特集
トーナメント「秋の陣」早くも最高潮!
DAIWAメンバーも各地で大奮闘!
9月の声を聞くようになると、さすがに暑さも峠を越え、日に日に秋めいてきました。トーナメントもいよいよクライマックスに突入です。
今年はコロナに翻弄されたバストーナメントですが、各団体がそれぞれに懸命な対策を講じてなんとか開催される運びとなりました。他のプロスポーツと同じようにショートシーズンになりますが、それでも試合が開催されるだけで幸運と捉えるべきでしょう。選手にとっても、活躍できる場が与えられるわけですから。
9月12,13日にはJB、W.B.S.、TBCというメジャートーナメントが同時に開催され、それぞれの組織に属するDAIWAメンバーも思い思いに奮闘しました。
というわけで今回はとくに活躍が目立った選手にフォーカスしてみました。
その1
●橋本卓哉準優勝。赤羽修弥3位のW.B.S.第二戦
その週のトーナメントでDAIWAメンバーが一番華々しい成績を残したのはW.B.S.第二戦でしょう。
この試合には赤羽修弥、橋本卓哉、草深幸範という3名のDAIWAメンバーが参加しましたが、橋本選手が準優勝、赤羽選手が3位(タイ)、そして草深選手も7位と、全員がシングルフィニッシュいたしました。35チームが参加した中で、3選手全員がシングルフィニッシュ! これはかなり素晴らしい成績といえます。
土浦新港をスタートする橋本選手(写真W.B.S. 北崎光輔)
というのも、この試合は二日間フルリミットを達成したチームがいなかったほどタフなゲームだったからです。もっとも多くのバスを持ち込んだのは2チームで9本。その内の1チームが準優勝の橋本チームでした。
二日目は5本のリミットを達成した橋本選手(写真W.B.S. 北崎光輔)
ですが、橋本選手はプラの段階ではまったく見えておらず、かなりな弱気モードで試合に突入したといいます。霞ケ浦・北浦本湖ではまったく釣れる気がしなかったので、最終的に主戦場として指名したのが小野川上流。それもバスボートはほとんど上がって行かない最上流です。
これが幸いしたのか初日はリミットメイクの4085gで4位スタート。翌日はやや苦しんだものの4本2825gとまとめて準優勝に輝きました。この日の本湖は他団体のトーナメントのプラでボートを出す選手も多く、そういう人たちとのバッティテングを避けたエリアチョイスもクレバーだったといえましょう。
橋本選手の釣りはスティーズスピナーベイトをメインに、渋くなるにつれネコリグ、ダウンショットなどにスローダウンするというもの。
「プラでは見えていなかったので、魚が濃いと思われるエリアで地味にリミットメイクを心がけたのが準優勝につながりました」
と橋本選手は無欲の結果を口にしていました。
ちなみに橋本選手が導入したタックルは
●スピナーベイト用
ROD: BLX LG 6101MRB
REEL:STEEZ SLPW
LINE:スティーズフロロ14lb
LURE:スティーズスピナーベイト
●テキサス用
ROD: BLX SG 681MH/MFB
REEL:STEEZ SLPW
LINE:スティーズフロロ14lb
●ネコリグ用
ROD: スティーズ 631MLFB-SV スカイレイ
REEL:STEEZ AIR TW
LINE:スティーズフロロ8lb
今回の結果で、橋本選手の暫定年間ランキングは3位! 最終戦が大いに期待されるところです
この結果、橋本選手は暫定年間ランキング3位に付け、11月の最終戦を迎えることになりました。楽しみです。
そして3位タイに入った赤羽選手ですが、初日の朝一、当初の狙いの浚渫にカッ飛びました。しかし折からの爆風で断念。セカンダリースポットの桜川下流のハードボトムに移動。ここでビッグフィッシュ賞に輝いた1710gを獲り、3本ながら4095gと3位発進。二日目も同じスポットで粘り切り、キロアップを持ち込みお立ち台を確保しました。
桜川下流のハードボトムをスティーズフィネスジグで攻める赤羽選手。ロッドとラインが作る角度が絶妙です(写真W.B.S. 北崎光輔)
赤羽選手の釣りは二日間ともスティーズフィネスジグのボトム攻め。浅いスポットの沈み物にジグを落とし、丁寧にステイ&ズル引きさせ、魚に口を使わせる狙いで軽めのジグを使ったのが良かったようです。
「試合直前の動画ロケでこのジグを使ったことで自信を持った」と赤羽選手は語っていました
赤羽選手は二日目にもキロアップを持ち込みました(写真W.B.S. 北崎光輔)
赤羽選手のタックルは
ROD:STEEZ 681 MLMFB-SV スカイレイ パワープラス
REEL: STEEZ AIR TW
LINE:スティーズフロロ10lb
LURE:スティーズフィネスジグ3.5g+スティーズホグ2.2
(ビッグフィッシュは4.5gを使いました)
渋い中での3位入賞は立派です
赤羽選手も年間暫定5位に付けており、最終戦での逆転A.O.Y.も十分可能です。ぜひ注目して見守りたいと思います。
草深選手は二日間とも浚渫を攻め7位に入りました(写真W.B.S. 北崎光輔)
その2
JBは若手がバリバリ活躍しています
W.B.S.と同じ9月12,13の両日、長野県野尻湖でJBマスターズDAIWAカップが開催されました。
この試合には山下一也、藤田京弥、山下尚輝の若手トリオが参加しました.。
初日には藤田京弥選手が13位、山下一也選手が17位に入り期待を持たせましたが、最終的には山下一也20位、藤田京弥24位、山下尚輝43位に終わりました。
試合後に山下一也選手にお話を伺ったところ、以下のように語ってくれました。
「例年よりレイクのコンディションは良く、リミットが揃うのは難しくなかったので、大きい魚が釣れるエリアで勝負をかけました。初日はそれがまあまあ上手くいって、1300gフィッシュも釣れたんですが、二日目に失速してしまいました。
釣りは巻きキャロ、キャロ、ダウンショットの3本立てでした。初日に1300gを釣ったのは巻きキャロです。水深8メーターの4メーターラインにいる魚をシューティングで狙いました。
この時もタックルが助けてくれました。システムは
ROD:リベリオン 641L/MLXS-ST
REEL:バリスティックFW LT 2500S-C
LINE:スティーズフロロ2.5lb
というものでしたが、今回もソリッドの感度と喰い込みの良さ、そして魚を掛けてからのパワーが頼りになりました」
JBマスターズは一戦延期になり、最終戦は来月以降に開催される予定との事。そうなると現在の暫定年間ランキングが、山下一也選手3位、藤田京弥選手4位、山下尚輝選手6位ということですので、JBマスターズA.O.Y逆転の可能性も十分です。ビックタイトルに向けて、推移を見守りたいと思います。
クオリティフィッシュと丁寧なやり取り、藤田京弥:暫定年間ランキング4位(Photo by JB/NBC)
安定した成績を上げる、山下一也:暫定年間ランキング3位と好位置に付ける。
(Photo by JB/NBC)
暫定年間ランキング6位:山下尚輝、TOP50昇格を狙う。(Photo by JB/NBC)
上位入賞5名&表彰式インタビュアー:山下一也
その3
関西の三村プロも忘れてはいけません
皆さんこんにちは!
三村和弘です。厳重に注意しながらですが、試合再開となった湖が増えて来ました。
JB津風呂湖も延期、延期でしたが8月30日に第3戦が開催されました。参加者80人強。今年は猛暑で水温も30度越えのまさにタフコンディション。
狙いは岬、立木、レイダウンなどを4.5インチストレートワームでのダウンショット、ノーシンカーで狙いました。
ロッドはスティーズスカイボルト。ノーシンカーなどをオーバーハングなどややこしい(笑)所へのキャストが楽々に出来、バットパワーの粘りを持ちビックバスにも安心なロッドになっています!
ロッドもリールもベストなパフォーマンスを演じてくれましたワ
リールはイグジストFC LT2500S-C。軽さはもちろんですが、ドラグの滑らかさにはびびってしまいます。1番のお気に入りは巻き感覚の滑らかさです。巻いている感じがしっとりとしていて、魚が後ろに着いた?みたいな感覚も分かる気がするぐらいです!
ラインはフィネスブレイブZの3ポンド!津風呂湖は60クラスも釣れている湖ですがそこは試合です。タフを予想して3ポンドで勝負!
60オーバーも想定してラインはフィネスブレイブZの3ポンドを使いました。
フックはマスばり3番にバザースワームシンカーTG 1/16スリムを使用しました。このスリムシンカーはリザーバーや岩場、テトラなどスタックしまくりの根掛かり多発エリアでもすっとかわして抜けてくるシンカーです。
シンカーはもちろんスタックしにくいバザースワームシンカーTG1/16スリムですワ
そして津風呂湖もまあまあなクリアレイクであります。岸沿いをデカバスがスクールすることも多々あります。バカイチはTLX005を使用しています。しっかりとしたフレームで上や下、横からの光を遮り水面下が見やすくなっています。
偏光グラスはTLX005で決まりデンな
と、最強タックルで望みましたが、バカイチの力不足からかタックルのパワーを生かせずに23位で終了でした。しかし、最強タックルで望んだ全くの妥協なき部分は次回の自信に繋がりました。次回優勝報告したいなー!