特集1
並木敏成プロが明かす
SV LIGHT LTD TN
開発秘話
並木敏成プロが開発に深く関与したリール、SV LIGHT LTD TNはこの3月に発売が開始されて以来、各方面で大きな話題を集めているようです。Airコンセプトだけが持つ類まれなキャストフィールと、幅広い釣りに対応できるSVコンセプトを融合させたリールだけに、実戦に投入された今こそその真価が発揮され、アングラーに実力が理解されているのも当然でしょう。
そこで今回は、並木プロにあらためてこのリールが生み出されたインサイドストーリーを伺ってみました。
●キャストフィールvs糸巻き量、強度の矛盾に挑戦
並木プロはSV LIGHT LTD TNが開発された深い話を披露してくれました
●AirとSVの中間? それは違う
こうした過程を経てSV LIGHT LTD TNが完成したわけですが、並木プロが力説するのは、このリールは決してAirとSVの中間に位置するものではないということ。つまり双方の「いいとこどり」ではないのです。
基本はAirコンセプトが誇る絶妙なキャストフィール。
「そこは絶対に譲れません。その上で幅広い釣りを可能にさせてくれる糸巻き量とタフさを実現させたのです」
と並木プロは語ります。
ちなみにSV LIGHT LTD TNの糸巻き量は
8lb 80m
10lb 65m
12lb 50m
14lb 45m
16lb 40m
20lb 30m
というもの、
Air系のリールの巻き糸量が8lb 50mですから1.6倍の巻き糸量を実現したわけです。
これなら6lbから12lbを使うベイトフィネスや中小型のプラグにおいての巻き糸量も確保できますし、太糸を使う撃ちモノ系の巻き糸量も十分です。しかもキャストフィールはAir並み! ここに並木プロがこだわった最大の要素があるのです。
並木プロはこのSV LIGHT LTD TNを使ったタックルシステムまで解説してくれました。
「王道はマシンガンキャスト・タイプ0.5(661MLFB)との組み合わせ。これで巻きの釣りからベイトフィネス系、ノーシンカー、ワッキー、ネコ、そして中小型のワイヤーベイトまでこなせます。
ヘビーカバーへの撃ちモノにはハリヤー(7011H/MHFB-SV)。軽いサイドキャストからロングピッチまでに必要十分な30mから40m巻き糸量を確保できます。
そして究極の万能ロッド、マシンガンキャスト・タイプ1.5(661MFB)とシステムさせればPEラインを使った中小型のフロッグゲームまで守備範囲に収められます」
こうして並木プロが監修したSV LIGHT LTD TNは快適なキャストフィールを持ちながら、巻きから撃ちまで、レギュラーサイズまでのルアーはすべて高度にこなしてくれるリールといえ、日本の最新のバスフィッシングのニーズに完璧にミートしてくれるといえましょう。
並木プロが推奨するSV LIGHT LTD TNをシステムさせた王道のタックル。上から
特集2
トーナメント・ア・ラ・カルト
6月に入り、各団体のトーナメントもいよいよ最高潮に推移しています。
6月8日から10日までの3日間は潮来マリーナを起点にJBトップ50第二戦が行われました。
三日目のスタート前の模様
3日間とも風雨に見舞われたこの試合、例年になくタフなものになりましたが、DAIWAチームの小池貴幸が6位、茂手木祥吾が8位とシングルフィニッシュいたしました。二人とも超タフだった最終日に良好なウェイトを持ち込みジャンプアップ。惜しいといえば惜しい結果ですが、あのコンディションを考慮すると立派だったといえましょう。
「うーん、残念!」という表情の小池プロ。次戦に期待しましょう
最終日のマクリが決まったからか、爽やかな笑顔の茂手木プロ
SLPワークスも頑張っていました
同じ6月10日はTBCの第二戦が利根川で行われ、島後英幸プロが参戦。初戦3位に続いてのお立ち台かと期待させましたが、こちらも試合時間が短縮されるほどの悪天候で狙いのエリアが機能せず、スティーズ・クローで獲った1本に終わりました。
ちなみに島後プロのこの日のエースタックルは
ロッド:エアエッジ721MHB
リール:タトゥーラSV TW8.1
ライン:プレイブZ16lb
ルアー:スティーズ・クロー(リーダーレスダウンショット)
そして6月17日にはW.B.S.第三戦が行われ、同時開催のオカッパリ大会=グラチャン(グランド・チャンピオンシップ・トーナメント)には過去の年間チャンピオンの折金一樹ことオリキンがゲスト参加。
自分でもトーナメントに参加した後、トークショーや抽選会などで、寡黙な中にも独特のオーラを醸し出していました。
当日は80名以上が参加。オリキン人気は霞ケ浦でも本物です
オリキンの「寡黙なトーク」はいつもいい味を出しています
入賞したジュニアと記念撮影
特集3
三村和弘の関西便り
イグジストFCLT2500S-Cの最新インプレ
皆さんこんにちわ。スピナベ馬鹿一代三村和弘です。
関西ビッグレイクもホンマにすごいです。
ビッグレイクらしくビックなバスが釣れていますよ。
そこで、そのビックバスにも対応でき、
より集中できるリールを紹介です。
最高機種のイグジストFCLT2500S-Cです。
バカイチ的にはビックレイクでデカバスにラインはフイネスブレイブZ6ポンド
コンパクトサイズでありながら6ポンドでも問題なく使用しています。
コンパクトな2500番の操作性が完全に上がったのが自分でもわかるほどすごいです。
次は巻きごごちです。
これまではダイワ最高のリールは
スティーズタイプ2ハイスピードだと感じていましたが、
イグジストFCLT2500S–Cはそれよりももっと上だと感じるほど巻きごこちがいい。
最高に軽く、しっとりとした感じの巻き心地が感じれます。
釣りに集中できる最大の武器ですね。
ええリール出来ましたな~。
ってブレイブキャップ似合ってますかね?(笑)
参考タックル
スティーズバーニア+イグジストFCLT2500S–C+フイネスブレイブZ6ポンド+JH・4・5インチワーム
BRAVEキャップ、似合ってまんがな