特集1
短期連載
このニューアイテムに期待する その2
前回から始まったこのシリーズ、DAIWAメンバーが注目する新製品を特集していく企画ですが、新メンバーのご紹介も兼ねているのがミソ。彼等にはこれからアルティメットにもどしどし新しい風を吹かせてもらうつもりです。というわけで新旧取り混ぜたDAIWAメンバーの活躍にご期待ください。それでは早速、ニューフェイスに登場してもらいましょう。
ブレーデッドスイムジグの概念を変えたものは……佐藤健人
四国・徳島をベースにJBマスターズ、JB?を転戦している佐藤健人(けんと)プロは弱冠26歳の若手バリバリ。DAIWAメンバーの中でもピカ一のフレッシュマンです。とはいってもJBトーナメントのキャリアはすでに5年目。これからトップ50、そしてオールスタークラシックにも駒を進めようかという大きな夢を持っています。
師匠はあの川口直人プロ。同プロが四国にやって来る時は必ずヘルプに駆けつけるといいます。
そんな佐藤プロが昨年から大きな信頼を寄せているのがスティーズ・カバーチャター。「いわゆるチャターベイトの概念が根本的に変わった」というほど気に入っているようです。
佐藤氏いわく
「ボートからでもオカッパリからでも、去年一番たくさん魚を釣ったのはこのルアーでした。なんといってもガードが付いているのが最大の特長で、だからカバーを大胆に攻められる。それまではガードがないタイプを使っていたので、どうしても攻めが甘くなっていました。カバーに入れても一回目のフォールでハングしてしまうので、ボトムをとることもできなかったからです。
その点、このスティーズ・カバーチャターは枝などに引っ掛からずにしっかりとボトムをとれるので、カバーを攻める際にも躊躇することがありません。とくにルアーの回収ができにくいオカッパリにおいては、この能力は絶大です。
ですからボトムのズル引きとか、リフト&フォールなどのラバージグ的な使い方もできます。そういった意味ではいままでの、いわゆるチャターベイトとはまったく違いますね。結果的に釣果も格段にアップしました。
トレーラーにはハイドロショットを多用しています。このスティーズ・カバーチャターは、ものすごいパワーを秘めているルアーです。まだ使ったことがない人は、是非使ってみて下さい。」
こう語ってくれた佐藤プロ。「心の底からバス釣りが好き」というだけあって、トークも情熱的でした。今後もどしどし登場してもらいますので、ご期待ください。
スティーズ・カバーチャターでクォリテーなバスを次々に掛けているという佐藤プロ
11cmの登場でガストネードの世界が広がる……川村光大郎
昨年からガストネードを密かに必殺兵器として頼りにしていた川村光大郎が大きな期待を寄せるのが追加モデルの110S。群馬フィッシングショーのDAIWAブースで、お客様の前で熱く語っていました。
群馬フィッシングショーで活躍するDAIWAメンバー
「実はガストネードの7cmモデルは昨年、爆発しまして、常に持っていないと困るルアーでした。ない時には自分で買って常に補充していたほどです。
ガストネードのいいところは、状況を選ばないこと。通常、プラグは風だったり流れだったり時間帯だったり、そういう条件が合わないと釣れないことが多いんです。逆に条件が合った時には釣れるともいえるんですけれどね。
その点、ガストネードは状況を選ばずに釣れる。ワームに近い感覚で釣りができるんです。
そしてプレッシャーにも強い。休日の人気スポットなどは人も多く、それゆえ一般のハードベイトの出番は少なくなります。でもガストネードは釣れる。そしてサイトが効くのも強みでしょう。
ですからいままでガストネードにはたくさん助けられていました。そこに11cmの登場ですから、より釣りやすくなるといえます。というのは7cmだとベイトタックルではギリギリというか、無理やり使っていた感がありました。その点この11cmはバーサタイルなベイトタックルでちょうどいい。キャストもしやすいし、使用範囲がグーンと広がると思いますよ。
シンキングスィッシャーの命でもあるペラの回転も素晴らしい。ゆっくり引いても目で追えるぐらいの理想的な早さで回ってくれます。でもこのペラは釣れたりどこかにぶつけた時は曲がることがありますので、そんな時は必ず直して使ってほしいですね。
リトリーブ時の姿勢も水平に近く、デッドスローに引いてもレンジをキープできます。ということで私にとってガストネードはズバリ、期待度二重丸のルアーの一つです」
釣れるルアーには人一倍思い入れがある川村光大郎。ガストネードを揺らしながら説明するので、フォーカスが甘くなってしまいました
これはスゴイ! レーシングデザインのプロト ……川口直人
群馬のフィッシングショーには川口直人プロも出張っていまして、プロトロッドを紹介してくれました。
「まだ乞うご期待という段階であまり詳しくはいえないんですけど、スティーズのスカイボルトをベースに企画されたスピニングロッドです。スピニングといっても滅茶苦茶ライトではない釣り、スモラバとかノーシンカー、ジグヘッドなどに向いた竿です。
レーシングデザインですから、素材・テクノロジーは最高級。素晴らしい作品であることは確かです。ズバリ、期待してほしいです」
お言葉通りズバリ、期待しますよ、川口プロ
特集2
W.B.S.開幕パーティー
3月3日、土浦市のホテル・マロウド筑波におきまして、2018年W.B.S.キックオフバンケットが開催されました。
これは文字通り今年のW.B.S.開幕に先立つパーティーですが、昨年のA.O.Y.やクラシックに輝いた選手の表彰の場でもあります。
当日はW.B.S.選手を初め、スポンサー、釣り媒体などを含めて100名を超える参加者が一堂に会し、来たるべき2018年シーズンの盛り上がりを誓い合いました。
W.B.S.の初戦は3月25日、JBもすぐに始まります。いよいよトーナメントシーズン到来。今年もDAIWAメンバーの活躍に期待しましょう。
吉田チェアマンからインタビューを受ける2017年のW.B.S.A.O.Y.草深幸範
ええっ! 泉和摩プロがW.B.S.に? 実は泉さんはスポンサーとして参加したのでした