Ultimate 3月24日号

特集 

トーナメント開幕近し!!

DAIWA勢の意気込みは!? 

 各地のフィッシングショーも盛況に終わり、日一日と春の息吹が感じられる今日この頃、いよいよ待ちに待ったバストーナメントが開幕されます。現在JBW.B.S.を始めとする各団体においても、運営側、選手側ともに準備に忙殺されているようです。

 今週末の32526日はJBマスターズ初戦が津風呂湖で、26日にはW.B.S.の初戦が土浦新港で開催される予定で、ついに戦いの火ぶたが切って落とされるというわけです。

 そこで今回は両団体の代表ともいえるプロに試合直前の取材を敢行してみました。まずはJBの青木唯プロです。 

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2022年、JBマスターズ野尻湖戦で優勝した時の青木唯プロ

 

  • トップ50とマスターズの年間は獲りたい 

 3月中旬、JBマスターズの初戦が行われる津風呂湖でのプリプラの最中、青木唯プロに今年の目標などを伺ってみました。青木プロといえば2022年はマスターズを始めとしてJB河口湖戦などを勝ちまくった男。今年も暴れまくる予感がアリアリですが、ご本人も「トップ50とマスターズの年間は獲りたい」と力強く語ってくれました。

 それもそのはず、2022年のマスターズにおいては第3戦、第4戦と連勝したにもかかわらずA.O.Y.を獲ることが出来なかったので、余計にタイトル奪取に燃えているのです。

 そんな意味では初戦の津風呂湖戦のプリプラに熱が入るのも当然のこと。釣りの片付けも終わった夕方、プラの感触を伺ってみますと...... 

「うーん、例年通りという感じですね。一昨年もここでマスターズが行われたんですが(青木プロは11位。ちなみに優勝は藤田京弥プロ)、その時より少し難しいかなという感じです。まっ、いつもの津風呂湖という感じです」

 開幕前に緊張などはするのですか? という問いには...... 

 「いや、それはないですね。いつもと同じです」

 と貫録十分な答えが返ってきました。さすがに勝ち慣れているプロの言葉は違います。今年も河口湖シリーズなどではブッチギリそうな予感もありますが、それに関してはややトーンダウンした答えが返ってきました。 

「今年はスケジュールの関係で出場できない試合もあるようなんです。トップ50のプラとかぶっている試合もあったりして......。現に河口湖Aは第1戦から辞退せざるを得ません。ですから出られる試合には出る、そんな感じです」

 そんな青木プロが期待を寄せているのが今年の新製品。

AIRITYとイグジストSFは大きな戦力になってくれると思います。とくにイグジストSFなんですが、少し使ってみただけで凄さがわかりました。早く実戦に投入したいですね」

 と期待に満ちた答えが返ってきました。青木プロのスピニングの釣りをさらにブラッシュアップしてくれるかもしれないこれらのリールを駆使して、大活躍する姿が今からイメージされます。

 他のDAIWAメンバーともども、大活躍を期待したいところです。

 

  • 「経験値を生かす」赤羽修弥プロ 

 318日、土浦市のホテルマロウドにおいて、恒例のW.B.S.開幕パーティ「KICK OFF BANQUET」が3年ぶりに開催され、DAIWAメンバーからは赤羽修弥プロ、草深幸範プロが顔を見せました。(橋本卓哉プロは西日本釣博2023参加のため欠席)。 

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W.B.S.の開幕パーティは100名近い参加者を数えました

 

 お二人には今年の抱負などを語っていただきました。まずは赤羽プロ。 

「今年、W.B.S.トーナントはフォーマットが大きく変りました。オフリミット制とポイント制の導入です。とくにオフリミット制が大きな影響力を持つといえます。直前のプラが前日以外できないわけですから。つまり、より経験値が生きるのかな、と。そんな意味では引き出しの数がモノを言うわけで、今シーズンは引き出しを開けまくってゲームに挑みたいと思います。

 新製品のAIRITYSS AIR TWももうじき加わりますし、それらの新戦力と経験値をプラスして結果につなげたいと思います。今年も厳しい戦いが予想されますが、経験とタックルのアドバンテージを生かしたいと思います」

 経験値と言えばW.B.S.において赤羽プロの右に出る者はいません。期待しましょう。 

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「経験値を生かす」と赤羽プロ

 

  • 「目標はA.O.Y.、それしかありません」草深幸範プロ 

 続いては草深幸範プロ。A.O.Y.トロフィを前にして、今年の抱負を語っていただきました。

「狙うのは一番価値があるタイトル、A.O.Y.です。それしかありません。そのためには一試合も外せません、とくに今年からポイント制が導入されるので、ノーフィッシュは絶対に避けなければなりません。参加点しかもらえませんからね。ですからゼロを叩かない手堅い戦略が求められます。 

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「素晴らしいタックルをサポートしていただいています。あとは釣るだけです、このトロフィを手にするために......」と草深プロ

 

 そして赤羽プロがおっしゃるように、オフリミット制の導入も大きな変革です。現在、第1戦のプリプラを終えたところですが、オフリミット制をどう解釈するか研究中です。

 私にとっても装備は万全過ぎるほど万全で、タックル、ウエアなど、これ以上ないサポートを受けていますので、あとは釣るだけ。結果で返すしかありません。頑張ります」 

 戦いはJB32526日、W.B.S.26日です。大いに注目いたしましょう。