Ultimate 12月9日号

特集1

二人のトーナメント総括

 

 バストーナメントの世界では、今年も様々な出来事がありました。多くのプロはこの一年を総括し、新たなる年に向けて早くも準備を始めていることでしょう。

 今回はそんなタイミングにJB、W.B.S.の代表的プロからシーズンを終えた現在の所感を伺ってみました。

 まずはJBトップ50で年間26位に入り、自力で来季のシード権を獲得した川口直人プロです。

 

……川口プロ、今年一年お疲れ様でした。来季のトップ50残留も決定して、ホットしているといったところでしょうか?

川口プロ(以下・川口) はあ。そうですね。話は変わりますけど今日は大原で釣りでした。他のプロスポーツの選手と楽しく釣りをしてきました。あまり釣れなかったけど……。いま、釣りはいろいろなプロスポーツの選手にすごく人気なんですよ。ゴルフとか野球とか。ですから私は異文化交流に役立つように頑張っています。

 

……なるほど。それはともかく、いかがでした? 今年一年の成績に関しては?

川口 不満が残る年でした。とくに苦手な七色、野村ダムで予定通り大外しして、それが後々まで影響してしまいました。まあ、その二つのフィールドに関しては、やる前からダメなことは分かっていましたけどね。

……そうなんですか?

川口 そうです。だって両方とも一週間もプラクティスをやっても釣れないんですから。苦手なものはいつまでたっても苦手なんですよ。バスという魚はフィールドによってまったく違う。そんなことは何十年もやっててわかっています。しかも釣りで生活しているというのに、まだ克服できていない。具体的には魚の変化に対応できていないってことかな。釣りもどんどん変わって行かなければならないのに、追いついていないんです。

 

……最終戦の北浦戦で入賞して5位に入賞して盛り返したんですよね。

川口 そうです。あの試合はまあまあ会心のゲームでした。あの時のアルティメットにも紹介されましたけど、今年一年タックルに助けられましたよ。とにかく頼りになった。でも、来年はもっとすごいですね。ロッドもリールもすごく楽しみですよ。DAIWAの技術力って留まるところを知らないですね。その面では全然不安はありません。むしろ、それらをどう使いこなして立ち回るか、そっちの方が問題です。

……トーナメントも年々厳しくなって、タックルに求められる要素もシビアになってきますからね。

川口 おっ! いいこというじゃないですか。その通りです。年々釣りのレベルが上がっていくわけですから、我々の技術も順応していかなければならない。その点、タックル面での不安がないのは大きいですね。

 

……ズバリ、来季の目標は?

川口 エリート5です。当然ですよ。そのために、年内も練習しますよ。自分を戒めるためにもね。

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JBトップ50最終戦の北浦戦で5位に入賞した川口プロ。来年はぜひエリート5のメンバーに入ってほしいものです

 

 

そしてもう一人は橋本卓哉プロ。こちらはW.B.S.年間ランク15位でなんとかクラシック権を確保したが、やっぱり悔いが残る一年だったのでしょうか???

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最終戦で15位に滑り込んでクラシック権を確保。そんなハラハラした展開は想定外だったに違いない

 

 

……橋本プロ、今年一年お疲れ様でした。

橋本プロ(以下・橋本) はあ、疲れました。まさか年間15位なんて……。フルタイムプロとして、年間チャンピオンを狙っていたのに15位ですからね。それも最終戦で滑り込み。周りの選手のスキルアップが私以上だったということです。来年はW.B.S.に対する姿勢を根本的に考え直さなければならないですね。

 

……ということは来年は復活の年?

橋本 そうですね。ここ数年、充実度が著しいタックルの力を借りて、ぜひとも盛り返したいと思っています。スティーズも10周年を迎えて、ますますパワーアップしてきました。リール、ロッドの進化はいうまでもありません。しかし私が驚くのはルアーの充実。クランク、ブレードベイト、ポッパー……こうしたプロが監修したルアーがすべて素晴らしい。ラボ等で叩き上げられて作られていますから、いい加減な作品は一つもない。使いやすくて、実際に魚が釣れるんです。

それとラインの進化にも驚きますね。とくにフロロラインのしなやかさは特筆ものです。

というわけで、タックルは総合的に空前の充実ぶりです。来年はもっとすごいことになっています。いまからフィッシングショーが楽しみです。タックルが飛躍するんですから、我々も黙っていられません。W.B.S.年間1位を目指して、最初から全開でいきますよ。

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タックルの進化に目を見張る橋本プロ。来季の巻き返しを誓っています

 

 

特集2

やぐっちゃんの

Fish this moment 2016

新兵器導入 の巻

 

皆さんこんにちは。やぐっちゃんのfish this momentです!

霞ヶ浦は朝夕は2℃近くまで冷え込みますが、晴れれば日中はロンTで十分な感じです。

水温は10~12度を行ったり来たり。

そしてこの冬に向け、やぐっちゃん得意の新兵器導入です!笑

スティーズ・サージェントとEM MS2506Hです!スティーズ・サージェント今更?と言われそうですが、やはり水温10度を下回るとシャッドの出番ですからね!ローモデュラスのロッドが欲しかったんです。

そして注目すべきはEM MS! 数ヶ月前にこのリールの存在をキャスティングで知り、調べてみると上位機種と変わらぬマグシールドやATDを装備!(詳しくは商品欄をご覧ください)
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財布にやさしいEM MS。ATDでラインにもやさしいんですよ

 


そして重要視すべきは価格! 上位機種と変わらぬ装備のリールが店頭で〇〇円前後!これはもう使うしかないっしょ!

実際使用しましたが予想の斜め上を行ってました!

1番のお気に入りはATDですね。ドラグの出方がジィーーー!ではなくジリ、ジリ、ジリ・・・とジワジワ出て行くんです。

それによりドラグが出たとしても常に魚にプレッシャーを与えられるのでとても有効です。

デザイン面でもミニ四駆世代のやぐっちゃんにはそそられる肉抜き加工があったりと、カッコイイよね!

自分は個性を出すべくSLPさんのハンドルノブに交換!

ハンドルノブを変えただけでもリールの印象が変わりますのでぜひお試しください♪

SLPワークスのステッカーも貼っちゃってます 笑

そして先日、マリーナにてB.A.S.S.に参戦中の宮崎プロと偶然の再会を致しました!

宮崎プロとは中学生の時に知り合い2013年にバスマスタークラシック出場を決めた時にも応援に行きました。

先月アメリカ行ったばかりでしたので話も盛り上がりました♪

宮崎プロの貴重な体験談はいつ聞いてもタメになりますね!

来期の活躍を楽しみにしています!

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アメリカではお世話になった宮崎プロ。相変わらずトークは飛ばしていました