特集1
リック・クランの勝利に想う
69歳での優勝、素晴らしいことです(PHOTO:B.A.S.S.)
皆様すでにご承知のように先日、フロリダ・セントジョーンズリバーで開催されたB.A.S.S.エリートシリーズ第一戦で、リック・クランが優勝いたしました。今年の7月で70歳を迎えるリックの優勝は、世界中に大きな話題を提供しました。
とくに3日目のウェイト・31lb7ozは衝撃的でした。氏のキャリアの中でもベスト3にランクされるこのウェイトで一気に決勝に進み、最終日も「緊張はあった」といいつつ19lbを釣ってきて優勝してしまったのです。
パターンが斬新なのも話題になっていました。前週にライブベイトのシャイナーでロコが釣っているのを見て迷わずブレードジグとスイムベイトを指名。見事にハメたのです。
その辺はBASSER誌などに詳述されるでしょうが、リック・クランといえば昔、TEAM DAIWAの中心人物でした。1990年に来日して、霞ケ浦などでパフォーマンスを披露してくれました。雨の土浦新港で、実際にボートに乗って岸壁に集うファンに様々なテクニックを見せてくれたのです。
ラリー・ニクソンと同様に、氏も日本のアングラーに大きな影響を与え、クランクベイトを叫びながら投げる写真が紹介されると、日本中のアングラーが叫びながら投げたものです。
メンタルの大切さを当時から訴え、常にメディテーション(瞑想)を行っていました。来日して京都を観光した際にも「寺で座禅を組みたい」とかいい出してスタッフを困らせたものです。いきなりそんなこといわれてもねー。
さて、そんなことを思い出していると一枚のイラストレーションを思い出しました。カタログのトビラに使用したものですが、叫びながら投げるリックがよく描かれています。歴史を感じますね。
懐かしいイラストレーション。あなたは何人わかります?
特集2
赤羽修弥、
「カバーチャター」を語る
ズバリ、今シーズン期待度MAXの「カバーチャター」です
2016年のDAIWA ニュー・ルアーの中で「カバーチャター」はひときわ異彩を放っているのではないでしょうか。ブレード・ジグ、いわゆるチャターベイトタイプのルアーは世の中に数多くありますが、ブラシガートを装着してスナッグレス性能を持たせたものは稀有です。要するにブレード・ジグの卓越した食わせの能力に、根掛かりにくい安心感が加味されたものが「カバーチャター」なのです。ですから、今まで躊躇していたややこしいカバーも積極的に攻めることができます。カバー周りを横に引けるので、少し大げさかもしれませんが新しい世界を生み出す画期的なルアーともいえます。
このルアーの開発を手掛けたのがW.B.S.の赤羽修弥プロ。シャローカバーの釣りを得意技の一つとする氏が関与しただけに、フィールドを具体的にイメージして隅々まで工夫が凝らされており、釣れそうな雰囲気が充満しています。
というわけで今回は赤羽プロにこの「カバーチャター」を解説していただきました。
●難攻不落のスポットも攻められる
「すでにBASSER誌でも紹介されたように、このルアーはいわゆるチャターベイトタイプを作ろうとして生まれたものではありません。関東周辺のマッディーシャローレイクの込み入ったカバーを横に引けるルアーを追及していたら、結果的にこのタイプに辿り着いたのです。簡単にいえばラバージグを横に引けて、しかも根掛りしない……そんなルアーです。
たとえばアシやガマの茎の間、レイダウン、複合した杭、オーバーハングなど、いままで難攻不落だったスポットもガンガン攻めることができます。
もともとスキッピングがしやすいルアーですから、根掛かりの心配が少ないとより大胆に攻めることができますね。
●根掛りほぼ皆無!
そのために『カバーチャター』には一般的なブレード・ジグには付いていないガードが装着されています。
皆さんの中には
「スイミング中はブレードがフックポイントを隠すから根掛かりはしないんじゃないか」とおっしゃる方もいますが、実はヘッドがスイミング中に振られるので、フックを完全に隠すことはできません。アーキータイプのヘッドでも同じです。とくにヘビーカバーでは根掛りは避けられません。
その点『カバーチャター』には10本のしっかりしたブラシガードが装着されていますから、根掛りはほぼ皆無です。オリジナルのままで使えば、根掛り回避性能はMAXです。
●ガードはチューンしていただきたい
そうなるとフッキング効率が問題になってきます。カバージグにおいては根掛かり回避能力とフッキング性能は互いに矛盾する関係です。根掛りしなければフッキング性能がそれだけ犠牲になり、フッキングしやすければ根掛りしやすい、というわけです。
その点、『カバーチャター』は10本のガードを自在にチューンできますので、釣り場に応じて、つまりカバーの濃さに応じた根掛り対策が可能になるのです。
ガードの材質は調整しやすい素材を使用していますので、現場で簡単に対処できます。小枝や葦の茎などの夾雑物は横から入るケースが多いので、ガードも必要に応じて広げた方がいいでしょう。オープンウォーター専門で使う場合は、全部取ってしまっても構いません。
●アワセ方と適したロッド
バイトに際してのアワセ方ですが、頭から丸呑みするケースが多いと思います。その場合、即アワセしないで『ガブッ』ときたらラインスラックをとってからしっかりとアワセてください。テキサスリグのスイミングと同じようなアワセでいいでしょう。
その場合、ガード付のフックを確実に貫通させるためには、バットパワーのあるロッドを使うことが前提です。
私は,BL+6101MHFB-G や BL+661MRB-G をお勧めします。しっかりしたバットとバイトを弾かないソフトなティップを兼備しているからです。
●バランスのいい泳ぎを生み出すブレード
ブレードはバランス良く泳ぎチドらない設計で、カーブしているところがミソです。最高のセッティングで出荷されますので、オリジナルのままで使っていただいた方がいいでしょう。
●フォールさせても意外と面白い?
使い方は先ほども述べたように、怖くて撃てなかったカバーにビシバシ撃って、ガツンと合わせる釣りが向いていますが、ラバージグのようにフォールさせても意外と面白いと思います。杭や枝、レイダウンなどを通り越した時に止めてフォールさせてみる。普通のブレード・ジグだと根掛かってしまいますが『カバーチャター』なら心配無用です。
●ワームキーパーの使い方
フックは刺さり抜群のSacSasが装備されていますので、その点でもフッキング性能は頼りがいのあるものになっています。同時に、3/0というサイズでボリュームのあるトレーラーにも対応できます。
実用的なワームキーパーも装備されていますが、ワームを指す際、キーパーの手前まで差したらそこで90度回して最後まで差し込み、再び90度戻すとワームが裂けにくくスキッピングなどを繰り返してもズレにくくなります。
というわけで、細かな工夫が随所に籠められていますので、あらゆるカバーを大胆に攻めることができます。今シーズンは『カバーチャター』で攻めの釣りを満喫していただきたいですね」
と語ってくれた赤羽プロ。今年のW.B.S.シリーズでも大暴れしてくれそうです。皆さんもぜひこの「カバーチャター」でズガーンと釣りまくってください。
こうしたカバーをビシバシ撃って、さり気なく引いてみたくなりますね(PHOTO:M.Ishikawa)
特集3
やぐっちゃんの
Fish this moment 2016
皆さんこんにちは!やぐっちゃんのFish this momentです♪
早速ですがやぐっちゃん、Fショー等で話題になっていたジリオンSV TWを買いました!
軽く買ってやりましたよ。その晩は抱いて寝ました。
なぜジリオンSV TWにしたかというとYouTubeにプロジェクトTというリールのプロモーションビデオがありまして、そこでアメリカツアープロが使っているのを見ていたら欲しくなりました。アメリカかぶれですみません・・・自分は手が小さいのでこのサイズのリールが欲しかったのでピッタリでした。
早速使ってみました。飛ぶのはいうまでもありませんが軽くキャストするだけで飛ぶんですよ! 1日中フルキャストで釣りをしていたら筋肉痛間違いなし! それが軽くキャストするだけでも十分な飛距離が出ます。
巻き心地もとてもシルキー。滑らかで違和感がありません。巻物をやるのに巻き心地は感度にも影響を与えると思いますのでジリオンSVは巻物にピッタリです!
そして、やぐっちゃんがイチバン気に入ってるポイントが向かい風でキャストしてもバックラッシュしない!これ本当です!キッパリ
先日の釣行で風速5メートルの中で20グラムから12グラムのミノーまで投げましたがバックラッシュは皆無でした。これってスゴくないですか?しかも無風状態のブレーキからいじらずに!少し不安だなーと思った時はひとつだけブレーキを強めればOK! まさにストレスフリーバーサタイルです。1日を通して強風の中でバックラッシュが一度もないなんてジリオンSV恐るべし!
これは強力な武器になる事間違いなしですよ!キッパリ
向かい風でも飛んでくれる。しかもバックラッシュなし。これは事件ですよ