特集1
川村光大郎が語る
今時のカバーフィッシング!
アメドリを勝利に導いたモノ
11月3日に北浦で行われたアメリカンドリーム・トーナメント、通称アメドリに草深幸範・川村光大郎チームが優勝したことは前回レポートいたしましたが、このほど川村光大郎氏から詳しい話が聞けましたのがご紹介したいと思います。
このチームが釣りを展開したのが霞ケ浦本湖の古渡。大雨の後の大増水に際して、セオリー通りカバーを攻めたわけですが、それは他のチームも同じこと。ではなぜ、このチームだけが魚を獲れたのか? そこにこの試合のキモが隠されているのです。
それはズバリ、川村氏いうところの「今時のカバーフィッシング」!
「プレッシャーの高いフィールドでは、強いロッドで太いラインを使い、通常のサイズのルアーを使うカバーフィッシングでは魚に口を使わせることができない場合が多いのです。5gのラバージグや3.5gぐらいのライトテキサスさえ、カバーの奥の奥に入れることができないと釣り勝つことはできないでしょう」
この試合で川村氏は当初、9gのジグにポークを付けてカバーを撃っていました。増水で奥行きのあるカバーにスキッピングでルアーを入れてフリーフォールさせて、そこから手前にチョンチョン引いていました。しかしバイトはありません。そこで5gのジグにワームを付けた軽めのリグに変えました。そこから急にバイトが出たといいます。
「キモは点の釣りではなく、広いカバーの釣りに効率がいい面の釣りをしたこと。ゆっくり横に引くことで、その下にいるバスに気付かせることができ、バイトを獲れました」
これが優勝のカギとなったのですが、この釣りに貢献したのがプロトのロッド。
アメドリ優勝直後にアップされた動画(https://www.facebook.com/daiwabass/videos/876274445884133/)
でも語っていましたが「キングバイパー」というロッドで、それが「今時のカバーフィッシング」を実現させてくれたのです。
6フィート11インチのこのロッドはヘビーアクションのスローテーパーというところがミソ。硬いけど根元まで入るのです。だから軽いリグをカバーの奥に入れることができ、より快適にリグを操作することができたのです。
しかも軽い! シングルハンドキャストも楽勝の軽さは高弾性SVFナノプラスを使っているから。といってもキンキンの弾性ではありません。粘り腰があるスローテーパーです。
もちろん、このロッドはカバーフィッシングだけのためのロッドではありません。「ヘビーバーサタイル」というサブキャッチが付いているように、幅広い使用が可能です。 スローテーパーのクッション性を生かしたビッグベイトの釣り、粘り腰がある弾性を生かしてPEラインを使ったフロッグなどにも適しています。
というわけで川村氏が早くも惚れ込んでいるこのロッドは来春デビューの予定。手にしてみれば使い方がすぐにイメージしていただけると思います。[不思議なロッド]です。お楽しみに!
今時のカバーフィッシングで川村光大郎チームはアメドリに勝ったのです
特集2
霞ケ浦での話題二つ
その1 霞ケ浦クリーン大作戦
11月12日、土浦市総合運動公園において、恒例の霞ヶ浦クリーン大作戦、通称53UP秋の陣が開催されました。回を重ねて今年で43回目のこの行事、今回は実に270名以上の参加者を数え、いつになく盛り上がりました。
おかげさまで最近はゴミはかなり減少した霞ケ浦周辺ですが、秋の大雨の影響で新たに多量のゴミが湖岸に流れ着き、今回はいつになく「大漁」でした。
それでも参加者全員が汗を流した結果、会場周辺の霞ヶ浦西浦周辺は非常にきれいになりました。
関東随一のバスフィールド、霞ケ浦の釣りをいつまでも気分よく続けていくために、こうした活動はぜひ継続してもらいたいものです。
今年の参加者は270人! 会を重ねるごとに盛り上がる53PICK UPです
その2
霞ケ浦北浦海区における漁業制度と操業等に関する説明会
11月19日、霞ケ浦環境科学センター2階会議室において、表記の説明会が開催されました。これは霞ケ浦をメインに活動する漁業者と遊漁者が様々な面で相互理解を深め、トラブルを未然に防ぐという目的で行われたもの。当日は漁協、県の観光課、釣り人、フィッシングショップ代表、W.B.S.事務局ら30名ほどが参集して2時間の話し合いを持ちました。
漁業者とのコミュニケーションを図ることは、霞ケ浦で楽しく釣りを行うためにはぜひとも必要なことです
ここでは、その際に確認された釣り人として理解しておくべき事項をご紹介しておきたいと思います。
・霞ケ浦北浦にはワカサギ、シラウオなどの産卵期間に設定されている禁漁期間があるということ。
・霞ケ浦・北浦には禁漁区、保護区があり、そこで釣りを行ってはいけない→→土浦周辺のフィッシングショップでは禁止区域を示すパンフレットが用意されています。
・霞ケ浦北浦ではさまざまな漁が行われており、その操業を邪魔してはいけない。漁には様々な方法があるが、舟が浮いている場合は操業中の場合が多い。ゆえに、そのような舟を見かけた場合は十分に注意すること。
・岸から沖に向って張られている網もあり、岸釣りでも注意が必要。目印があるのでそうした場所では十分に注意すること。
・間違ってルアーを網に引っ掛けてしまった場合は、絶対に網を切ってはいけない。自力で外せない場合は水産事務所に連絡する
・ドック内での釣りは行わない
・岸釣りでもライフジャケットは必ず着用する。ちなみに漁業者も着用が義務つけられており、34年からは着用しない場合の罰則が設けられている
・湖岸に駐車する場合は十分に注意すること
・流入河川で釣りをする場合は入漁券が必要になる→→土浦周辺のフィッシングショップで販売している。日券400円、年券4000円。
などが確認されました。漁協の方の話によると「最近はブラックバスの稚魚が増えた。これから釣れるようになるんじゃないの」とのこと。このように漁業者の方々も必ずしもバスフィッシングを敵視はしていません。
これからもこうしたルールとマナーを守って漁業者といい関係をキープして、霞ケ浦北浦での釣りをいつまでも楽しみたいものです。
霞ケ浦北浦における禁漁区、保護区などあらゆる情報はこのパンフに示されています。土浦周辺のフィッシングショップで配布しておりますので、釣行の際にはぜひご一読を!
特集3
タクヤ、感激!
IPF ファン感謝デー!
11月19日に群馬県高崎市のIPF本社で「IPFファン感謝デー」が開催され、DAIWAチームの橋本卓哉プロがゲスト参加いたしました。
イベントの告知ポスターで紹介された橋本プロ。メジャーな扱いです
IPFとはLEDなどのクルマのライティングパーツを開発・製造・販売している会社で、70年以上の歴史を持つ老舗。クルマ好きの方なら知らない人はいないほどの存在です。
その会社のイベントにどういうわけで橋本卓哉プロが呼ばれたかというと、実は同プロはクルマやバスボートのライティング装備を同社からサポートされており、その縁で参加したというわけです。
当日は広々とした会場の中でレーシングカー、ラリーカーの展示を始め、アウトレット製品の販売、ビンゴ大会などが行われ大盛り上がり。天気も良かったので家族連れなども目立ちました。橋本プロも愛艇バスキャットとフレックスドリーム社にカスタマイズされた愛車・ランクル200を持ち込み、バスフィッシングを強烈アピール。もちろん、スティーズやブラックレーベルなどDAIWAバスタックルも総動員でしたよ。
バスキャットとランクルを背にしてスティーズを鷲づかみにする橋本プロ
会場はスゴイ盛り上がり。クルマファンが多いのは当たり前ですね
ほとんどの来場者がクルマファンですから、橋本プロのバスボートは異彩を放っていたようですが、中には少なからず釣りファンもいたりして「オッ! バスボートじゃん! カッケー!」などと注目も絶大。考えてみればクルマファンとバスファンは同じ匂いがする人間同士ですからね。
中にはバスアングラーもいたりしてコックピットで感激
こうしていつもとは雰囲気が違うイベントに「完全アウェイで疲れます」といいながら楽しそうにファンと交流した橋本プロは、ちょっと変わった一日を満喫していました。
釣りのイベントに呼ばれるバサーは多くても、こうした別世界からの引き合いがある橋本プロは稀有な存在といえ、さすがにその存在感は「来てますね」。
これからはバスフィッシングもコラボの時代。釣り業界の枠にとどまらず広い視野でバスファンの輪を広げていきたいものです。
橋本プロ、ご苦労様でした。
特集4
やぐっちゃんの
Fish this moment
ライトパワーフィネスの極意!
皆さんこんにちはやぐっちゃんのfish this momentです!
11月中盤になり一気に冷え込みましたねー!
霞ヶ浦の朝の気温は2度近くまで下がるようになってしまいました。
さて、今回のコラムネタは反響がありましたので、K―1グランプリという霞ヶ浦のトーナメントで2位に入賞し、多大なる貢献をしましたやぐっちゃん流ライトパワーフィネスをさらに掘り下げて紹介しようと思います!キッパリ
まず、ライトパワーフィネスの基本セッティングをやぐっちゃんなりに考えました。
自分流ではありますがMLのロッドに3.5グラムまでのスモラバ等を使い、PE0.8号セッティングかな?と思っております。
ライトパワーフィネスは冬場やハイプレッシャーフィールドでは特に有効で、これからの時期は霞ヶ浦の土浦地区はバスを手にするのは困難この上極まりない状況! なのでぜひともトライしていただきたいメソットです。
やぐっちゃんの経験上ですが、冬場のバスはボリュームのあるルアーを嫌うイメージがあります。だからパワーフィネスジグSSシリーズなんかはサイズ感とかピッタリですね!
ラバーの量だったり水中でのフレアの仕方とかスナッグレス性能など、どれを取っても完璧!
最近はボートフィッシングが多いですが、やぐっちゃんは基本オカッパリなアングラーなのでブラックレーベルプラス 671MLFSの硬さやレングスがピッタリ!
なんたってオカッパリは取り回しやすさが重要ですからねー。
霞ヶ浦の場合、基本足元の護岸を狙うので67くらいがピッタリです。
倒れたアシにはティップでガサガサとゆっくり突っ込んで、バーチカルに誘うことも出来ますし。
やぐっちゃんオススメのライトパワーフィネスはこのシステムでバッチシ!
ところで、ジグSSシリーズを使う際にふたつ気にしていることがあります。
まず一つ目はラバージグが水中で水平姿勢をキープ出来るようにこまめにラインの結び目とアイの位置をチェックすること!
二つ目はショートバイトに反応するためにラインを指に引っ掛けてシェイク!
これは有名かもしれませんが、シェイクのさせ方もより細かく出来るのでかなり実践的です!ぜひ試して下さい
スモラバですのでアピール力は強くありません。なのでここだ!と思う場所にぜひ使ってみて下さい。冗談抜きにここぞという場所でカバージグSSシリーズを使うと、バスに出会える確率が高いです。
皆さんもぜひライトパワーフィネスでジグSSシリーズを使ってみて下さい!
パワーフィネスジグSSシリーズを使ってのライトパワーフィネスは低水温期の鉄板! これからの時期はマストですよ