Ultimate 1月24日号

特集

プロが薦めるREBELLION!

強いて挙げればこの1! 

1月19日、横浜の釣りフェスティバルも大盛況に終わりました。DAIWAブースにも実にたくさんの方に来ていただき、厚く御礼申し上げます。

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三日間ともDAIWAブースには人の波が途切れることはありませんでした

 タックル的な観点で分析しますと、皆さんの注目の的は当然ですが新製品。ニューモデルはすべて来場者の大きな興味を集めていました。中でもSTEEZ AIR TWTATULA SV TWという二つのリール 、そして新しいルアーなどのコーナーには常に人垣が出来ていました。

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さすがに新製品のリールコーナーは最高の盛り上がりでした

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STEEZ AIR TW 体感コーナーも長い行列ができるほどでした

 しかし、それらにも負けないインパクトを与えていたのがニューロッド=REBELLION。常識に反逆すべくこの世に生を受けた怒涛の43アイテムは、その布陣だけでも圧倒的な存在感を訴えていますが、パフォーマンスも圧巻のひとこと。来たるべきシーズンには、個々のロッドすべてがそれぞれの分野でポテンシャルを発揮してくれそうです。

 というわけで今回は横浜釣りフェスティバルで、このシリーズの語り部ともなっている3人のアングラーに「この1本」という無茶振りに応えてもらいました。

 3人は異口同音に「すべてのアイテムが素晴らしいんですけど」と前置きして「強いていえば...」と「この1本」を解説してくれました。

●「オカッパリにおけるグラスコンポジットの優位性を体感してほしい」

梅田京介が指名する731MHFB-G

 DAIWAチーム最年少の「ウメキョー」こと梅田京介が手に取って解説してくれたのが731MHFB-G。実はオカッパリで強力な武器になるロッドと強調していました。

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ウメキョーが指名したのは731MHFB-G。オカッパリでのグラスコンポジットの優位性を感じてほしい、とのことでした

 「これまでオカッパリでのグラスのロッドが注目されなかった理由は、使えるルアーが限られていたし、重いので振り抜きも悪く、ルアーを狙ったスポットに運べないというマイナス面があったからです。でもリベリオンのグラスコンポジットはそんなイメージを根底から覆すロッドです。まさにオカッパリでこそ真価を発揮してくれると思います。

 その理由はやはりブランクス。カーボンと同じキャストフィールを持っています。何といっても軽いので取り回しが良く、キャストアキュラシーも完璧です。私はリベリオンのグラスコンポジットの中では一番長くて硬い731MHFB-Gをオススメします。

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ウメキョーの解説はとても分かりやすいものでした

 最近はオカッパリで大き目のルアーを投げて巻くだけの釣りが流行っています。そういったルアー自体の特性を生かした釣りに関しては、このロッドはメリットしかありません。投げやすいし巻き感度もいい。投げて巻く釣りにはほとんど対応してくれます。とくにオカッパリでのスティーズ・カバーチャターを使った釣りなどでは、このロッドの優位性が感じられると思います。

 もちろんビッグベイトも行けますよ。ガツンと掛けるよりスウィープに乗せる感じです。

 しっかり投げてしっかり巻けば、オートマチックに魚を掛けてくれる。そんなロッドです。いままでオカッパリで獲れなかった魚も獲れるでしょう。シンプルに投げて巻くだけで釣れる。つまり釣りを簡単にさせてくれるロッドです。

 このロッドなら、バスフィッシングが楽しくなるはずですよ」

 こうウメキョーはまとめてくれました。

●「絶妙なティップが魚を乗せてくれる」

佐々木勝也は691HFB-SBをピックアップ

 一方、霞ケ浦をベースに日々オカッパリを追求している佐々木勝也は691HFB-SBを採り上げてくれました。根底には霞ケ浦におけるオカッパリをイメージしているのはいうまでもありません。

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絶妙なティップがバイトを逃さない、と力説する佐々木勝也

 「僕は霞ケ浦本湖でビッグベイト系やアラバマリグなどを含めた巻きの釣りにこのロッドを使っています。護岸、葦周り、水門など、ショアラインの釣りはほぼこなしてくれます。

 遠投はしないので長さはそれほど必要ありません。それより操作性を重視してこの長さをチョイスしています。

 この種の釣りでは、基本的に巻いている最中に食ってくることが多い。つまり常にテンションがかかっている状態でバイトがあるんです。そんな場合にティップが入ってくれないと乗りません。硬いだけのビッグベイトロッドでは、バイトがあっても乗りにくいのはそのためです。

 その点、このロッドはティップが入ってくれるので、乗ったら巻きアワセでフッキングできるのです。ズバリ、霞ケ浦などでのオカッパリでは活躍してくれると思いますよ」

 さすが霞ケ浦を知り尽くしているだけに解説もライブ感がありますね。

●「究極のパワーバーサタイル」

小池貴幸が熱く語る731MHFB

 もう一人のリベリオンの語り部、小池貴幸が熱い視線を送るのが731MHFB。「この1本」という問いかけに、少し考えてからこのロッドをチョイスしてくれました。

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これ1本で日本中のパワーフィッシングが可能という小池貴幸

 「本来7フィート3インチのMHというと、振るロッドではあるけれど、細かくアクションさせることは得意ではありません。何故かというと、7フィート3インチゆえの持ち重り感、それがどうしても邪魔をするんです。

 ですがリベリオンの731MHFBはほぼ持ち重り感はありません。竿先は軽いし、質感は7フィート3インチですが空気を切る感じは7フィートと変わりません。

 ですから意外と幅広い使い方が出来ます。1/2ozのスイムベイトから1oz近いルアーを巻くことも可能だし、そうかと思うとクローワームの5gテキサスまでこなしてくれます。スティーズAIR TWのようなリールをセットするという前提なら、高比重ノーシンカーも使えます。

 要するにパワー系の釣りなら何でも出来るロッドです。パワー系のロッドを持っていらっしゃらない方がいたら、とりあえずこの1本をオススメします。これさえあれば日本中のパワーフィッシングが可能です。

 ロングキャストも出来るし、巻く釣りも打つ釣りもできる。迷う必要はありません」

と、三者三様でリベリオンの「この1本」を解説してくれました。ぜひご参考にしていただきたいと思います。