Ultimate 12月23日号

特集1

W.B.S. 新体制スタート

 

 霞ケ浦をホームフィールドとするバストーナメント組織W.B.S.は2016年シーズン終了を契機に、新体制がスタートします。新たな会長に就任したのは吉田幸二氏。数年のブランクを経ての復帰というカタチになります。

 2017年から新たなるバストーナメントや各種活動を展開していく計画のW.B.S.ですが、12月17日(土)、土浦市の茨城県南生涯学習センターにおいて、具体的な来期の説明会が開催されました。

 当日は選手、スタッフ、関係者約40名が出席し2時間にわたり討議が重ねられました。

2016.12.22.1.jpg

来期は激熱なトーナメントが予想されるW.B.S.、ぜひ注目したいところです

 

来期のW.B.S.トーナメントの大きな変更点は、まず5月の試合の自粛。これはいうまでもなく産卵期の魚を守ろうという趣旨で、大型の魚は釣れるが中小型の魚が激減している現状に対応した対策の一つといえます。このままでは霞ケ浦水系のバスフィッシングは衰退に向かってしまうという危機感がこのスケジューリングにつながりました。

W.B.S.では以前から釣り場清掃活動(53UP)に代表されるように、釣りと釣り場を守ろうという基本的な姿勢を軸に活動しています。5月の試合自粛はまさにこの具体案。一般のボートアングラーに対しても、この時期のライブウェルの使用を控える提案を行っていくとのことです。

来期のレギュレーションに加えられる予定のデッドフィッシュペナルティーも、魚のケアを徹底しようという考えからのものです。

 試合に於いては桧原湖戦が一時休止で、全5戦がすべて霞ケ浦・北浦水系で開催される予定とのこと。これも、「霞ケ浦のW.B.S.」という原点に立ち帰り、もう一度この水系でのバスフィッシングを見直そうという狙いと理解されます。

また、ウェイインではステージが新規導入され、トレーラー・ウェイインのシステムも刷新されるとの発表もありました。

 説明会当日は赤羽修弥、橋本卓哉、草深幸範、そして平川皓也も顔を見せ、引き続き行われたW.B.S.選手会にも参加していました。

 選手と運営側が議論を重ねてより良いバスフィッシング環境を作って行こうという姿勢が顕著に伺えるW.B.S.。2017年は期待をもって注目していきたいと思います。

2016.12.22.2.jpg

DAIWAメンバーも揃って参加、来期への闘志を早くも燃やしていました

 

特集2

冬の実力が

真の実力

 各地で猛威を奮うDAIWAタックル

 

 いま、日本列島は全国的に冬。極寒の日々が続きます。水温はアンダー10℃。当然、変温動物である魚の活性は著しく落ちます。とにかく動こうとしないのです。捕食活動も超スローになります。当然、釣れません。この季節は型を見ることさえ激ムズです。

 しかし、そんな時こそタックルの実力が発揮されます。釣れる時期なら魚はルアーを選びません。極端にいえばなんでもいいんです。昔、管理釣り場の解禁に行ったことがありましたが、葉っぱにフックを付けても喰ってきました。

 ということは、この時期の実力が真の実力。激サブをいとわず釣れるタックルが優れているといえるのです。 

それを実証したのが12月11日に行われた「あの」K’s cup。ご存知香取市のプロショップ・ケイズさんが主催しているトーナメントで、すでに20回を数える歴史を誇ります。今年の参加者はなんと120名! ポストシーズンイベントの王者といっても過言ではありません。

 でも、前述のように寒いので釣れません。そんな中で火を噴いたのがDAIWAタックル。このイベントにはDAIWAチームの平川皓也選手も内海昭氏と組んで出場していましたが、堂々の3位! ジリオンSV TWでジャークベイトを引き倒しての3本! 3430g 

2016.12.22.3.jpg

いまやカンロクさえ伺わせる平川選手。ジャークベイト炸裂で3位入賞です

 

この試合の為に導入したリールが大活躍したようです。とくに気に入ったのがTWS機構。本人も

「抵抗のかかっていない太めのラインスラックを巻き取るだけのジャークベイトの釣りやフロッグやパンチングで使う太いPEラインだと、どうしてもスプールに馴染みきれずにふわふわモコモコとなって巻かれてしまうのですが、ジリオンはそんなことはない。だからキャストした時にスムースにサーッとラインが放出され、安定したキャストが出来ます。コレが本当に気持ちがいい! とくにリズム感が大切な巻き物の釣りには重要な部分になると思います。

 試合では投げ辛いといわれるジャークベイトを使ってみましたが、そのストレスフリーさに感動しました」

 と語っていました。

 

 そして4位はDAIWAタックルのスーパー理解者・澤田和昭・小川公康チーム、3本2910g。

2016.12.22.4.jpg

スティーズ・シャッドが火を噴いて4位入賞! BMCのA.O.Y.も獲得した澤田選手(左)

 

このチームはスティーズ・シャッドをキーベイトに、霞ケ浦西浦の1.5から2mラインのベイトが豊富なスポットを狙い撃ち。水温低下で魚が下がったことに気付いた判断力の成果でしたが、2本を獲って後が続かなく苦戦。そこでパートナーにもスティーズ・シャッドを使ってもらい、帰着直前にリミットメイクの1ゲッツ本! みごとに4位入賞を果たしたのです。この試合は澤田氏が出場していたトーナメントBMC(Big mouth club)の最終戦も兼ねており、同氏はこの結果、堂々のA.O.Y.に輝きました。

 澤田氏は今年の釣りを「Dシャッドとカバーチャターに支えられた」と述懐しており、「とくにカバーチャターは通常のルアーでは食わせられないビッグバスが釣れる」と全幅の信頼を寄せています。キモは早巻き。着水と同時にグワンと巻いて、リアクションで口を使わせるとのこと。この釣りでスノヤハラで2160gのビッグフィッシュを獲るなど、圧倒的なポテンシャルを痛感した、と語っていました。

2016.12.22.5.jpg

この栄誉はDシャッドとカバーチャターのおかげです……と澤田選手

 

 さらに、おまけというには凄すぎる話ですが、K’s cup優勝チームのビッグフィッシュがスティーズ・シャッドによるものという結果は、このルアーはまさに低水温期の必殺兵器ということを証明しています。この先、どこまで釣れ続けるのか、恐ろしささえ覚える冬のDAIWAタックルという話題でした。

 

澤田和昭氏のタックル

Rod: DAIWA STEEZ 'Storm Shadow'

Reel: DAIWA Luvias 2506

Line: DAIWA Finesse 4lb

Lure: DAIWA STEEZ Shad MR

 

 

特集3

やぐっちゃんの

Fish this moment 2016

 

DAIWA

ベストタックル・アワード

 

皆さんこんにちは!今年最後のやぐっちゃんのFish this momentです!

今回は1年の締めくくりとして、誠に勝手では御座いますがやぐっちゃんセレクトのダイワベストタックルアワード2016を開催します!

今年も沢山のダイワNEWタックルがリリースされ、どれが一番かひじょーに選びにくいので、今期大活躍したタックルを紹介します!

一つめはスティーズ・カバーチャターです!

赤羽プロを初め多くのプロの前評判を聞き発売前からかなり期待をしていました。ブラシガードがあるのでアシや杭周りをガンガン引けるし、カバーはやらないっていうならガードは切っちゃってもいいし♪

ウエイトバランスも最適で、レンジキープも簡単です。なによりチャターをカバーで使うってのがやぐっちゃん的には斬新でしたね!

5、6月のアフターのバスには必殺兵器でした!キッパリ

2016.12.22.6.jpg

カバーチャター、これはもう絶品ですね。キッパリ

お次はそのカバーチャターにイチオシのリール!ジリオンSV TWでしょう!

1番の特徴はやはりバックラッシュのしにくさでしょうか。カバーをキャスティングで攻めるとブッシュにラインが絡んだりと、バックラッシュの確率が上がりますがそこはジリオンSV TV TW!

バックラッシュせずスパスパキャストが決まります!これは向かい風のシチュエーションでもいえることで、まさにストレスフリーバーサタイル!って感じです。

1年間タフに使ってもメンテナンスさえしていればフィーリングが変わらないのもお気に入りです!
 

2016.12.22.7.jpg

キャストがスパスパ決まる。これは快適です。キッパリ


同じリールですがSS SVのハイギアもかなり気に入ってます!

ライトテキサスのピッチングなど、鋭くズバッとキャストが決まりますからね!これは使った方なら分かってくれますよね!?笑
 

2016.12.22.8.jpg

SS SVのハイギアもかなり使えますねー、いやホント

 


アパレル関係もデザインだけでなく機能面もバスマンのことを考えて作ってくれている製品が沢山です。

使えば使うほどに良さが分かる。今年も沢山のダイワ製品に出会い多くの方にダイワ製品を発信出来たと勝手に思っています!笑

来年もどんな新製品が出てくるか楽しみで仕方ないですね。

1年間やぐっちゃんのFish this momentをご覧いただきありがとうございました!また来年も宜しくお願い致します!

それでは皆様よいダイワライフを♪