特集1
DAIWAチームに
ニューフェイス加入!
JBなどの組織では早くも各地で熱い戦いが繰り広げられている日本のバストーナメント。W.B.S.は4月10日に第一戦が予定されていますが、そんなタイミングでDAIWAチームにフレッシュなルーキーが加入いたしました。
今シーズンからDAIWAチームに加わった平川プロ
その人の名は平川皓也プロ。御年30歳の若手バリバリ。軽く経歴をご紹介いたしますと、千葉県柏市生まれの柏市育ち。2008年からW.B.S.に参戦し、昨年ボーターデビュー。いきなり結果を出し、第三戦と四戦に連続優勝するという派手な活躍を見せました。その時点で年間ランキング第二位! 一時はA.O.Y.? という目もありましたが、残念ながら最終戦は事情でキャンセル。惜しい結果でしたが、それでもボーターデビューであの暴れ方は内外に強烈な印象を与えました。
昨年のW.B.S.では第三戦と第四戦に連続優勝! 内外にその名を知らしめました
ボーター二年目の今年は、さらなる飛躍が期待されます。赤羽修弥、草深幸範、橋本卓哉というW.B.S.のDAIWAチームに強力な助っ人が加わったというべきじゃないでしょうか。
4月2日、平川プロは第一戦のプラに霞ケ浦を訪れました。北東からの冷たい風が吹く中、ボートもあまり多く出ていなかったようですが、それでも初戦からいいスタートを切るべく、充実した一日を過ごした模様です。
そんな平川プロに、直近の霞ケ浦の状況などを軽くインタビューしてみました。
……いかがですか? このところの霞ヶ浦は?
平川プロ(以下平川) うーん、吉田さん(吉田幸二氏)などは「魚が大型化したけど、それは個体数が減ったから。その点ではあまりの良くないかもしれない」とおっしゃっています。私もある意味同感ですが、だからこそ釣り自体は面白くなってきたと思います。フルサイズのミノーや大型のシャッドテールワームに喰い付いてきますからね。琵琶湖で使うようなルアーです。だから個人的には楽しいですね。
……そんな霞ケ浦を釣る場合、いまはどういった考えが基本になりますか?
平川 この時期はまだ少し沖目が狙い目ですね。ミノーとかバイブレーションでフィーディングしている魚を釣るというイメージです。もう少し季節が進めば、シャローカバーの釣りになりますね。いまの霞ヶ浦では、釣れる場所、いい場所はある程度決まっていますので、上手く回ることが出来れば釣れる可能性は高まると思います。要するにハードボトム+変化+アルファといった基本的な条件を持っているところなら釣れますね。具体的にはカバーやストラクチャーと喧嘩しないルアーを使うことが大切だと思います。
……カバーやストラクチャーと喧嘩しないルアー?
平川 はい。釣りをするスポットと相談しながらルアーを使うわけです。要するにルアーの個性を生かした釣りですね。過去3年ほど、ミノーの釣りを勉強してきたんですが、ようやく少し理解できた気がします。現在はミノーを使えるシチュエーションが多いから嬉しいです。楽しい釣りも勝つ釣りも取り混ぜてできますね。
……そういえば昨年の桧原湖戦の優勝などもストラクチャーと相談しながら釣ったようですね。
平川 そうですね、あの時はルアーではなくてロッドの機能を生かした釣りでした。フラックレーベルが、ノー感じになりがちなライトキャロで明確にバイトを伝えてくれました。あの感度にはビックリしました。バイトとハングの差が明確にわかる。ルアーを飲まれない。しっかりと口にフッキングできる。だからデッドフィッシュを出さない。釣果はもちろんですが魚にも優しいロッドだと痛感しました。
ラージがキッカーとなって優勝できたんですが、ベースを作ったのはキャロでした。ディープのハンプというスポットと相談して、キャロという釣り方、フィネスティップというロッドがジャストにハマったといえます。
桧原湖ではフィネスティップで「ストラクチャーと喧嘩せず」ボコボコに釣りまくった。
もう少し暖かくなれば、カバーチャターの出番が増える
……今年のW.B.S.もそのコンセプトで戦う?
平川 そうです。自分のスタイルを崩さないで、ブレずに戦いたいと思います。
……それでは10日の第一戦は他のDAIWAメンバーともども、ナイスゲームを繰り広げてください。
師匠の赤羽修弥プロも同じ日にプラに出ていました
(参考 桧原湖の優勝タックル)
Rod ブラックレーベル FT681LXS
Reel カルディア2506H
Lure ホッグ系3in グリパン
Line フィネスブレイブ 2.5ポンド
Rig 2.7g キャロライナリグ
特集2
千葉のことならオリキンに聞け
期間限定の
ワカサギパターン
みなさんご無沙汰してます。折金です。
さて、3月はあいにくの天候で、上手く状況が噛み合わなかったと言えますが、流石にもう4月、ここからが春本番。
そこで毎年恒例のワカサギパターン。3月末の状況は水温、水質、潮周りなどの条件が上手く合致せず、一瞬遡上するだけに留まりました。釣れているワカサギのエリアもまだ下流がメインで産卵はまだまだ先といった様子でした。
今年はワカサギのサイズが例年に比べ大きいことが挙げられます。これは傾向としてサイズが小さいと選り好みが激しくルアーに反応させづらいと言えます。今年はその逆であることから、ルアーへの反応も良く、釣りやすいと言えるでしょう。
そこで、状況別のルアーとタックルの紹介です。
ボイルしていたり、朝イチなど表層で弱ったワカサギを捕食している場合にはトップウォータープラグ、ワームのピクピク、I字形が有効です。
ロッドはブラックレーベル691ULFS、631ULFS。
バスは僅かなワカサギの挙動を捕らえようと、水面に集中しているので、必要最小限のアクションを入れて、バスに見つけてもらうのがキモです。
水面直下又はボトムでフィーディング、たまに水面に追われて飛び出すワカサギが見える時には、ミノーやシャッドの出番。じゃれるようなバイト又はボトムに追い詰めてバイトすることが多いので、ノリの良さを優先して、私はスティーズ サージェントを愛用しております。しかしこの作品は惜しまれつつ製造中止となってしまいました。現行モデルではBL-FM641ULFSが適していると思います。
巻くスピードがキモで、状況に応じてスピードを変えてみる必要がありますが、基本は水色がクリアであればあるほど速く巻きます。
単純に追われているワカサギのスピードを再現するなら、リールの巻きスピードはマックス以上です。あまりにも遅いと、見切られることが多くなります。
最後がボトム系のワームの釣りです。
しっかりボトムを捉え、繊細なアクションをさせることが大切で、やや押さえ込むようなアタリを出したり、追い食いすることもあることから、ジグヘッド、ジグヘッドワッキーにはスティーズキングボルトF-spec、ダウンショット、軽いジグヘッドのスイミングにはブラックレーベル+621ULXS。これらがオススメ。
ボトムを這い上がって遡上するワカサギに似せるように、基本は深い方から浅い方にアップヒルで引き、しっかりボトムにコンタクトさせることです。
ワカサギパターンは4月いっぱいまでで、アタリ外れはありますが、期間限定の楽しい釣りをぜひ体験してみてください!
状況に応じてルアーや釣り方をチョイスして、ワカサギパターンをハメてください。期間限定ですのでチャンスを逃さずに!!
特集3
明日の為に。
ファミリー釣り教室開催
「地球を感じ、いのちと出会い、のびのび育つ」……これはご存知DYFCのスローガンですが、バスフィッシングのメジャーフィールドである霞が浦でも同じような考え方で少年少女に向けての釣りの啓蒙活動は行われています。
吉田幸二氏率いる水辺基盤協会が主催するもので、霞ケ浦環境科学センターの協力のもとに4月23日(土)、土浦市沖宿の同センターで開催されます。
教える内容は小物のエサ釣りですが、道具や仕掛けなどはすべて揃っており、同センターの池で実技指導まで行います。
こういった活動には釣りの底辺拡大という前に、子供たちに釣りを通して健やかに育ってほしいという基本的な考え方があります。ですからスタッフはすべてボランティア。マンツーマン指導ですから、そんなにたくさんの子供たちに教えられるわけではありません。でも、こうした活動がもっともっと広がれば、教育的な見地からも歓迎すべきことだといえます。
こうした行為をコツコツ行っていくことは、実に意義ある活動といえましょう。
吉田氏が実施している「ファミリー釣り教室」。DYFCと同じく、貴重な活動です
ご都合がよろしければゼヒ、お運びください
特集4
やぐっちゃんの
Fish this moment 2016
やってくれました!
ジリオンSV TW
皆さんこんにちは!やぐっちゃんのFish this momentです♪
今回もジリオンSV TW徹底検証です!
今回は実釣編として実際にホームレイクの霞ヶ浦にて行ってきました。
近年、春の霞ヶ浦ではビッグミノーによるワカサギ、シラウオパターンが強いです。
その絶好の条件としてウィンディサイド、風がバンバンに当たっている護岸が最高の条件です。
その強風の中で釣りをするのにジリオンSVTWはとても有効です。
セッティングさえ合っていれば向い風でもバックラッシュしません!
これがどれほど有効なことか!
普通なら諦めてしまいそうな強風でもジリオンSVTWならビュンビュン投げられます。
このビッグワンもやはり強風が当たっている岸際で釣りました。
今回はボートからですが、ウィンディサイドでの釣りはオカッパリからの方が有利なため、ジリオンSVTWの出番だと思います。
また、ブッシュの中にスイムジグやチャターベイト等をスキッピングさるのにもジリオンSVTWですとバックラッシュしないので本当に扱いやすいリールです。
自分がギア比7.3を選んだ理由も、着水直後に巻きたかったり、ストライクゾーンを過ぎたら素早く回収したかったので7.3を選びました。
今回の魚はまさにジリオンSVTWのおかげ、と言ってもいいくらいの仕事ぶりでした。
皆さんもこれからシーズンに入る霞ヶ浦のウィンディサイドでシラウオ、ワカサギパターンをジリオンSVにて攻略して行きましょう!
タックルデータ
ロッド バトラーUSトレイル661MRB-G
リール ジリオンSV TW 1016SV-SH
ライン デフバスフロロ14ポンド
ルアー OSP バルナ スローフローティング
ウィンディサイドのジリオンSVTW。いまや霞ケ浦の鉄板ですね! キッパリ