特集1
オリキン、
悲願の年間チャンピオンに!
前回のこのコラムで予告させていただいたように、9月11日に津久井湖で開催されたH-1グランプリ最終戦はオリキンこと折金一樹選手にとっては文字通り大一番。暫定1位で迎えたこの試合を乗り切り、年間チャンピオンを手中にできるかどうか、という天下分け目の勝負だったわけです。
111名が参集したこのビッグイベントで津久井湖の観光ボートさんは時ならぬ大混雑。期せずしてこのハードベイト縛りのトーナメントが人気絶頂だということを示していますが、そんな朝、オリキンは緊張度MAXでした。
大盛り上がりを見せる津久井湖観光さん。H-1グランプは常にこうした熱気の中で行われています
プラではそこそこ釣れていたものの、暫定2位との差はわずか1kgほど。年間トータル重量で争われる年間レースにおいては、決して安全なリードとはいえません。
試合の詳細に関しましては、ご本人のブログに面白おかしく書かれていますので敢えて触れませんが、苦しかった戦いが臨場感あふれる筆致で描かれております。
http://ameblo.jp/lucky1300/entry-12201149971.html
帰着時には精根尽き果ててヘロヘロになっていたオリキン。年間チャンピオンという名誉あるタイトルに辿り着く道のりは平たんではありませんでした
ほとんど全員がロースコアに終わった最終戦。オリキンもシャッドやクランク、メタルジグで拾う釣りを展開せざるをえませんでした
一見シャイのようですが、実は大胆にウケを狙うオリキンは、トレーラーウェイインでも大いに沸かせました。
最後に登場したオリキンはご存知、河童のコスプレで登場。ステージ前までやってきて観衆の歓呼に手を上げて応えていたものの、検量カードといわれて????。
しばし考えてクルマで着替えたことを思い出しました。検量カードは短パンのポケットの中です。しかしクルマのカギがない。カギは????。 再びしばし考えてボートの中に置いてきたことを思い出しました。
カッパのコスプレで登場したまではよかったのですが……
結局、走ってボートに戻りカギを取り、クルマに戻って検量カードを持ってくるという、まさに筋書きのないドラマ。その飄々たる「演技」には全員が爆笑でした。
いろいろあって、やっとオリキンのウェイインショーが始まりました
トーナメント・スーパーバイザーの鈴木氏からインタビューを受けるオリキン。何故か正座です
それはともかく、とにかくオリキンはH-1グランプリの年間チャンピオンになったことも事実。これでハードベイトチャンピオンという栄誉と、アメリカ行というご褒美をゲットしたわけです。参加選手の中には錚々たるメンツもおり、そんな中での1位は実に価値あるもの。ひょっとしたらメジャートーナメントにもヒケをとらないともいえましょう。
その要因を分析しますと、第一に熱心なプラクティス。魚探やエレキなどの充実した機動力。そして勝てるタックルを適材適所に導入していることといえます。
いつもこのコラムにタックルがらみの原稿を寄せてくれるオリキンですが、その使い方には常識にとらわれない独自の発想があります。
というわけで、本格参戦1年目でH-1チャンピオンの栄誉に輝いたオリキン、いまから来年度の活躍が楽しみになります。
ぬるさの中にもハイレベルな戦いがあるH-1グランプリ。みなさんも来年はチャレンジしてみてはいかがですか?
※ちなみに印旛水系で行われている成田エアポートバス・トーナメントでもオリキンは絶好調。リザーバーからスワンプへと舞台を変えて八面六臂の活躍ぶりです
強豪に混じってのナンバー1は立派のひとこと。ミスターハードベイトの称号をささげたいと思います
特集2
W.B.S.最終戦終了!
DAIWA勢は三選手がクラシックへ!
9月17、18日の両日、W.B.S.プロトーナメントツアー2016の第五戦、最終戦が行われました。初日は温暖微風、二日目は曇りから強雨という激変する天候に見舞われ、コンディションは難解を極めた中、25チーム50名のアングラーは懸命な闘いを見せました。
DAIWA勢もよく健闘し、赤羽修弥が7位、橋本卓哉が9位、平川皓也が18位でフィニッシュ。
この結果、草深選手が年間3位、平川選手が9位、橋本選手が15位で10月15,16日に行われるクラシックへと駒を進めました。
今年は欲求不満気味だったDAIWA勢の成績ですが、クラシックではひと暴れしてほしいところです。
A.O.Y.を見据えて大勝負に出た草深選手ですが失速。この悔しさはクラシックで晴らしてもらいましょう
今年はトレーラーのトラブルなど、装備系で悩まされた平川選手ですがよく健闘して年間9位に入りました
初日にナイスウェイトで会場を沸かせた赤羽選手
15位というギリギリのランクでクラシックに滑り込んだ橋本選手。らしい結果ですが、この時点では本人も周りも結末は知りませんでした
クラシックに駒を進めた年間15位までの選手とディフェンディングチャンピオン
特集3
やぐっちゃんの
Fish this moment 2016
超簡単、リールメンテナンス
皆さんこんにちは!やぐっちゃんのfish this momentです!
いきなりですが、皆さんリールのメンテナンスしてますかっ!?
おろそかになりがちなリールメンテナンスのポイントを今回はご紹介させていただきます!
SLPワークスの田島さんこと「たじやん」にご教示いただきました!
実はW.B.S.最終戦に土浦新港に出張っていただいた機会を利用してお時間をいただいた、ってワケです。
タジヤンの説明はじつに分かりやすかった!
今回はベイトリールでのメンテナンスになります!
たじやん「一般の方は今回教える簡単なメンテナンスをオススメします」
まずサイドプレート(ハンドルの付いてない側)をマイナスドライバーで外します。
そうするとサイドプレート側とスプールにベアリングが付いていますので、ベアリングに注油しますがここからがポイント!
スプレータイプで注油の場合は、ティッシュなどにシュッとひと吹きした時にノズルから垂れるオイルを注します!
ほんの少量だけ注すことが大切だと教わりました
ボトルタイプは指に一滴垂らしてそれを少量ベアリングに注油する!
よく言う「一滴」はベアリングには多すぎると言われました。
そしてスプールのシャフト、ピニオン側にはグリスを指に付け薄く塗ります。
こんな感じでシャフトの先端に塗ります
たじやん曰く「リールを買った際に入っている取り扱い説明書を読んでいただくと、メンテナンス方法が書いてあるのでそちらもご確認下さい」とのことです!
なるほどねぇ~。説明書を見ずにリール使ってることって多々ありますからね。
今一度説明書を読むことも大切ですね!キッパリ
今回のメンテナンスはメカが苦手な方でも簡単に出来る内容ですので、ぜひご自分でチャレンジしてみて下さい!
そして!10月29、30日とBasserオールスタークラシックにてSLPワークスのリールメンテナンスサービスが無料にて受けられます!
当日はメンテナンスだけでなく、オリジナルTシャツやリールカスタムパーツも販売予定ですのでせひ皆さんお立ち寄り下さいね!
場所はいつもの「水の郷・さわら」です。よろしく