謹賀新年
皆さま、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
特集1
並木敏成の
新たなる挑戦
このアルティメットでは、今年も様々な角度からバスフィッシングを採り上げていく計画ですが、今年最初の特集は新年に相応しく夢のある話題。並木敏成のアメリカ再々挑戦がテーマです。
DAIWAチームの中心的存在である並木敏成は、ご存知のように過去数回にわたり本場・アメリカのトーナメントにフル参戦してきました。最初はB.A.S.S.、そして次はFLW。それぞれ約5年間の滞米で、どちらも現地に腰を据えた本格的なトレイルでした。B.A.S.S.時代には日本人初のバスマスタークラシック出場を果たし、FLWではワチタリバーで優勝、全6戦中4度のTOP10メイクという記録を作るなど、輝かしい戦歴を残しています。
アメリカ生活はトータルで約10年。成人してからはほぼ人生の半分をアメリカで過ごしていたことになり、その事実は本格的バスフィッシングに対する氏の真摯な追求姿勢を表しているといえます。
その後、日本に活動の拠点を戻してからの活躍は皆さまご承知かと思いますが、並木敏成は今年、三度目のアメリカ挑戦に打って出ます。
その辺の経緯を先日、電話インタビューさせてもらいました。若干風邪気味だった氏は、それでも元気にトーナメントプランを語ってくれました。
「アメリカのトーナメントに出場することは何年か前から考えており、ずっとタイミングを計っていました。今回、それがようやく可能になったので具体的に出場することにしたのです。参加するトーナメントはB.A.S.S.のオープンで、サザンとノーザンにエントリーしようと思っていたんですが、サザンはウェイティング状態が続き事実上不可能になったので、ノーザンに出ることになります。6月のニューヨーク・オネイダ戦から3試合に出ます。
今回のアメリカ挑戦は2年計画でして、今年は準備段階といってもいいでしょう。来年はもう少し試合を増やす予定です。
というのも、前回のアメリカトーナメント時代からもう10年という歳月が経過しました。ですから状況もまったく変わっているはずですし、そもそもボートやタックル、魚探などの装備も整えなければなりません。いろいろ進化している部分もあるだろうし、感覚を取り戻すのも簡単ではないと思います。
そもそも体力的にも不安がないわけではありません。いまでは霞ヶ浦のラフウォーターでの5分のボートライディングは、身体面で不安を覚えます。フィジカルな準備も必要でしょうね。
でも、とにかくやってみたかったんです。アングラーとしてさらに成長するために、この時点で本場の最先端の釣りを実際に体験することが必要だと感じていたから、たとえ短期間でもアメリカのトーナメントに出場することにしたのです。試さずして何も得ることはありません。そういう僕の姿を見てくれれば、若いアングラーも気合が入るでしょう。そうしてチャレンジしてくれる人が増えてくれると嬉しいです。
この10年、日本で培ってきた釣りの技術がどこまで通用するのか、試してみたい気もあります。でも、結果だけを求めることはせず、純粋にアメリカのトーナメントを体験しようという心構えです。
本場ではDAIWAのタックルの真価も発揮されるでしょう。小さなスイングでよく飛んでくれるスティーズやタトゥーラは、日本人の非力さを補ってくれます。
日本のバスフィッシングに目を転じてみれば、釣りやすい魚が減ったような気がします。釣り人の技術が向上した影響もあるでしょうが、鵜や湖沼工事などの外的要因の方が大きい気もします。相模湖や津久井湖などは5?10年前より魚が増えていますから。
でも、産卵時期の魚の扱いなど、釣り人が出来ることはしなければいけないでしょうね。ゴミ問題などへの配慮も重要です。
教育も大切です。O.S.Pではジュニアの育成などにも力を入れてきましたし、これからも続けていきたいと思います。お子さんだけでなく、若いお父さんお母さんにも釣りや自然の大切さなどを教えていく必要性を感じて行動してきました。そういう、アングラーとしての社会的責任のようなものを最近は強く感じています。
話はアメリカ再々挑戦に戻りますが、最初にB.A.S.S.に出た頃を思い返すと、本当によくやっていたなと思います。何の保証もなくアメリカに渡ったわけですから。でも翌年トップ100に上がれて、やれる感触はつかめました。
人は当時の僕を評して「輝いていた」といってくれますが、本人としては辛かったという思い出しかありません。昔の写真を見ていると、すごくやつれていますよね。ろくな食事もとれず、睡眠時間も少ない……ギリギリの毎日でした。そういう生活が表情に現れていたんでしょうね。
今回もそういう辛さはあるでしょうが、それより楽しみの方が大きいです。夢があります。精一杯、頑張りたいと思います」
こう語ってくれた並木敏成。現状に甘んじず、アングラーとしてさらなる高みを目指す姿勢には感服します。その戦いぶりは大いに注目されるところです。
アングラーとしてさらなる高みを見据える並木敏成氏にご声援を
特集2
オリキン、
いきなり突き抜ける
新春早々景気のいい話題が飛び込んできました。1月8日に津久井湖で行われた津久井湖オープンでオリキンこと折金一樹は2700gというモンスターをゲッツ、当然のように優勝したのです。
津久井湖オープンといえば、一時は釣れないことで有名な自虐的なイベントとして有名でした。しかし並木敏成氏も語っていたように、最近の津久井湖は魚影も濃くなりました。そんな中で行われたトーナメントですが、それにしても2700gとは強烈すぎるサイズ。
飄々としつつもデカイことをやってのけるオリキンらしい結果ともいえますが、どうやら今年はますます突き抜ける予感アリアリ。他のトーナメントにも積極的に参加するということなので、目が離せないアングラーの一人です。
新年早々の2700g! 昨年H-1グランプリの年間チャンピオンを決めた津久井湖はオリキンにとって縁起のいいレイクとなりました
特集3
やぐっちゃんの
Fish this moment
みなさんこんにちは!明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します!
新年1発目のやぐっちゃんのfish this momentはズバリ、
年末に購入したEM MSのインプレっす!
このリールの1番注目すべきポイントはやはりATDでしょうか!
ATDとは魚の引きに滑らかに追従しながら効き続ける新世代のドラグシステムです。
これが実際どの様な利点をもたらすかというと、今までのドラグと比較すると魚のツッコミにリニアにドラグが掛かる感じですね!
今までですとドラグに一定のトルクが掛かるとジィーーー!と出っぱなしな感じでしたがATDはジリ・・・ジリ・・・とジワジワとラインが出ていきます。
この効果によりファイト中のドラグ調整が必要なくなり、ファイトに集中できます!
実際に魚を掛けてみましたが、ATDのおかげでバスに余計に走られることなくバスを寄せられます。
それと同時にATDがファイトを楽しくしてくれました!
このジワジワとドラグが出る感じがとても心地よく「もっとファイトを楽しみたい!」と素直に思いましたね♪
うーん、ATDサイコーって感じです。
そして今年も釣行安全のお守りを♪
今年はクリスタルにしてみました。
皆様も今年1年ご安全に釣りを楽しんで下さいね!
ATDのドラグ感は最高ですよ。みなさんもぜひ味わってみてください
釣りの神様といわれている富岡八幡宮のお守り。クリスタルがいい感じです