Ultimate 8月26日号

特集1

残暑の死闘!

2016 W.B.S. プロトーナメント 第四戦

 

 8月21日、北浦の潮来マリーナを起点に、2016W.B.S.プロトーナメント第四戦が開催されました。台風の影響で降り続いた長雨が慢性的な減水を解消させ、かなり増水した状況で迎えたこの試合、総重量制で争われるA.O.Y.レースも第三コーナーに入り、DAIWAチームもラストスパートをかけるべく気合を入れて臨みました。前夜の天気予報では、未明から朝は雨とのことでした、幸いランチングの頃には雨はすっかりあがり、薄曇りのコンディションに恵まれました。やや風もあり、釣果が期待できる状況でした。

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W.B.S.のランチングはいつも早い。5時には各ボートが輪乗りしてスタートの合図を待つ

 

 しかし、意外なほどの増水は各チーム、比較的好調だったプラでの情報をリセットせざるを得ず波乱含みの様相を呈していました。結果的にその日の状況にアジャストすることが求められましたが、「増水=シャロー爆発」というイメージを描いたチームも多かったはず。

 

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北浦を得意とする橋本卓哉チームも、笑顔でランチング。余裕100%だった

 

 ところがフタを開けてみると「シャロー爆発」というほどの景気良さはなく、各チーム可能性のあるエリアをラン&ガンして魚を拾い歩いたり、もしくは当初からのプランを推し進め、信じたメソッドで粘り抜くなど、それぞれの作戦を展開する一日となりました。

 さらに8時過ぎから顔を出した太陽が真夏のコンディションをもたらし、難解さは倍加しました。

そんな中、DAIWAチームは懸命にゲームを作り、それぞれが最終戦につながるウェイトを記録しました。

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赤羽修弥・平川皓也チームは5本3180gで12位。実は平川選手、ボートトラブルで一時は出場も危ぶまれましたが、W.B.S.にはそんなケースでもCカテゴリー(Aプロが何らかの事情でボートを出せない時に出場できる枠)が用意されていまして、それを利用。するとあろうことか抽選で赤羽修弥選手と組んでしまったということなのです。息の合った二人は、思う存分レイクを駆け巡りましたが、タフ過ぎるコンディションに悩まされたようです。

 

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橋本卓哉・田中貴史チームは5本3380gで10位。ウェイト的にはまずまずといえますが、年間を考えるともう一つ伸ばしたかったのも事実。橋本選手には2デイの最終戦に頑張ってもらいましょう。

 

 なんとかお立ち台を確保したのは草深幸範・末永宏行チーム。増水も関係なし、と当初から決めていた浚渫の釣りを敢行。ナイスフィッシュも含めて5本4520gで6位に入賞しました。

 「決め手はSTZ721MH/XHB-SVストライクフォース。ピンスポットを打ち抜く浚渫のヘビキャロには最強のロッドです」と草深選手も力説していました。

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4520gでも6位。W.B.S.のレベルの高さを伺わせます

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草深選手のヘビキャロは狙いすましたピンスポットを打ち抜く釣り。「それにはストライクフォースのパフォーマンスがベスト」と信頼を寄せていました

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夏の試合ではライブウェルの魚を弱らせないことが何より大切。ですから水温急上昇対策に、多くの選手が草深選手のように氷を用意します。魚を労わることはアングラーとして基本中の基本です。ちなみにこの試合ではデッドフィッシュはゼロでした

 

特集2

やぐっちゃんの

Fish this moment 2016

シビれました。

赤羽修弥プロとの釣行!

 

皆様こんにちは!やぐっちゃんのFish this momentです!

皆さんはこの猛暑をどう攻略していますか?

さて、先日私はスペシャルな方と釣りをする機会がありました。

その方がなんと!霞ヶ浦の鬼と呼ばれている赤羽修弥プロだったのです!

実は2011年にWBS桧原湖戦でペアになり5位入賞を経験致しました。

久しぶりに赤羽プロとの釣行に少し緊張・・・ちょっと赤羽プロの釣りを見学することに。
 

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あこがれの赤羽修弥プロとの釣り。最初は緊張してロッドは出さずに見学です


この日は気温、水温共に30°Cオーバー。

赤羽プロは葦やブレイクを狙い、スティーズ・カバーチャターを引いていました。

「ピーカンで厳しい状況だけど探りをいれる意味でカバーチャターを引いたけどダメだね」と赤羽プロ。やはり水温が高すぎて魚が追えないのかな?

次に手にしたのはネコストレートのネコリグ。これでブレイクを探ることに!

ここからは自分もロッドを手にし探るとなんと同じタイミングでダブルヒット!

霞ヶ浦でダブルヒットは珍しいですね!

初めての体験でした。

ネコストレートは時期を問わず一級品のポテンシャルですね!ビシッ

赤羽プロ曰く「やっぱり水温が高いから魚がスローなのかも」。

この後もブレイクにて数匹ゲット!ここまでわずか1時間程度です。

トーナメントは時間内に釣るわけですから判断力や観察力が重要です。

非常に勉強になりました!

短い時間ではありましたが楽しい釣行となりました。

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ネコストレートでダブルヒット。ワームのポテンシャルに違いありません。キッパリ