特集1
競い合う時、違いが分かる
続々と真価を発揮するDAIWA Tackle
去る6月11日に開催されたW.B.S.2017プロトーナメント第三戦において、草深幸範選手、赤羽修弥選手がそれぞれ準優勝、三位という成績を残しました。
この結果は二人の実力を考えると何ら不思議ではありませんが、注目されるのは二人とも表彰式で「この釣果はタックルによってもたらされた」と語っていたことです。
試合を振り返ってみましょう。6月初旬に梅雨入りが宣言されたにもかかわらず、まったく雨が降らない関東地方。当然、試合会場の霞ケ浦水系は減水です。というより大減水です。多くのシャローが壊滅するこの状況は選手にとって非常に難解なものでした。
そういった状況での狙い目は、一般的には減水でも釣れる質のいいシャロー、ポストの魚が休むチョイ沖のタテスト、カレントが効いている流入河川などになります。実際、上位入賞チームはいずれもそういったエリアから魚を持ち込んできました。
●ロングアプローチがキモでした
タックルのポテンシャルを最大限に生かして準優勝を遂げた草深選手
準優勝の草深選手がフォーカスしたのがシャロー。沖の釣りが得意な同選手ですが、プラで魚はまだそこまで移動していないことを察知、同時にシャローで多数のバイトを獲れたことが決め手となりました。
ですが、シャローといっても普通のシャローではありません。エレキを上げないと入って行けないほどの激浅です。プラでは入って行きましたが、試合の時は入って行けません。
当然、ロングアプローチがキモになります。また、この時期の魚はとくに警戒心が強いので、必然的に接近戦はNGになります。つまり、ロングアプローチが絶対条件だったわけです。
草深選手が使ったルアーは「ガストネード70S」とストレートワーム。これらを遠くから狙ったスポットに正確に撃ち込む必要があったのです。
上質なリールがガストネードのロングアプローチを可能にしました
草深選手はこう述懐します。
「ストレートワームはスピニングにPEラインを使用しましたので、キャストに関してはそれほど問題はなかったのですが、ガストネードは5.5gと軽いためリールの性能が非常に重要でした。サイトで釣る場合も多かったので、魚の向こう側に正確に音もなくプレゼンテーションしなければならなかったのです。アバウトなキャストでは魚に見切られてしまいます。あくまでも静かに置いてくるようなキャストが必要でした。となると遠くてもピッチングでキャストすることになります。つまり、プラグですがワームのようなキャストになるわけです。それが今回の試合の全てでしたね。
そんな時、アルファスAirのキャスタビリティーが心強かったですね。繊細で正確なキャストを一日中続けないと、あのシビアな状況ではウェイトを固めることが出来かったからです。そんな意味ではリールの性能が100%貢献してくれた準優勝だといえましょう。
リールだけではありません、ロッドも素晴らしいパフォーマンスを演じてくれました。
ああいうタックルを使って釣れないのはおかしい……いつもそう考えさせるほど、DAIWA Tackleは選手にとって頼りになる味方です」
DAIWA Tackleを使って釣れないのはおかしい…草深選手はこう言い切ります
この試合が終わった時点での草深選手の暫定ランキングは1位! A.O.Y.に向ってこのまま突き進んでほしいところです。
草深選手タックルデータ
Tackle 1
ロッド:クロノス671MLB
リール:アルファスAIR
ライン:フロロ8lb
ルアー:ガストネード70s
Tackle2
ロッド:スティーズ 651LFS (スカイボルト)
リール:イグニスTYPE R 2506H
ライン:PE0.8号
ルアー:ストレートワーム
リグ :ノーシンカーワッキー
●気持ちよく投げられた SLP セミオーダー
一方、三位の赤羽選手がチョイスしたエリアは小規模流入河川。水生植物のポケットを高比重スティックワームのノーシンカーで撃って行くような釣りでしたが、SLPにセミオーダーしたスティーズSV-TW 1012 7.1がことのほか気持ちいいキャストをもたらしてくれたとのこと。
お立ち台でも、「実に投げやすかったです」と語っていました。この事実も、過酷な競技でこそ、研ぎ澄まされたタックルの性能がクローズアップされることを物語っています。
SLPにセミオーダーしたSTEEZ SV-TWを駆使して三位に入賞した赤羽チーム
繰り返しますが、成績はお二人の実力がもたらしたものに違いありません。しかし、DAIWAタックルも少しばかりそれに貢献させてもらったと自負しています。
競い合う時、違いが分かる。DAIWAタックルの先進性が図らずも証明されたW.B.S.第三戦でした。
赤羽選手 タックルデータ
Tackle1
ロッド:スティーズ701MHFB (フランカー)
リール:スティーズ セミオーダーSV-TW 1012 7.1
ライン:スティーズ フロロ 14lb
ルアー:高比重 スティックワーム5
リグ :ノーシンカー
Tackle2
ロッド:ジリオン661MHFB
リール:スティーズ SV-TW 1012 XH
ライン:ブレイブモンスター 14lb
ルアー:高比重スティックワーム4
リグ :ノーシンカー
特集2
来てますよ! スティーズフロッグJr.
茨城県下妻市在住のアクティヴ・アングラー、山口将司さん。このアルティメットにも何度か登場したことがあるのでみなさんご存知でしょうが、最近の氏のオススメが霞ケ浦水系でのフロッグゲーム。このところ雨が少ない関東地方ですが、空梅雨が本梅雨になれば期待度マックスだといいます。
雨が降ると、こんな魚が釣れる可能性はグンと高まります
実際、山口さんは少し前に雨が降った日に、霞ケ浦周辺のフロッグゲームで素晴らしい釣りを繰り広げました。
今回はそんな山口さんにこれからのフロッグゲームを解説してもらいました。
(山口さん 談)
雨が降らなくてもこれからの季節はフロッグゲームのプライムシースンですが、シトシト雨が降れば条件はさらによくなります。爆発します。私も先日の雨の日に、小野川辺りで爆釣しました。ボート釣りでしたが、激浅でも釣れますからオカッパリでも相当期待できます。
できれば風がない方がいいんですが、多少の風があってもOKです。
軽く50オーバー。スティーズフロッグJr.での釣果です
フロッグゲームもタックルが大切です。私が通常使用しているのがブラックレーベルのフロッグロッド、タトゥーラ、そしてスティーズフロッグJrですが、とくにこのフロッグがナイスなんです。
まずはそのサイズ感。大きすぎず小さすぎず、カスミのバスにベストなんです。一番気に入っているのは水押しの良さ。フロッグゲームは波立たせてバスにアピールさせてナンボの釣りですから、水押しの良は強力な武器になります。だから多少の風があってもOKなんです。とにかく今の霞ヶ浦では、スティーズフロッグJr.は来てますよ。
ラインは当然PEを使っていますが、5号または6号と太めの番手を使っています。というのは、霞ケ浦のフロッグゲームではロングキャストはいりません。接近戦が多く、しかもブッシュの中を撃ったりします。だから万一バックラッシュしても直しやすい太めのPEを使うわけです。
具体的なエリアとしては古渡や小野川辺りです。とにかく雨が降れば釣れる可能性はグンと高まります。だまされたと思ってスティーズフロッグJr.をリグって釣りに行ってみてください。デカイ魚が釣れるのもフロッグの特長ですから、きっと悶絶しますよ。
また、そんな日には上質なレインギヤーを着ることも快適な釣りの条件。できればゴアテックスがいいですね……私のように。
良質なレインギヤーを着れば、雨の日の釣りも快適です
特集3
やぐっちゃんの
Fish this moment
人生を変えるW.B.S.グラチャン
皆さんこんにちは!やぐっちゃんのfish this momentです!
今回はWBS第3戦に行われたグラチャンの模様をお伝えします!
ここでおさらいですが、グラチャンとはWBSが主催する年間5戦あるオカッパリトーナメントです。
なんと今回のスペシャルゲストは川村プロ、折金プロがガチ参戦!!二人とも学生時代はこのグラチャンに参戦していたOB!?なんですよね!
二人のスペシャルゲストのおかげもあり参加人数は土浦新港のマックス人数100人超え!大人数でのトーナメントでしたが、当日は連日の日照りや田んぼへの水供給で減水、さらには無風という厳しい状況。
やはり釣果は伸びず全体の一割程度のウエインでした。
そんな難しい状況ではありましたが川村プロ・・・・ラスト10分でやらかしましたよ。
1335gを釣ってきました!その瞬間、川村プロの優勝が決まりガッツポーズ!!おそらく誰もが川村光大郎をもってしても厳しいのか・・・と思って居たと思います。ですがラスト10分で会心の一撃!
ラスト10分での快挙! 持ってますねー、この人
トーナメント終了後のトークショーや抽選会では多くの実績あるダイワ製品が参加者の手に渡りました。その際に赤羽プロや橋本プロにもご協力いただきました。
オリキンもたくさん協賛品を持ってきてくれました
川村プロも折金プロも最初の出会いはグラチャンと聞いています。実はやぐっちゃんも学生時代はグラチャンに参加し多くの仲間が出来ました。
川村プロ、折金プロが言っていましたが、グラチャンに参加してなかったら今の自分はいないかも、と。
人生を変えるほどの出会いがグラチャンにはあるのかもしれませんね!!
参加者と触れ合うコータローとオリキン。人生を変える出会いがグラチャンにはある…名言です