特集1
「魚を浮かせる!?」ATD
……平川選手は語る
皆様ご承知のように7月10日、桧原湖で行われたW.B.S.トーナメントシリーズ第三戦において、DAIWAチームの平川皓也選手は鯉川健一選手と組んで、1730gのビッグフィッシュを含む4420gを持ち込み、みごとに優勝しました。平川選手は昨年の桧原湖戦も優勝しており二連勝! まさに桧原湖マイスターと呼ぶに相応しい快挙です。
その戦いぶりに関してはW.B.S.の速報やご本人のブログ(http://charbow519.hatenablog.com/)にも詳述されていますので、ここで繰り返すのは控えますが、その文中でとくに目を引いた表現がありました。
それは
「ATD(オートマチックドラグシステム)は魚を浮かせるドラグ」
というもの。
なかなかいい得て妙です。これだけの語彙力を持ったバスアングラーもいませんよ。
というわけで今回はご本人に「魚を浮かせるドラグ」に関して、突っ込んで取材をさせてもらいました。
その前に、ちょっと解説を。
「魚を浮かせるドラグ」といわれて、感覚的には理解できますが、やっぱり実際に試合で魚とやりとりした人にしか分からない世界があるはずです。遊びではありません。試合で機能するということが肝心なのです。競技での一尾は、バレてもヘラヘラ笑っていられるプライベートの一尾とは価値が違います。それだけドラグに要求される能力は切実なのです。
この時期の桧原湖の釣りは3lb基準のライトラインのキャロがメインになります。2lbのリーダーを使う人もいます。そして魚はボート際で激しく突っ込みます。当然、ドラグが優れていなければ釣りになりません。いままで、何尾の魚がドラグのせいで逃げて行ったことか。
以前はハンドルを逆転させて指でコントロールするのが流行りました。しかし、魚の引きに追随してドラグが効いてくれればその必要はありません。まさにATDはそんなドラグなのです。
「魚を浮かせる」ATDを駆使して、ナイスキーパーを確保した平川選手(前)。(PHOT:W.B.S.)
ここからは平川選手の語りです。
「ATDを使い始めてまだ日が浅いのですが、だんだんその凄みがわかってきました。なんというか、魚の引きに応じてリニアに効いてくれるんです。魚が掛かって引いている時にハンドルを回しても効きが強まります。オオーッ! と感動します。
急激に突っ込まれた時にどう作用するのか若干不安でしたので、私はやや弱めに設定していましたが、それでもボート際での突っ込みに対して、グッーっと負荷が強まります。魚が突っ込む距離が短くなったという確かな印象があります。
魚の身になって考えてみましょう。最初、逃げようとして軽く泳いだら、ドラグの抵抗は大したことはない。それじゃパワーアップして逃げようと力一杯泳いだら、グーンと抵抗が増える。なんだこれ? と思ったことでしょう。つまり、魚を疲れさせる、魚が嫌がる。それがATDなのです。ですから、ファイトの時間も短くなったような気がします。それは取り込み時のリスク軽減を意味します。まさに桧原湖の釣りには欠かせない機能ですね」
平川選手は一気にこう語ってくれました。
シンカーとのジョイント部にはヘラ用のクッションゴムを使うなど、ライトラインの釣りには人一倍気を遣う平川選手らしいコメントといえましょう。
相手が嫌がることをするのは勝負の鉄則。魚にナメラれずに手擦らせるATDはズバリ、勝つための機能なのです。
とATDを評価してくれた平川選手。もちろん、このアドバンテージは桧原湖だけに有効なわけではありません。ライトラインを使ったフィネスな釣りがキモのリザーバー、ナチュラルレイク、野池などすべてのフィールドに威力を発揮します。みなさんもぜひ、このドラグのリニア感を体感していただきたいと思います。
「ATD、フィネスティップ、そしてクロノスが優勝の決め手」と平川選手は語っていました(PHOT:W.B.S.)
また、平川選手はロッドの機能、とくにブラックレーベルのFT(フィネスティップ)にも言及してくれました。
「この調子に関しても使っていくうちに次第にその凄みが分かってきました。驚くほど根掛かりしないんです。ソフトなティップのおかげでシンカーがボトムの凹凸を忠実にトレースしてくれる。跳ねないんです。通常のティップだとシンカーをスイミングさせるとスタックすることが多いんですが、FTはそれが非常に少ない。これもシンカーがリニアに動いてくれるからでしょうね。
飲まれることも少なくなりました。硬いティップだとシンカーがスタックして外れた時に、プンと跳ねます。ラインスラックが出来ますからそこで喰ってくると飲まれることが多い。その点、FTは跳ねないのでラインテンションがなくなりません。だから飲まれないんだと思います。今回の試合でベースとなるキーパーを確保できたのは、この機能のおかげだといっても過言ではありませんね」
最後に平川選手はビッグフィッシュを獲ったクロノスのハイエンド機種にも負けない性能を持ったコストパフォーマンスの高さも強調してくれました。
W.B.S.も残り2戦。A.O.Y.のチャンスも十分ある平川選手、今後の活躍にぜひご注目を!!
タックル1
Rod:クロノス661MB
Reel:アルファスSV105SH
Lure:4インチ高比重ワーム
Rig:ノーシンカーリグ
Line:スティーズフロロタイプモンスター14lb
タックル2
Rod: ブラックレーベルFT(フィネスティップ)762ULXS
Reel:イグニス タイプR 2505H
Lure:スキニーカーリー3.5 グリーンパンプキン
Rig:バザーズワームシンカーTGバレットタイプ3.5g
ライトキャロライナリグ
Line:スティーズフロロタイプフィネス3lb
タックル3
Rod:ブラックレーベル FT(フィネスティップ)762ULXS
Reel:EM MS2506H
Lure:スキニーカーリー3.5グリーンパンプキン
Rig:バザーズワームシンカーTGラウンドタイプ2.6g
ライトキャロライナリグ
Line: スティーズフロロタイプフィネス3lb
桧原湖の釣りを極めたタックルシステム。それぞれの持ち味を生かした釣りが優勝の二文字につながりました(PHOT:W.B.S.)
特集2
三村和弘の関西便り
ズバリ! おすすめします。
スティーズSVTW。 ジリオンSVTW.
皆さんこんにちは。スピナベ馬鹿一代三村和弘です。
関西ビッグレイクはもちろん、奈良県のリザーバーでもええバス狙ってまっせ~。
そうです。関西ビッグレイクとリザーバー、全く違うシチュエーションです。
大きな大きな、ビッグレイクです。当然、タックルは選ばんとあきまへん。
大遠投が基本です。誰よりも飛ばしたいんです。
追い風はもちろん、向かい風でもバックラッシュなんてアキマセン。
もう皆さんのお手元に(笑)そうですね。SVスプールすごいですね。
まさにトラブルレス。釣りのリズムが全く崩れません。
だから、普通に釣果も伸びるんですわ。
バカイチ的にはスティーズSVTWはもちろんジリオンSVTWがおすすめです。
一方、リザーバーなんてオーバーハングがあっちこっちあって大変ですわ。
でもこのオーバーハングにルアーを優しく優しくぶち込むんも
SVスプールは問題なくキャストできますよ。
TWもラインテンションが軽減され、そこに貢献しているんでしょうかね。
こんなオーバーハングもSVスプールなら問題ありません
オーバーハングにキャストするときはリールのメカニカルブレーキはそのままで
マグダイヤルをMAXに閉めるだけ。
あなたも思うようにスキッピングできますよ。
あー、そうそう、おまじないがあるんです。
こー唱えるんですわ。
「俺は並木だ、世界の並木だ。」
間違いなく、世界レベルのキャスト出来ますよ。
まぁ、1回使ってもらうんがええんやけどな~。
おすすめします。
スティーズSVTW。 ジリオンSVTW.
おすすめします。
スティーズSVTW。 ジリオンSVTW.
こんなエエ魚が釣れまっセ
特集3
やぐっちゃんの
Fish this moment 2016
「泳げる霞ケ浦フェス」
皆さんこんにちは!やぐっちゃんのFish this momentです!
さて、7/18(月)海の日は毎年恒例でもあります泳げる霞ケ浦市民フェスティバルでした!
今夏で21回目の開催で歴史のあるイベントです。
さまざまな企画が用意されていたこのイベントでした
飲食ブースの他にキャスティングゲームや様々なブースが出展されていました。
やぐっちゃんも少しキャスティングゲームにお邪魔させていただきました!
小さな子供から大人まで参加していて釣りの魅力を少しでも発信出来たのではないのかな?と思います。
釣りの楽しさを次世代に伝えるのも大切な仕事ですからね!キッパリ
天気もよく、ご来場いただいたお客様の沢山の笑顔を見ることができました!
霞ヶ浦の魅力を感じながら、楽しい時間を過ごしていただけたのではないでしょうか。
こちらはキャスティングゲーム。子供たちも大いに盛り上がっていましたな