名参加しました!

詳しい内容はアルティメットUSAにてレポートされるでしょうから割愛させていただきます。

実は宮崎プロがバスマスター初出場を決めた年に応援に行きました!

今年の開催場所はなんとやぐっちゃんが以前行ったオクラホマ州タルサのグランドレイク!

実際に行った場所での開催でしたので行った気分でライブ配信を見ていました。

皆さんもバス釣りが大好きでしたらぜひバスマスタークラシック観戦を強くオススメします!

 

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実はランディはマブダチなんです……てか。