特集1
鈴木隆之、激戦のJBマスターズ第三戦に大勝利!!
すでに折り紙つきの実力を持つベテランアングラーはいうに及ばず、将来、虎視眈々とトップ50を狙う若手選手が犇めくJBマスターズ。それゆえ極めてレベルの高い争いが繰り返されていますが、7月14、15の二日間、霞ケ浦で行われた第三戦に於いて、DAIWAメンバーの鈴木隆之が見事優勝を遂げました。初日、二日目とも単日3位のウェイトを持ち込む堂々たる勝ち方でした。
桧原湖や河口湖での活躍が多い鈴木選手だけに、マッディシャローレイクの霞ヶ浦はどちらかといえば不得意とみなされてきましたが、今回はその評価をいい意味で覆してくれました。
「諦めない気持ちで最後の最後まで集中した」と達成感100%の鈴木選手
同選手のゲームは徹底的なシャロー攻め。具体的には霞ケ浦本湖南岸の葦、ウッドカバー、マンメイドなどですが、それらを5gテキサスリグやノーシンカーでじっくりと喰わせていくというものでした。特筆すべきは狙うスポットに応じたタックルの絶妙な使い分け。
ノーマルカバー、ヘビーカバー、超ヘビーカバーというおよそ3種類のカバーに応じたフォールメインのタックルセレクトと、マンメイド用の落としてから誘い出すタックルで、適材適所の釣りを繰り広げたのです。
具体的には
ノーマルカバーにはスティックベイトのノーマルセッティング、
ヘビーカバーにはスティックベイトのバックスライドセッティング、
超ヘビーカバーにはテキサスリグ、マンメイドに落としてから誘うネコリグのタックルセッティング、
この使い分けで乗り切りました。
初日にビッグバスを仕留めたのは5gテキサスリグで、タックルシステムは
ロッド:TATULA 721 HFB
リール:T3 Air 8.1:1 SLPカスタム
ライン:STEEZ フロロ タイプモンスター14lb
フック:バサーズワームフックSOS 4/0
というもの。
「入り組んだカバーの奥の奥にルアーを入れるためと、掛けてからバスを引っ張り出すためのパワーを重視してこのシステムにしました」
そしてノーマルカバー、ヘビーカバーにはスティックベイトのノーシンカーを導入。
「同じノーシンカーでもカバーに応じた使い分けがキモ」と同選手は語っていました。
バックスライドセッティグとノーマルセッティングを適材適所で投入したようです。
具体的には、カバーが複雑なスポットにはバックスライドセッティグで、タックルシステムは
ロッド:STZ 701MHFB-SV フランカー(パワー重視)
リール:SS-SV 8.1:1
ライン: STEEZ フロロ タイプモンスター14lb
フック:バサーズワームフック PST 4/0
というもの。
一方、奥行きがなくシンプルなカバーでの近距離戦にはノーマルセッティング
具体的なシステムは
ロッド:STZ 681MMHFB-SV ブラックジャック(軽さと操作性重視)
リール:STEEZ SV TW 8.1:1 SLP セミオーダーシステム
ライン:STEEZ フロロ タイプモンスター14lb
フック:バサーズワームフックSOS 4/0
ネコリグ:ブラックレーベル+661M/MLFB
リール:SS Air 8.1L SLPカラーカスタム
ライン:STEEZ フロロ10lb
というもの。
これらのシステムを駆使して勝利を勝ち取ったわけですが、とくにこだわったのが8.1:1というリールのギア比。
「回収スピードの早さは、今回のゲームでは絶対的なアドバンテージでした」
と語っていました。
適材適所なタックルの使い分けで鈴木選手は勝利をもぎとりました(写真には一部異なるタックルが写っています)
こうして激戦のマスターズで見事に勝利した鈴木選手、二日目の帰着寸前にキッカーとなるキロアップを立て続けに釣るなど、神がかっていた場面もあったようですが、試合後のインタビューでは「それも諦めない気持ちがもたらしてくれたものでしょう。そんな意味でも会心の勝利といえます」
とまとめてくれました。
そして……鈴木選手は疲れも見せずに翌週の22日に行われたW.B.S.第四戦と同時開催のオカッパリトーナメント「グラチャン・ルアマガコラボ」に駆けつけ、グラチャン参加者と「キャスティング対決」で盛り上がりました。
鈴木選手に勝てば賞品がもらえるというピッチング対決! 盛り上がりましたよ。結果は???
土浦在住の佐々木勝也も顔を見せてくれました
特集2
オリキン、H-1グランプリ 新利根戦に優勝!!
7月22日、新利根川において開催されたH-1グランプリ新利根戦で、オリキンこと折金一樹選手は2600gで堂々優勝いたしました。
灼熱の太陽が照り付ける中で約120名が参加して行われたこの試合、オリキンはプラで信頼できる釣り方を見つけ、それを実行すべく最上流を目指しました。移動に往復3時間ほどかかるので、釣りをする時間は限られてしまいますが、上流の方がサイズが良かったことも理由の一つです。
移動中、ローライトのタイミングがもったいないと、空いていたセブンイレブン近辺で幸先よくバズで800gを取り、堰まで移動。そこでプラのパターンを再現させました。
そのパターンとは、バンクに近いブレイクの2メーター以浅の水深+オダ。そこに近づいてピッチングでスモールクランクを投げ、潜らせて魚に気づかせ、オダにコンタクトさせて喰われるというもの。
遠くに投げてからオダに当てるという、普通のクランキングとは少し違った攻め方が、水温30℃オーバーのタフなコンディションで力を発揮したといいます。
さらにエビパターンも見つけており、それはウェイクベイトで攻略。船中9本という上々の釣果を残し、余裕を持って帰着したようです。
これでオリキンの年間ランクは4位! 相模湖の最終戦がますます楽しみになりました
この優勝に貢献したのがタックル。オリキンは信頼する以下のシステムを駆使して、自在なゲームを展開しました。
スモールクランクにはスピニングとベイトを使い分けましたが、
スピニングは
ロッド:エアエッジ681LS
リール:TATULA LT2500XH
ライン:フィネス ブレイブZ 4lb
ベイトは
ロッド:巻き物用610ML(プロト)
リール:SV LT LTD
ライン:フィネス ブレイブZ 10lb
ウェイクベイトには
ロッド:ブラックレーベル 681ULFS
リール:セオリー2506
ライン:PEパフォーマンス0.8号
バズベイトには
ロッド:ブラックレーベル プラス 6101MFB
リール:SV LT LTD
ライン:モンスター ブレイブZ 13lb
特集3
第23回 泳げる霞ケ浦市民フェスティバル
7月16日(海の日)、恒例の「泳げる霞ケ浦市民フェスティバル2018」が土浦市の霞ヶ浦総合公園で開催されました。今年で回を重ねて23回目のこのイベント、いまではすっかり定着したようで、酷暑にもかかわらず大盛り上がりでした。
キャスティングゲームはいつも一番人気です
昔のように霞ケ浦を泳げる湖にしようというこのイベント、着実に効果を表していますが、この秋には「世界湖沼会議」も開かれるとあって、その助走にもなっていたようです。
当日はW.B.S.によるキャスティングゲームなど、さまざまなアトラクションが実施されましたが、一番盛り上がったのが「さかなクン」の「ギョギョッとびっくりお魚教室」。さすがにその最中は他のコーナーが、がら空きになるほどでした。
さかなクンのパフォーマンスはさすがの一番人気でした