特集
早くも話題沸騰!!
2023 バサー・オールスタークラシック
DAIWAは今年も例年通り様々なイベントでオールスターを盛り上げます(写真は2022年の様子)
年に一度のバスの祭典「バサー・オールスタークラシック」が今年も開催されます。日程は10月28、29の両日。エリアは昨年同様、利根川水系、霞ヶ浦、北浦ですが、今年は会場が霞ヶ浦トーナメントプレイス(大山スロープ)に変わり、スタート・帰着も同場所になります。
例年同様、トップアングラー達の二日間にわたる戦いが関東随一の水系で繰り広げられるわけですが、参加選手はワイルドカードを勝ち抜いた2名を含む23名。DAIWAチームからは青木大介、青木唯、赤羽修弥、奥村和正、清水盛三、橋本卓哉、藤田京弥の各プロが参戦します。
ところで今はまだ残暑厳しい8月下旬、10月末のイベントを特集するにはやや早い気もしますが、オールスタークラシックはすでにバサーの間で話題の中心になっているようです。というのも8月2日には琵琶湖でバサーオールスタークラシック ザ ・ワイルドカード2023琵琶湖戦が行われ、大きな注目を集めたからです。
そしてこの号がUPされる予定の8月25日には霞ヶ浦戦の結果も出ており、オールスタークラシックの話題はますます膨らみつつあります。
というわけで今回はバサー・オールスタークラシック に関連する選手の中から数名をピックアップして特集することにしたのです。
- その1 惜しかった! でも頑張った! 島後英幸プロ
バサーオールスタークラシック ザ・ワイルドカード2023琵琶湖戦で大きな見せ場を作ったのがDAIWAチームの島後英幸プロ。優勝者のウェイト=8300gにわずか400g足りない7900gで惜しくも2位に終わりました。それにしてもリミット3本でのこのウェイトはさすが琵琶湖です。オドロキました。
3位以下を大きく引き離した7900gは十分にインパクトがありました
オールスタークラシックは島後プロにとっても憧れの舞台。今まではDAIWAのイベントスタッフとして参加していましたが、競技そのものに出場できる挑戦権が与えられたということで、同プロは気合も十分に2週間、琵琶湖全域を回ってみっちりプラを行いました。
試合当日もそのプランに則り、有望スポットを回って7900gというスコアを作ったわけですが、本人は帰着前「これでは厳しいです。釣れていない時の試合だったら勝てるかもしれませんが、あと一本キッカーが来ないと無理かもしれません」と語っていたようで、その通りになってしまいました。さすがにスルドイ読みです。
試合後「悔しいです」と絞り出すように口にしましたが、その後は勝者への賛美を忘れませんでした。
島後プロの釣りはストラクチャーにおけるヘビーダウンショットがメイン。
メインに使ったタックルは.
1
ROD:BLX SG 7011MHXB-FR
REEL:ジリオン SV TW 1000XH
LINE:スティーズフロロX'LINK 20lb
2
ROD: :BLX トラベル C70MH-5
REEL:ジリオン 10.0 R-SV TW
LINE:モンスターブレイブZ 22lb
という2パターンでした。
こうして惜しくも2位に終わった島後プロですが、優勝者が7年挑戦し続けて権利を獲得したことを大きく評価していました。よって島後プロも、これからも機会があれば挑戦を続けてほしいものです。
- JBで絶好調の青木大介プロも参戦します
バサー・オールスタークラシックといったらこの人を忘れてはいけません。青木大介プロです。2014年2015年と2連覇している選手です。
今年で34回目を迎えるオールスタークラシックですが、連覇しているのは赤羽修弥プロ(三連覇)と本山博之プロ、今江克隆プロ、北大祐プロしかいません。
その青木プロですが、8月3日に河口湖で行われたJB河口湖Bで優勝。最終戦を残してランキング1位に付けています。
オールスター二連覇という実績を持つ青木大介プロ。大舞台に強いプロですので期待が膨らみます
「ランキング上位はタイトな関係で、最終戦が文字通り決着のゲームとなりますが、その方が面白いですね。悔いの無いようベストを尽くします。1位で終ることができればトップ50への道も拓けますので、何とかしたいと思います」(青木プロ)
そんな青木プロのJB河口湖B第三戦の勝利を支えたのが新兵器として導入したEXIST SF2500SS-H。
その使用感を伺ってみましたが
「完璧にライトライン専用になっていますので、河口湖のようなクリヤーレイクでフィネスな釣り、とくに3lbぐらいの細いラインを使ってデカバスを釣ることに関して、EXIST SFは使い勝手が最高です。
どんなところがいいかというと、軽いのはもちろんですが、違いがすぐに判るのが飛距離です。同じロッド、同じリグ、同じラインを使っても、明らかに他のリールとは違う。
使うルアーが軽いので、これは大きなアドバンテージです。
自分なりにその秘密を考えてみましたが、ショート化されたスプールのおかげで放出される時のライン抵抗が少なくなったと感じます。
もうひとつは一貫してEXISTの売りだったドラグの安定性がさらに良くなったと感じています。それもスプールのショート化が関係していると思われます」
と語ってくれました。
そして青木プロはオールスターでも優勝候補の一人。
「そうですね。楽しみです。面白いゲームを見せたいと思います。今年はスタート地点が変わるので戦略も異なると思います。まあ、見せ場は作りますよ」
という力強い言葉で締めてくれました。ビッグタイトルが似合うプロなので期待せずにはいられません。
- 清水盛三プロも狙っています
今回のオールスター特集でトリを務めてもらうのが清水盛三プロ。そうです、ディフェンディングチャンピオンです。胸のすくような勝ち方で会場やライブを観ていた人々を沸かせてくれた張本人です。
昨年のオールスターで優勝が決まった瞬間の清水プロ
ところで清水プロはお盆休みには釣りをしません。子供の頃から自宅で家族と過ごす慣例です。海に行くなどのレジャー活動もしないようです。
過去、オールスタークラシックがお盆時期に開催されたことがありました。(優勝はDAIWAチームの宮崎友輔プロ)。その時は同じ理由で欠場するほどでした。
ですから清水プロのお盆休みは取材チャンス! 編集部ではオールスタークラシックに関してお話を伺ってみました。
清水プロは持ち前の明るい大きな声で語ってくれました。
「そやね、今年は開催場所が変るので楽しみやね。僕としては雰囲気も変わるので嬉しいです。以前から場所やシーズンを変えてみたら?とは提案していたんですけどね。新しい環境で試合ができるのはエェと思いますよ。フレッシュな気持ちで出来ますからね。
唯一残念なのはダイワへらマスターズと日程がカブっているので、そっちを欠場しなければならないことですね。
2連覇ですか? そりゃーできればしたいですよ。霞ヶ浦では赤羽プロがKing of Kingsを含めると4連覇しているそうじゃないですか。すごいですよねー。
霞ヶ浦で行われたオールスター3連覇、そしてKing of Kingsで優勝した赤羽プロ
まだ試合までには2か月ほどありますから、具体的な釣りは煮詰めていませんが、フィジカルを鍛え始めようかと思っています。
意外なようですが、僕は走ったりして試合に向けてのトレーニングは常に行っているんですよ。そうじゃないとオールスターの場合、プラも含めて1週間以上ボートの上に立って釣りをしなければならないんですから、フィジカルを鍛えないととても持ちません。とくに僕はヘルニア持ちなんで、動いていないと固まっちゃって立てないですよ。
ですからこれからフィジカル、そしてメンタルを準備させようと思っています。
まあ、ディフェンディングチャンピオンといっても気負っても仕方ないので、ボチボチやりまっさ。ガハハハ」
なんか実際に2連覇しそうなテンションでした。ますます楽しみです。
- そして今年は史上初ともいえる充実のDAIWA陣が挑戦します。ご期待ください。
青木唯プロ
奥村和正プロ
橋本卓哉プロ
藤田京弥プロ
清水盛三プロ
赤羽修弥プロ
青木大介プロ